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2024.03.16 14:56|好きなこと
初夏どりキャベツとブロッコリーの育苗播種をしました。
本来は3月初旬頃の予定だったんですが、寒い上に雨続きで延び延びになってしまいました。
明日は雨の予報で、晴れて気温が上がる今日はまさに種まき日和。

庭に出ると山からウグイスのさえずりが聞こえ、花は爛漫と咲き誇り、足元にはタロとタッキー。
あ~、幸せ♪と思わず声が出てしまいました。

種袋の裏の栽培例を見ると福岡県沿岸部は暖地に区分されていますが、
山沿いの我が家は沿岸部に比べ気温が低いので、温暖地の播種時期を参考にしました。
今日蒔いた三種類とも播種期限ギリギリだったんですけども、春蒔き野菜は秋冬野菜ほど
播種期限に神経を尖らせなくても大丈夫です。

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(左)今年、春と夏の間に作る予定の野菜。カブとビタミン菜は3月末から4月にかけて直播する予定。
これまで野菜の種は各メーカーの品種が買えるところでまとめて購入していましたが、今回はサカタの品種で揃え、
サカタに一括注文しました。新種と古種が入れ替わる時期は、育種元から直接購入する方が早く届くので
急いでいる時はメーカー直営のオンラインショップで買います。
(右)玄関前に置いた鉢植えの花。ビオラとボンザマーガレットは今が盛り。アジュガとガザニアもぼちぼち蕾が
付き始めました。冬枯れの庭に彩りを添えてくれます。

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(左)キャベツ2種とブロッコリーで25株分の種をまきました。二人暮らしには十分な量です。
(右)ネキリムシ対策でネットを張りました。

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(左)収穫した後のキャベツからたくさんのナバナ(脇芽)が伸びてきました。てごろ菜に花芽が伸びてきた時には
”全部食べ切れなかった、残念”と心底がっかりしたものですが、その後ひと月以上もナバナが採れています。
生命力旺盛で長く楽しませてくれるアブラナ科野菜って素晴らしい!
(右)タロとタッキー。水仙は猫には猛毒だからかじっちゃいかんよ、タッキー。
2024.02.23 23:10|好きなこと
桐野夏生著「夜の谷を歩く」と山口恵以子著「風待心中」を夢中になって読んだ。
翌日の仕事は気になったが止められず、真夜中近くまでかかって読了した。

私は話に引き込まれると途中で切り上げられないたちで、若い頃はそのせいでよく夜明かししたものである。
この年になるとさすがにそんな無茶はしないけれど、久方ぶりに時間を忘れむさぼり読んだ。

数か月ぶりに読書熱が高まっている。この機を逃してはならないと2冊を買い足した。
1冊は、念願だった角幡唯介さんの「空白の5マイル」と、桐野夏生の「デンジャラス」。

誰の手垢もついていない本は何年ぶりだろう。
ページを開くと新しい紙の匂いが鼻をくすぐる。指をさしはさめばペリリと音さえ聞こえてきそうだ。
電子書籍も浸透してきているようではあるが、やはり私は紙の質感と匂いを感じながら読みたい。

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(左)「デンジャラス」は谷崎潤一郎にまつわる物語。文豪を取り巻く愛憎を著者の毒でどのように味付けしているのか楽しみだ。
そして念願の角幡唯介著「空白の5マイル」。数年前に立ち読みした雑誌で角幡唯介さんの文章力に衝撃を受けて以来、ずっと読みたいと思っていた。
冒険ものに興味があるわけではなく、ひとえに角幡さんの文章を読みたいがために選んだ1冊。
(右)なんでこんなの買っちゃったんだろう?と自分でも不思議な3冊。読後には林真理子氏の
ユーミンへの強烈なあこがれとコンプレックスだけが残った。

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(左)読書家の夫からも不定期に推薦の書が回ってくる。自己啓発的なものが多く、和田秀樹と千田琢哉がおすすめとのこと。
(中)購入後手付かずのままになっている本。買ったことすら忘れてしまっているものも。
(右)これらはどれだけ時間がかかっても読破したい秘蔵の書。自分のルーツなのに知らないことが多すぎて、
年々日本と日本人についてもっと知りたいという気持ちが大きくなる。難解な内容の本が多いが、読まないと始まらない。
2024.02.18 00:02|好きなこと
引っ越しから1年8か月経って普段の行動範囲はほぼ北九州方面に移り、おととしまで住んでいた
福津市方面に行くことはほとんどなくなりました。今日は愛車のオイル交換で久しぶりに宗像方面へ。
オイル交換の時は毎回、作業終了の連絡があるまで同じ敷地内の大型古書店で時間つぶしをします。

アマゾンも手っ取り早くていいけれど、直に本を手に取って選ぶ愉悦はまったく別もの。
今日は、桐野夏生「夜の谷を行く」と栗原はるみ先生の「楽しいこといっぱい」、そして山口恵以子「風待心中」の3冊を選びました。
男性作家好みの私には珍しく女性の本ばかり。3冊ともに赤色の装丁で華やかです。

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「夜の谷を行く」は連合赤軍外伝とでも呼びたい作品。桐野夏生のダークな世界が味わえそうです。

栗原はるみ先生65歳の記念に刊行された初のエッセイ。夫君の栗原玲児さんがまだご存命の時に書かれたもので、
お二人の夫婦愛が垣間見えるエピソードがあちこちにちりばめられています。天真爛漫で愛情豊かなお人柄が表れた
はるみ先生の文章が好きで、読むと気持ちがほんわか温かくなります。

山口恵以子さんはクロワッサン誌上で何度か拝見したことはあるのですが、作品を読むのは初めて。
50歳で作家デビューという遅咲きなところと、お兄様とお母様をおひとりで介護されると言う厳しい状況にあっても
途切れることなく作品を世に送り出してきたバイタリティに、勝手に勇気づけられています。

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(中)バレンタインデーに夫に作った加藤久美子先生のパン・ド・ショコラ。チョコレートが苦手な私が唯一作るチョコレート菓子で、
ダークチョコレートのほろ苦さとラム酒が効いた大人向けの味です。常温に戻して口に含むとふわぁとほどける極上の食感で、
どなたに差し上げても喜ばれる、私のとっておき。加藤久美子先生が火事で亡くなられたと聞いた時は耳を疑いました。
ご存命であれば沢山の独創性あふれるお菓子を創作されていたことでしょう。日本の洋菓子界にとって大きな損失であったと思います。
(右)待ちに待ったのらちゃん菜の頂芽が伸びてきました。これから楽しみです。
2024.01.29 12:32|好きなこと
私の近頃一番の楽しみというと、もっぱらTVで大相撲と昔の時代劇を観ることなのである。
年寄り臭いと言われようが面白いものは面白い。

世間では相も変わらず韓国ドラマが人気を博しているらしいけども、
そっち方面にまったく食指が動かない私は米国のTVドラマと日本の時代劇を行ったり来たりしている。

出勤前の筋トレタイムにはBS朝日で放映中の「暴れん坊将軍」でやる気を喚起し、帰宅後は家事をしながら大相撲観戦。
昨日千秋楽を迎えた初場所も、連日推しの力士が繰り広げる熱い戦いに手に汗握る日々。

”行け、頑張れー!もう一押し!もっと押さんかい!あ~あマズい・・・!マズいよ、あららら・・・”と騒がしい事この上ないが、
当人は心から楽しんでいる。大相撲が終わると何だか心にぽっかり大きな穴があいたみたいで、次の場所が本当に待ち遠しい。

チャンネル主導権を一手に握る父がNHKを偏愛していたせいで、子供のころから大相撲は常に身近にあった。
そして幸運な事に私が一番熱心に相撲を見ていた1980年代は、昭和の大横綱・千代の富士の全盛期と重なる。
千代の富士と同時代には、朝潮や琴風、隆の里に大乃国といった錚々たる名力士がいたけれども、私にとっては
強さとその精悍な風貌で千代の富士は唯一無二の存在だった。

昭和が幕を閉じ、若貴兄弟の台頭などで無敵を誇った千代の富士の強さにも陰りが見え始めた。
千代の富士の引退を機に私の相撲熱はすっかり冷め、その後はまったく相撲を観なくなってしまった。
たぶん私は相撲そのものというより、千代の富士が好きだったのだ。

その後長いこと相撲界は海外出身力士が席巻し、不祥事も相次いで、
千代の富士以上に応援したいと思える力士は出てこないだろうと思っていた。
ところが、久しぶりに観ると個性的な力士が目白押しですごく楽しめたのである。

現在の私の推しは若元春と錦木、朝乃山。
若元春の弟の若隆景にも早く幕内に戻ってきてまた湧かせて欲しい。
長兄の幕下・若貴元も入れて相撲ファンから大波三兄弟と呼ばれているこちらの兄弟力士、
アンコ型の力士が大勢を占める現在の角界では異彩を放つ筋肉質の締まった体付きと精悍な顔立ちが
千代の富士を彷彿とさせるのである。これは応援しないわけにはいかないだろう。

顔立ちだけなら千代の富士そっくりな翔猿、毎回派手な立ち回りで勝っても負けてもヤンヤの大喝采を浴びる宇良、
肩透かしプリンスの異名をとる幕内最軽量の翠富士に愛嬌のある熱海富士も大好きである。
叔父さん似の見た目と闘志みなぎる表情で損しているけれど、実は好青年ともっぱらのうわさの
豊昇龍も応援しているし、穏やかで常に泰然自若とした霧島にはぜひとも照ノ富士の跡を継いで横綱になってほしい。

次の大阪ではどんなドラマが待っているだろう。
待ちきれない。
2023.11.21 11:49|好きなこと
最近、テーブルランプ収集に凝っています。
きっかけは、前の持ち主の方が置いていかれた古いナショナルのテーブルランプとの出会いでした。

それまでは部屋の照明なんぞ手元が見えりゃいい程度で特段思い入れもなかったのですが、
これを置いた一角がファッション雑誌風に言うとリュクス?ってんですか、そういう雰囲気になりましてね。
部屋の雰囲気を一変させる灯りの効用を認識することとなりました。

昔の日本映画を見ていると、かつては日本人も控えめな灯りを好んでいたように見えます。
それが、高度成長期の1959年公開の小津安二郎の「お早よう」辺りから、住まいのしつらえも人々の装いも現代に近くなり、
「秋刀魚の味」や「麦秋」で横溢していた風情というものが失われてしまったように感じました。
家庭内を照らす灯りは一点集中の煌々としたものに変り、ランプやローソクが醸した陰影は日本の家庭から消えていったんですね。

対照的にヨーロッパやアメリカでは今も間接照明が灯りの主役です。
最近、欧米の映画に出てくる家のインテリア、特に照明の意匠を観察する事に凝っていましてね。
先日も「ユー・ガット・メール」を見ていたところ、メグ・ライアンの部屋をぐるりと見わたす僅か40秒ほどの場面で、
なんとテーブルランプを7個も発見。彼らの間接照明に対する情熱を垣間見た気がしました。

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(左)メルカリで2台セットで手に入れた年代物のライト。木肌の傷が良い感じ。居間のテレビの横と自室に1台ずつ。
(中)これもメルカリで。台座の部分が陶器になっていて和の趣があります。高さ75センチとかなり大きく、当初居間に
置いていたものの、存在感が強すぎて部屋が狭く見えるため自室に移動。
(右)前の持ち主の方の置き土産のナショナル製ライト。

イケア等でもこういうタイプのライトをお手頃価格で販売していますけども、私はやはり年代物特有の味に惹かれます。
ただ、こういう古い家電品は接触部分にガタがきていることが多いので、なるべくその辺をいじらなくて済むように、
電源のon/off 機能付きのタップコンセントに接続して使っています。

こういう柔らかい灯りは気分を落ち着かせる効果もあるのでしょうね。
私が元々強い光が苦手なこともあって、以前よりも部屋でくつろげるようになりました。
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プロフィール

nonogu

Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん3人、後継者候補のアルバイト男性一人に研修生一人。主な栽培品目はアスパラ、ネギ、ホウレンソウ、ニンニク、里芋、落花生。

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