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2020.04.04 21:47|好きなこと
クリスが亡くなった時、ふとゴルデーワ&グリンコフの事が頭をよぎりました。
似たような辛い経験をしたゴルデーワ、元気してるんかしら、と思って検索してみたら5年も前に
クーリックとは離婚していました。可愛い娘さんもいて、家族4人仲良くやってるもんだと思ってたので意外でした。
しかし彼らも離婚の一度や二度は当たり前のロシア人。別れてても不思議はないかというのも正直なところです。

ロシア人が相手をとっかえひっかえするのは、フィギュアファンなら先刻承知と思います。
安藤美姫のコーチだったモロゾフはバツ3、他にも挙げればキリがない程くっついたり離れたりしてます。
グループ内で彼氏と彼女が一巡するアメリカの青春ドラマを見ているようでもあり。寒さが厳しい国の人は
案外ドライなのかもしれません。北海道も離婚率高いですしね。

ロシア人は結婚にも離婚にも躊躇がないばかりか、早婚です。その理由は、旧ソ連時代から人口増加策として
独身税と子無し税が課せられていたからだと思われます。ゴルデーワも最初の結婚は19歳でした。
相手はペアのパートナーのグリンコフ。二人のおとぎ話のようなロマンスと、その後に訪れる悲劇は
往年のフィギュアファンならご存知でしょう。

ゴルデーワとクーリックの離婚を知って、実は少し嬉しかったんですよ、私。
やっぱりカーチャにはグリンコフでなきゃ、とどこかで思ってたので。そりゃクーリックだって十分男前だし
五輪金メダリストだし、あれだけ辛い思いをしたカーチャが幸せならそれでいいかと。それだけ、G&Gがあまりにも
理想的なカップルだったのです。夢見る乙女の妄想を具現化したようなとでも申しましょうか。
一緒にいる二人を二度と見ることが出来ないから、余計に神格化してしまっているのかもしれませんね。

個人的には、ベレズナヤ&シハルリドゼ組が唯一彼らに近い雰囲気を醸し出せるカップルだったと思います。
密かにくっついてくれないかなと念じていたのすが、二人の友情がロマンスに発展することは残念ながらありませんでした。

軽々とカーチャを抱き上げ、大きな体と愛でカーチャを包み込むセルゲイと、一途な眼差しで彼を見上げる
カーチャ。二人の姿は永遠に若いまま私達フィギュアファンの記憶の中に生き続けています。


世界中のG&Gファンによってたくさんの動画が上がっている中で、この動画の35秒からの映像が一番
キュンキュンしました。リンク中央に滑り出す直前、緊張した表情のカーチャに何かを語りかけるような眼差しで、
愛おしげに見つめるセルゲイ。G&Gは永久に不滅です!
2020.04.02 21:10|好きなこと
京マチ子を追っていたら、2本の映画で若尾文子さんと共演されていた。
けれん味のある京マチ子の演技とは異質の存在感と演技に惹かれ、『清作の妻』を観賞。

最近観た古い日本映画の中で最も強烈な印象。至純の愛とはこういうものか。
イタリアで映画を学んだ人間追求型のリアリスト増村保造監督に愛された女優だけあって、演技に真実味がある。
台詞はごく少ないが、目だけで感情を表現する。夫の出征直前、その目の奥に狂気がともり、次第に正気を失っていくさまは
凄みがあった。この映画の若尾文子さんは女の私でもゾクッとするような妖しい色香を放ち、これぞ魔性の女といった感じ。

『愛のコリーダ』と『マレーナ』を足して二で割ったような映画、と言うと少し乱暴か。
若尾文子さん自身が一番好きという、同じく増村保造監督の『妻は告白する』も観らねば。




『ニュー・シネマ・パラダイス』の名匠、ジュゼッペ・トルナトーレ監督作品。個人的に世界一の美女と思っている、
イタリアの宝石、モニカ・ベルッチ主演。戦争に夫を持って行かれた美貌の妻がナチス将校の愛人となって・・・。
ほとんど喋らないモニカ・ベルッチの美貌はヘタな台詞よりも雄弁。鬱積した女の嫉妬が爆発する場面は強烈。
2020.03.22 21:55|好きなこと
近頃、古い邦画にハマっている。
それも1950年代から60年代の、相当古い作品が中心。

『羅生門』、『赤線地帯』と立て続けに観て、京マチ子の魅力に開眼。
そこで昨日は、小津安二郎監督作品の『浮草』を観賞した。


役者の技量の高さは言わずもがな、当時の日本の風景、人々の生活に胸が熱くなるような懐かしさを覚えた。
これがいつ頃の日本を描いているのか。劇中に『戦争で全部焼けちゃって・・・』という台詞があるので、おそらく
戦後間もない頃だろう。この作品が作られた昭和34年は高度経済成長期の真っ只中で、都会では欧米の文物が
津波のように押し寄せていたはずである。ロケ先は三重県志摩市波切だそうだが、現在では撮影当時の懐かしくも
古い町並みは完全に失われ、美しい石垣塀や家並みも跡形もなく姿を消していた。

懐かしいと言っても、この映画の中の日本は自分の育ってきた時代よりだいぶ前で、もはや異国情緒への憧れに近い。
言っても詮無いことだが、日本人はこのような貧しくもつつましい生活を続けていれば良かったのではないかとさえ感じる。

中村鴈治郎と杉村春子が酌をしながら会話をする場面と、同じく鴈治郎と京マチ子が土砂降りの中、小径をはさんで
互いを面罵する場面を見られだけでモトは取れた。私はこれらの役者さんの凄さを表現できる語彙を持たないけれど、
とにかく圧倒される。存在感に目が釘付けになる。

アマゾンプライムのシネマコレクション by KADOKAWAで観られる名画がたくさんある。
これからしばらく邦画めぐりの楽しみは尽きそうもない。
2020.03.10 20:46|好きなこと

阪妻じゃなく、三船敏郎と高峰秀子版を観ました。三船敏郎38歳、高峰秀子34歳の時の作品です。
荒くれ男の秘めた恋心が哀しい。男って本気で惚れた女には純情なんだよなぁ・・・(遠い目)。

『奥さん、俺は、さ、寂しかったんじゃ・・・』
『俺の心は汚い・・・!』


のところでもう涙腺が・・・。

三船敏郎、男の色気全開でほんっとカッコいいわ~。これでまだ30代ですよ。今時こんな俳優おらんでしょ。
昨今のアイドルやモデルあがりの俳優が束になったって敵いやしませんってば。

こういう作品を観ると、昔の俳優と現代の俳優の次元の違いを感じて寂しくなります。
先日緒形拳主演の『復讐するは我にあり』を観たときも感じたことなんですが、まず発声からして違う。
大声を出さなくても良く通るし、ズシンと響きます。脇役一人とっても雑な演技の人がいなくて、
それぞれに存在感があって印象的なんですよね。
2020.03.07 21:31|好きなこと
昼休みにチビチビ読んでいた高峰秀子の自伝を読み終えました。

高峰さんの映画は観たことがないのですが、”日本映画史上、最高の大女優・名女優として評価される存在”(Wikipedia)
と呼ばれているのを知り、すごい方だったんだなぁと。日本映画の揺籃期から第一線で映画界を見てきた方なので、
日本の映画史を語る上で欠かせない名前が次々に登場します。黒澤明や三船敏郎、小津安二郎に木下恵介など。
そんな中で最もページを割かれていたのは、最愛の夫君、松山善三氏と出会うきっかけともなり、お二人の結婚の
仲人もつとめた”天才”木下恵介監督との数々の挿話。同性愛者であり、冷徹な目で女を描き続けた木下監督でしたが、
高峰さんの事は人間としても女優としても心から信頼していたようです。

上巻は戦前から子役として活躍した高峰さんのいわば青春編。戦争史として読んでもいいくらい勉強になる内容で、
上巻の個人的ハイライトは巻末部分、特攻隊基地へ慰問に行った時のお話です。

特攻隊慰問では、フィナーレに「同期の桜」を合唱する。まだ少年としか言いようのない紅顔の特攻隊員は、
舞台の私達と一緒に歌った。この人々の行く手に待っているのは、確実な「死」である。(中略)私は二十一歳だった。
見物席から食い入るように私を見上げ歌っている彼らの目を、とても、まともにみつめられはしない。
喉元に熱いかたまりが突き上げてきて、私は半べそだ。(中略)私の涙に誘われたのか、こらえていた涙がいちどきに
溢れ出たのか、見物席の隊員たちはオイオイと男泣きに泣き出した。「同期の桜」。私の脳裏によみがえるのは、
あのときの、恥も外聞もないといった特攻隊員たちの子供のような嗚咽である。


戦争が終わり、GHQが乗り込んできたところから始まる後編。こちらのハイライトもほぼ巻末。
執筆時、結婚二十一年目を迎えたというご夫妻の、海よりも深い夫婦愛がしのばれる箇所です。

もし夫がさきに死んだとしたら、私は夫を四角く冷たい墓石の下に埋めこんでしまうつもりは毛頭ない。
そんなことをするくらいなら、我が家の庭で毎春美しい花を開く、夫の愛する白木蓮の下にでも眠っていて
もらうほうがまだマシである。(中略)夫の骨を、墓石の下に埋めずに、いったいどうするつもりか?といえば、
私は生前彼が愛した李朝の壺にでも押し込んで、いつも私のかたわらに置いておく。(中略)
私のようなトンマな女房を、かげになりひなたになっていたわり続けてくれた大切な夫の骨を納めるからには、
女房たるもの一世一代のフンパツをしなければ女がすたる。

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nonogu

Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん3人、後継者候補のアルバイト男性一人に研修生一人。主な栽培品目はアスパラ、ネギ、ホウレンソウ、ニンニク、里芋、落花生。

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