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2019.02.20 06:13|農業
2月5日付けのライブドアニュースより。

果物などの日本品種が韓国へ「産業スパイはどこにでも」と専門家警鐘

私がお隣の国について言及すると、どうしても過激になってしまうので手短に。
農畜産品に限らず、隣国は日本の技術を盗むことなど容易い、自分達でお金をかけて開発しなくても、
最新技術は日本の技術者を金銭で引き抜いて横取りすればいいとさえ考えているフシがある。
嘆かわしいことに、目先の利益に目がくらんで外国企業に技術や情報を売り渡す日本人も後を絶たない。

そういう輩に技術の盗用は重犯罪なのだと思い知らせるためにも、現行の不正競争防止法を改正し、
アメリカの経済スパイ法並みに厳しい量刑を科せるようにすべきである。

以前、東芝の技術開発部長が液晶テレビの技術ごと2億円でサムスンにヘッドハンティングされた。
それからサムスンは世界で液晶テレビのシェアを伸ばし、現状はご覧の通りだ。その元部長は「怖くて
日本には帰れない」と韓国に永住。この話は、日本の大手電機メーカーの元社員から直接聞いた話である。
このような例は枚挙にいとまがない。祖国に戻ることも出来なくなったこの元部長が、現在韓国で幸せな生活を
送っているとは到底思えない。会社と国を裏切り、自らの良心をたかが2億円で売り渡した代償は大きい。
2019.02.19 18:01|農業
ズッキーニの温床にトンネルを設営。ハウス用の分厚いビニール3枚をつなげてお手製トンネルの完成。
去年のモロヘイヤのボロいトンネルに比べ、格段に進歩した。すきま風も入らないからしっかり保温できるだろう。

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緑ズッキーニの先発組が無事に発芽。種が大きいだけに双葉も立派だ。
今日は黄色ズッキーニの先発組を播種した。緑から3日遅れの発根である。ズッキーニの発芽適温と生育適温は
10℃ほど違う。同じトンネル内でいかに上手に管理するかが腕の見せ所。。育苗が始まると本格的に忙しくなり
あまり休みも取れなくなるが、寒い冬が終わり、新しい季節に向けての野菜の作付け準備はいつも胸が踊る。
2019.02.19 08:14|農業
日の出がだいぶ早くなってきた。7時になるともう明るい。花粉も飛んでるようだし、気分はすでに春。
しかし、今年は農家受難の冬だった。上西郷は大根の産地だが、収穫されずに放置されたままの大根畑が
あちこちで目につく。産直ではきれいで立派な大根が1本60円。これじゃあ採る気も萎えるというものだ。

「豊作と暖冬で農家の野菜余りが深刻です。お安くするので買って下さい」という生協のチラシに、いずこの
農家も同じだな、とため息。豊作というのは本来喜ばしいはずなのに、農家にとってはそうならない事が多い。

1/8から10日間隔で播種したホウレンソウ。1週間前に播種した一番奥の3畝もだいたい出そろった。
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ハウスの倒伏ネギを露地に移植した。ここはイノシシが出没するので、ネギとホウレンソウしか作れない。
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ハウスの住人、三太郎とツゥたんの兄妹。放浪癖のある兄と家で兄の帰りを待ちわびる(?)妹。
「まるで寅次郎とさくらやな。」と夫がうまいことを言う。
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2019.02.19 06:55|農業
非結球ハクサイのてごろ菜にべと病らしき症状が散見されたので、あわててアミスターを散布した。
昨年も同じ病気になったのだから、もっと早くにダコニールかジマンダイセンを散布しとけば良かったと
悔やんだが後の祭り。野菜の病気は予防が基本。発病後に薬剤を散布してもあまり効果は期待できない。
わかってはいるのだが野菜が元気そうに見えるとつい後回しにてしまう。

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ハクサイのベと病にはアミスターの他にプロポーズ顆粒水和剤(40・M5)、リドミルゴールドMZ(M3・4)、
カーゼートPZ水和剤(27・M3)が予防と治療効果が期待できる薬剤で、発生前の散布に加え発病初期の
散布で効果を発揮するとのこと。アミスター以外は常備していない薬剤だが、プロポーズはアスパラの疫病と
ネギのベと病と葉枯れ病、リドミルはネギのベと病に適用がある。これからネギのベと病が流行る時期でもあるし、
プロポーズとリドミルは常備しておいた方がいいかもしれない。
2019.02.18 06:17|農業
永香農園の主力であり、ハウスで周年栽培している小ネギ。
数年の試行錯誤を経て、昨年にようやく品種固めができたところである。

7月から9月の盛夏期はブラックキング(中原)と黒泉夏用(みかど協和)の2品種で、それ以外は
さんぺい(中原)を栽培している。露地をやっていた時は倒伏に強い鴨頭(中原)を使っていた。
真夏の黒泉夏用を除き、すべて地元・福岡の中原採種場の品種である。

同じ福岡なので、種袋に書いてある能書きをそのまま参考にできるし、かつては国内小ネギ種のシェア
9割を誇った会社だけに、農家の細かいニーズに応えた品種を数多く揃えている。消費者への対応も親切で、
HPからメールで問い合せをした時に電話で回答をくれたことが何度かあった。そのようなことをしてくれた
種苗会社は初めてだったので、いたく感激したのを覚えている。

さて、うちの小ネギの中でも味の良さが光るのがさんぺいねぎ。さんぺいねぎの収穫中は辺りに
えも言われぬ芳香が漂う。それくらい香りと食味の良い小ネギで、さすが「味の良さでおすすめです」と
メーカーが推すだけのことはある。

大の小ネギ好きの私は何にでも小ネギをどっさり入れるが、さんぺいは本当に美味しい小ネギだと思う。
しかし悲しいことに2年続けて冬期にボトリチスに罹ってしまった。こんなに美味しい小ネギを一級品に
育てることができない自分の未熟さが情けない。もっと硬く締まった品種にすればもしかして病気には
強いのかもしれないが、そういうネギは美味しくないのだ。作りやすい品種は味がイマイチ、味の良い品種は
病気に弱く作りにくいというのは、野菜品種における通説である。

商売で農業をやっている以上、品種選びが味よりも見た目や収量の多さ、作りやすさ優先になるのは致し方の
ないことであるが、輸送や日持ちをさほど考慮に入れる必要のない、産直農家にしか作れない美味しい野菜も
実はいっぱいあるのだ。キュウリなら四葉、ミニトマトでも皮が薄くとろけるような食感の品種が出てきている。
流通には適さないこれらの品種をもっと産直農家の皆さんに作って欲しいなぁと思っている。
2019.02.17 20:20|日々のこと
うちではジャガイモといえばキタアカリ、というくらい、作るのも食べるのも長年この品種一筋だった。
品種を絞る段階では、シンシア、デストロイヤー(グラウンドペチカ)、ニシユタカ、普賢丸、デジマ、
インカのめざめ等色んな品種を試したが、キタアカリに勝る食味の品種には出会えなかった。
そうか病を克服できずにジャガイモ栽培を諦めてしまった後も、”栗じゃが”とも呼ばれるキタアカリより
味の良いイモはないだろうと使い続けていたのだ。

ところが、である。キタアカリの出回らない時期にたまたま生協で注文したメークイン、この何とも
聞き慣れた名前のイモが、意外にも大変美味しかったのである。キタアカリほどの味の濃さと甘みは
ないものの、メークインには実にお芋らしい味わい深さがある。メークインってこんなに美味しいお芋
だったんだ!と遅まきながら今頃気づいた。

自己主張しすぎず醤油味からバター味の料理まで引き立てるし、煮崩れしにくいけれど味染みは良い。
今日は夫の大好物の特製ポテサラを作ったのだが、煮崩れしやすいキタアカリだと形が崩れすぎてしまっていた。
ところがメークインは程良く粉吹きになりつつもグズグズにならない。
そんなわけで、今ではイモ料理はメークイン一色。

そういえば、修行していたフランス料理店でもイモはメークインだった。青果店の親父さんが、市販品では
見たことがないような20㎝はあろうかという立派なメークインを、段ボール箱で納めに来ていた。

そうそう、メークインは皮のむきやすさと芽を取らなくていいところもスバラシイ。
長く生き残っている品種にはそれ相応の理由があるのだなぁ。
2019.02.16 16:55|農業
先に根が出た緑ズッキーニの播種を育苗ハウスで行う。ここでの作業は実に半年振り。長ネギがない今年は
ここで仕事をする時間は大幅に減少する。これからは小ネギの育苗場所として、また収穫した落花生の干し場所
としての使用が主になる。

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倉庫の奥深くにしまっておいた電熱マットと電子サーモを接続し、さらに10メートルの耐雨延長コードで
母屋のコンセントにつなぐ。ズッキーニの発芽適温である28℃に目盛りを合わせ、電源を入れ、播種した
ポットを隙間を空けて並べる。黄色と緑の先発分は各10粒。1週間空けて残りを播種し、合計で200株の
苗ができる予定。しかし、緑は催芽開始後24時間で出揃ったのに、黄色の根が48時間経ってもまだ出ない。
ちゃんと出るか不安になってきた。
2019.02.16 06:04|料理とパン、お菓子
不慮の事故で亡くなられた洋菓子研究家、加藤久美子先生のレシピです。
1996年の3分クッキング掲載。加藤久美子先生のお菓子は材料の分量が細かくて
作るのは結構大変なんですが、手間をかけただけの甲斐のあるお菓子が出来ます。

道半ばで亡くなられたのは本当に残念です。お菓子作りに向かう姿勢に、
弓田亨先生のような求道者の雰囲気を感じさせる先生でした。

パン・ド・ショコラは、作り方はほぼ通常のガトーショコラと同じですが、焼き方に大きな違いがあります。
型の上からすっぽりアルミホイルをかぶせ、天板にお湯を張り、そこへお湯を張ったバットに入れた
ケーキを入れて二重の湯煎で焼きます。焼き菓子と生チョコの中間のような、とてもしっとりとなめらかな
食感のケーキになります。

あまりチョコレートが好きでない私が、このパン・ド・ショコラだけは例外でよく作りました。
人に差し上げてもすごく喜ばれるお菓子で、その口溶けの良さとしっとり感にみなさん驚かれるようです。
一度大失敗したことがありまして、これを夏に作って室温に置いといたら、翌日切った時になんと生地が
糸を引いていたのです!ショックでした・・・。湯煎焼きで、蓋をしたままゆっくり冷ますので普通のケーキよりも
傷みやすいのに、そこを全然考えてなかったんでしょうね。あれは今でもトラウマです。

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ちょっと写真を載せるのに躊躇する不細工なケーキになってしまいましたぁ!でも加藤久美子先生の
レシピですから味は美味しかったです。失敗の原因はメレンゲとチョコ生地の混ぜ具合でしょうなぁ。
あと、言い訳になってしまいますが、これはバレンタインに夫にあげる用に作ったので、無意識のうちに
雑な作り方をしてしまったのかもしれません。

加藤久美子先生のレシピは、3分クッキングのHP上で今でも見ることができます。先生の元で学ばれたお弟子さん達が
全国で加藤久美子先生のお菓子の素晴らしさを伝えていきたいと、頑張っていらっしゃるようです。
2019.02.15 16:46|農業
ホームベーカリーで催芽挑戦中のズッキーニ。催芽開始から24時間で緑品種はほぼ発根。
黄色品種はまだ1個も出ていない。
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明日緑品種は9㎝ポットに播種し、温床育苗開始。黄色品種はあとどれくらいで出てくれるだろうか。
2019.02.14 06:51|農業
黄色ズッキーニの種が届き、ようやく緑と黄色が揃った。トンネル早熟栽培で1月末播種、半促成栽培だと
2月中旬~下旬播種。初挑戦の今年は、育苗期間の短いハウス利用の半促成栽培でいくことにした。

ズッキーニの発芽適温は25~30℃。当然今の時期だと温床育苗。しかし催芽処理をせずに播種すると、
電熱温床でも発芽にムラが出ることはモロヘイヤの育苗で体験済み。やはりここは催芽をした方が確実だろう。
現代農業3月号に寄せられている農家の皆さんの夏野菜催芽方法に習えば、風呂の残り湯に浸ける、
電気ポットの胴体に巻く、腹巻きで自分の胴体に巻く、炊飯器の上に置く、などの方法がある。

炊飯器も電気ポットもない我が家。しばし頭を巡らせ、はたと閃いた。そういえば、発芽適温の25~30℃に
調節できる催芽にうってつけの家電があるではないか。ホームベーカーリーの生種おこし機能がちょうど
それくらいの温度設定だったはず。メーカーに確認すると、「企業秘密なので正確な温度はお教えできませんが、
30℃から28℃の間です」
とのこと。心の中で、”企業秘密ともったいつけるほどのことか?”とツッコミを入れる。
これで催芽器はOK。初めてのこととて多少の不安はあるものの、風呂の残り湯や腹巻きよりは確実だろう。

根がちょこっと出てきたところで9㎝ポリポットに播種。75穴もしくは50穴のセルトレーに播種後、
ポリポットに鉢上げする方法もあるが、なるべく手間を省きたいので今回は9㎝ポリポットに播種。

また、播種時期の留意点として、低温期には雌花が先に着生・開花するので、半促成では雌花のみが
開花し、受粉できないことがあると。栽培本数の1割程度を1週間早く播種・定植しておくことも、
雄花を確保するひとつの方法であるとのこと。

まずは上の段取り通りに確実に発芽させること。そこでようやく第一段階クリアである。
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プロフィール

nonogu

Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん3人、後継者候補のアルバイト男性一人に研修生一人。主な栽培品目はアスパラ、ネギ、ホウレンソウ、ニンニク、里芋、落花生。

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