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2019.02.19 08:14|農業
日の出がだいぶ早くなってきた。7時になるともう明るい。花粉も飛んでるようだし、気分はすでに春。
しかし、今年は農家受難の冬だった。上西郷は大根の産地だが、収穫されずに放置されたままの大根畑が
あちこちで目につく。産直ではきれいで立派な大根が1本60円。これじゃあ採る気も萎えるというものだ。

「豊作と暖冬で農家の野菜余りが深刻です。お安くするので買って下さい」という生協のチラシに、いずこの
農家も同じだな、とため息。豊作というのは本来喜ばしいはずなのに、農家にとってはそうならない事が多い。

1/8から10日間隔で播種したホウレンソウ。1週間前に播種した一番奥の3畝もだいたい出そろった。
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ハウスの倒伏ネギを露地に移植した。ここはイノシシが出没するので、ネギとホウレンソウしか作れない。
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ハウスの住人、三太郎とツゥたんの兄妹。放浪癖のある兄と家で兄の帰りを待ちわびる(?)妹。
「まるで寅次郎とさくらやな。」と夫がうまいことを言う。
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2019.02.19 06:55|農業
非結球ハクサイのてごろ菜にべと病らしき症状が散見されたので、あわててアミスターを散布した。
昨年も同じ病気になったのだから、もっと早くにダコニールかジマンダイセンを散布しとけば良かったと
悔やんだが後の祭り。野菜の病気は予防が基本。発病後に薬剤を散布してもあまり効果は期待できない。
わかってはいるのだが野菜が元気そうに見えるとつい後回しにてしまう。

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ハクサイのベと病にはアミスターの他にプロポーズ顆粒水和剤(40・M5)、リドミルゴールドMZ(M3・4)、
カーゼートPZ水和剤(27・M3)が予防と治療効果が期待できる薬剤で、発生前の散布に加え発病初期の
散布で効果を発揮するとのこと。アミスター以外は常備していない薬剤だが、プロポーズはアスパラの疫病と
ネギのベと病と葉枯れ病、リドミルはネギのベと病に適用がある。これからネギのベと病が流行る時期でもあるし、
プロポーズとリドミルは常備しておいた方がいいかもしれない。
2019.02.18 06:17|農業
永香農園の主力であり、ハウスで周年栽培している小ネギ。
数年の試行錯誤を経て、昨年にようやく品種固めができたところである。

7月から9月の盛夏期はブラックキング(中原)と黒泉夏用(みかど協和)の2品種で、それ以外は
さんぺい(中原)を栽培している。露地をやっていた時は倒伏に強い鴨頭(中原)を使っていた。
真夏の黒泉夏用を除き、すべて地元・福岡の中原採種場の品種である。

同じ福岡なので、種袋に書いてある能書きをそのまま参考にできるし、かつては国内小ネギ種のシェア
9割を誇った会社だけに、農家の細かいニーズに応えた品種を数多く揃えている。消費者への対応も親切で、
HPからメールで問い合せをした時に電話で回答をくれたことが何度かあった。そのようなことをしてくれた
種苗会社は初めてだったので、いたく感激したのを覚えている。

さて、うちの小ネギの中でも味の良さが光るのがさんぺいねぎ。さんぺいねぎの収穫中は辺りに
えも言われぬ芳香が漂う。それくらい香りと食味の良い小ネギで、さすが「味の良さでおすすめです」と
メーカーが推すだけのことはある。

大の小ネギ好きの私は何にでも小ネギをどっさり入れるが、さんぺいは本当に美味しい小ネギだと思う。
しかし悲しいことに2年続けて冬期にボトリチスに罹ってしまった。こんなに美味しい小ネギを一級品に
育てることができない自分の未熟さが情けない。もっと硬く締まった品種にすればもしかして病気には
強いのかもしれないが、そういうネギは美味しくないのだ。作りやすい品種は味がイマイチ、味の良い品種は
病気に弱く作りにくいというのは、野菜品種における通説である。

商売で農業をやっている以上、品種選びが味よりも見た目や収量の多さ、作りやすさ優先になるのは致し方の
ないことであるが、輸送や日持ちをさほど考慮に入れる必要のない、産直農家にしか作れない美味しい野菜も
実はいっぱいあるのだ。キュウリなら四葉、ミニトマトでも皮が薄くとろけるような食感の品種が出てきている。
流通には適さないこれらの品種をもっと産直農家の皆さんに作って欲しいなぁと思っている。
2019.02.17 20:20|日々のこと
うちではジャガイモといえばキタアカリ、というくらい、作るのも食べるのも長年この品種一筋だった。
品種を絞る段階では、シンシア、デストロイヤー(グラウンドペチカ)、ニシユタカ、普賢丸、デジマ、
インカのめざめ等色んな品種を試したが、キタアカリに勝る食味の品種には出会えなかった。
そうか病を克服できずにジャガイモ栽培を諦めてしまった後も、”栗じゃが”とも呼ばれるキタアカリより
味の良いイモはないだろうと使い続けていたのだ。

ところが、である。キタアカリの出回らない時期にたまたま生協で注文したメークイン、この何とも
聞き慣れた名前のイモが、意外にも大変美味しかったのである。キタアカリほどの味の濃さと甘みは
ないものの、メークインには実にお芋らしい味わい深さがある。メークインってこんなに美味しいお芋
だったんだ!と遅まきながら今頃気づいた。

自己主張しすぎず醤油味からバター味の料理まで引き立てるし、煮崩れしにくいけれど味染みは良い。
今日は夫の大好物の特製ポテサラを作ったのだが、煮崩れしやすいキタアカリだと形が崩れすぎてしまっていた。
ところがメークインは程良く粉吹きになりつつもグズグズにならない。
そんなわけで、今ではイモ料理はメークイン一色。

そういえば、修行していたフランス料理店でもイモはメークインだった。青果店の親父さんが、市販品では
見たことがないような20㎝はあろうかという立派なメークインを、段ボール箱で納めに来ていた。

そうそう、メークインは皮のむきやすさと芽を取らなくていいところもスバラシイ。
長く生き残っている品種にはそれ相応の理由があるのだなぁ。
2019.02.16 16:55|農業
先に根が出た緑ズッキーニの播種を育苗ハウスで行う。ここでの作業は実に半年振り。長ネギがない今年は
ここで仕事をする時間は大幅に減少する。これからは小ネギの育苗場所として、また収穫した落花生の干し場所
としての使用が主になる。

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倉庫の奥深くにしまっておいた電熱マットと電子サーモを接続し、さらに10メートルの耐雨延長コードで
母屋のコンセントにつなぐ。ズッキーニの発芽適温である28℃に目盛りを合わせ、電源を入れ、播種した
ポットを隙間を空けて並べる。黄色と緑の先発分は各10粒。1週間空けて残りを播種し、合計で200株の
苗ができる予定。しかし、緑は催芽開始後24時間で出揃ったのに、黄色の根が48時間経ってもまだ出ない。
ちゃんと出るか不安になってきた。
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Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん一人、アルバイトの男の子一人。主な栽培品目はネギ、アスパラ、落花生、ほうれん草など。

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