農業から足を洗って丸一年が過ぎようとしています。
当初はこんなに長く離れることになるとは思っておらず、半年かそこいらでシレっと復帰するつもりでした。
それが気づけばもう一年・・・。
去る者日々に疎しと言いますが、私が抜けた穴も時間の経過とともに埋まりつつあり、
私自身の生活サイクルも安定してきて、このまま農業から遠ざかっていくのかなという気がしています。
夢の中でも畑仕事をしていた位農業ひと筋だった私が、家庭菜園で細々と土と繋がっている現状に
まったく淋しさを感じないかと言えば嘘になりますが、物事は常に変化していくものですからね。
流れに身を任せ、しばらくは気楽に野菜作りを楽しみたいと思っています。
農業から離れてみて、自分で思っていた以上に体に負担がかかっていたことに気付きました。
まず、小ネギの皮むきで酷使していた指の関節痛がおさまり、毎朝のシップとテーピングが要らなくなりました。
長年悩まされてきた職業病とも言える腰と膝、肩の痛みも気にならない程度におさまり・・・。
と、良いことずくめの中でも一番は慢性的な寝不足が解消されたこと。
夏と言わず冬と言わず4時起床が至上命題であった百姓時代。
元々睡眠の質が良くない私には大変な努力が必要でした。まだ寝たいと訴える体を無理やり布団から引きはがす辛さと言ったら。
今は自然と目覚める時間までゆっくり寝ています。朝一人で食事をする夫には申し訳ない気持ちもありますが、
更年期とこれまでの頑張りに免じて許してもらっています。
身体的なプラス面に加えて、夫婦関係でも良い変化がありました。
それは喧嘩が劇的に減ったこと。
自営業で夫婦が一緒に働くのは大変な事も多いです。
四六時中顔を付き合わせているわけですから、互いに遠慮がなくなってぶつかる場面も多いのに、
否でも応でも関わらないわけにはいきません。上手くいっている時はいいけども、そうでない時は苦行です。
そんな時、サラリーマン家庭の奥様が羨ましいと思う事もありました。
逆に良いところは、お互いに相手の働いている姿を目の当たりにすることで感謝の念が湧いてくること。
一人では乗越えるのが難しい困難に直面しても、二人なら何とかなると思えること。
そしてそれを乗越えることができた時に、より一層絆が深まることでしょうか。
もうひとつ挙げるとすれば、妻が夫の仕事を理解できている事の利点ですね。
うちの夫は自己完結型と言いますか、家庭内で愚痴をこぼしたり相談事を持ちかけることは滅多にないものの、
悩み事がありそうな風情を漂わす事が時折見られます。
そういう時には夫が食いつきそうな餌を会話の中に混ぜ込み、用心深く夫の心にある懸念を探り出し、
助言できることがあれば押しつけがましくない程度に伝えるようにしています。
男というのはどこまでもプライドの高い生き物らしいので、この場合もあくまでさりげなく、が肝要なのです。
当初はこんなに長く離れることになるとは思っておらず、半年かそこいらでシレっと復帰するつもりでした。
それが気づけばもう一年・・・。
去る者日々に疎しと言いますが、私が抜けた穴も時間の経過とともに埋まりつつあり、
私自身の生活サイクルも安定してきて、このまま農業から遠ざかっていくのかなという気がしています。
夢の中でも畑仕事をしていた位農業ひと筋だった私が、家庭菜園で細々と土と繋がっている現状に
まったく淋しさを感じないかと言えば嘘になりますが、物事は常に変化していくものですからね。
流れに身を任せ、しばらくは気楽に野菜作りを楽しみたいと思っています。
農業から離れてみて、自分で思っていた以上に体に負担がかかっていたことに気付きました。
まず、小ネギの皮むきで酷使していた指の関節痛がおさまり、毎朝のシップとテーピングが要らなくなりました。
長年悩まされてきた職業病とも言える腰と膝、肩の痛みも気にならない程度におさまり・・・。
と、良いことずくめの中でも一番は慢性的な寝不足が解消されたこと。
夏と言わず冬と言わず4時起床が至上命題であった百姓時代。
元々睡眠の質が良くない私には大変な努力が必要でした。まだ寝たいと訴える体を無理やり布団から引きはがす辛さと言ったら。
今は自然と目覚める時間までゆっくり寝ています。朝一人で食事をする夫には申し訳ない気持ちもありますが、
更年期とこれまでの頑張りに免じて許してもらっています。
身体的なプラス面に加えて、夫婦関係でも良い変化がありました。
それは喧嘩が劇的に減ったこと。
自営業で夫婦が一緒に働くのは大変な事も多いです。
四六時中顔を付き合わせているわけですから、互いに遠慮がなくなってぶつかる場面も多いのに、
否でも応でも関わらないわけにはいきません。上手くいっている時はいいけども、そうでない時は苦行です。
そんな時、サラリーマン家庭の奥様が羨ましいと思う事もありました。
逆に良いところは、お互いに相手の働いている姿を目の当たりにすることで感謝の念が湧いてくること。
一人では乗越えるのが難しい困難に直面しても、二人なら何とかなると思えること。
そしてそれを乗越えることができた時に、より一層絆が深まることでしょうか。
もうひとつ挙げるとすれば、妻が夫の仕事を理解できている事の利点ですね。
うちの夫は自己完結型と言いますか、家庭内で愚痴をこぼしたり相談事を持ちかけることは滅多にないものの、
悩み事がありそうな風情を漂わす事が時折見られます。
そういう時には夫が食いつきそうな餌を会話の中に混ぜ込み、用心深く夫の心にある懸念を探り出し、
助言できることがあれば押しつけがましくない程度に伝えるようにしています。
男というのはどこまでもプライドの高い生き物らしいので、この場合もあくまでさりげなく、が肝要なのです。