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2019.04.30 17:50|農業
平成の終わりを惜しむように、昨晩から日本各地で雨が降った。
私は平成元年に高校を卒業して就職したから、平成の歴史はそのまま社会人としての自分の歴史である。
もやがかかったような曖昧な記憶しかない学生時代とは対照的に、自由の翼を手に入れて好きに生きた
平成の30年間の記憶は実に鮮やかだ。その平成が終わり、私の人生もいよいよ後半戦に突入である。

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ズッキーニの受粉の時に花粉をたっぷりつけることを意識したら、良い実が採れるようになった。
ただし、当初の予想に反して黄色の収量が上がってこない。実の数は多いのになかなか大きくならないのだ。
この品種は吸肥力が強いので施肥を通常よりも2割増しにする、と教科書にあった。昨日追肥はしたが、
尻太り果がちらほら見られるので樹勢が落ちてきたのかもしれない。

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明日からジャンボ落花生を播種予定の畑。奥では夫がたまった雨水を排水するための溝を掘っている。

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この畑からはなまずの郷が一望できる。今日は少年野球の試合が行われていた。
とても見晴らしの良い畑だけれど、風の強さも半端ない。
2019.04.29 22:23|農業
タネから育苗する場合、培土の良し悪しで苗の出来が大きく左右される。
特に育苗期間が二か月にも及ぶ長ネギでは差が顕著に出る。うちでも、最初はホームセンターの安価な
家庭菜園用の土、次にアクト園芸培土、最終的にトキタ種苗のガッチリ君に落ち着いた。途中でタキイの
ネギ用培土なども試してみたが、ガッチリ君ほど良い苗はできなかった。

アクト培土は、どこかで培土比較データの高評価を見て、無理を言って農協に取り寄せてもらった土だ。
30リットル1500円位と価格も安い方ではなかったのだが、出来た苗は残念ながら私が目指すがっちり苗には程遠かった。
あれこれ迷った末、懇意の種屋から市価よりも安く購入できると知り、ガッチリ君を使い始めたところ、培土でこんなにも
苗の出来に違いが出るんだ、と培土の大切さを痛感したというわけだ。

質の良くない培土は、二か月間の育苗に耐えうるだけの力がなく、育苗期間途中で肥切れを起こしてしまう。
そこで何度も液肥を潅注しないといけない羽目に陥るのだが、液肥で補えるものはたかが知れているので、
良い培土で育った苗に遠く及ばないものしかできない。

その点ガッチリ君は、液肥や追肥をせずとも最後まで太く青々とした状態を保っていたし、名前通りに葉はガッチリと、
根は太くて真っ白という大変立派なネギ苗に育ててくれる。また、ガッチリ君で特筆すべきは、ネギの育苗につきものの
立ち枯れがほとんど出なかったことだ。ガッチリ君を使った育苗では、立ち枯れを恐れずにたっぷりと水を与えることが
できるので、毎日の水やりのストレスが少なくなる。

肥もちと水持ちの良さ、そして水はけの良さとすべてを兼ね備えた理想的な培土である。
2019.04.29 18:18|農業
一日雨の予報の今日、チェーンポットにハウス小ネギの播種をした。

昨年来、小ねぎは直播中心でやってきたので、チェーンポットの播種作業は実に十か月ぶりである。
久しぶりではあっても長年馴染んだやり方だから体は勝手に動き、二十箱の播種作業を1時間ちょっとで
やり終えた。定植することで収穫までの日数を大幅に短縮でき、ハウスの回転率を上げることができるし、
水やりも直播ほど気を使わなくていいから気分的に楽だ。

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小ねぎには株間10センチのLP303-10を使い、一穴粒数15粒~20粒になるようオーダーメイドで
製作してもらった小ねぎ専用のアクリル板を使う。播種用品一式とひっぱり君等の定植機械一式で
しめて17万円位かかり、当時としては思い切った投資だったけれども、ひっぱり君を導入したおかげで
小ねぎ作りが随分と楽になり、生産量も飛躍的に増えた。

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播種後の育苗箱。上にかぶせた筵(むしろ)は、嫌光性の種であるネギのために光を遮ることと、
寒暖の差を和らげるという大切な役割があるのだ。
2019.04.28 21:41|料理とパン、お菓子
久しぶりの晴天だった昨日、ズッキーニにたっぷり潅水をしたら、今朝には葉がピーン!と立って見違えるように
生き生きとしていた。野菜が水を欲した時が潅水のタイミング、との先輩農家からの教えをふたたび胸に刻む。

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夕飯にズッキーニ料理試作。インターネット上では色々と小洒落たレシピが紹介されているけれども、
疲れて帰ってきた時にそういう手の込んだ料理は作る気になれないもの。切って炒めるだけ、
というのが一番手軽で案外美味しかったりする。今日は、うちのニンニクと夫が買ってきた厚切り
ベーコンと一緒に炒めてみたら、これが結構イケた。ベーコンの脂が出るまでじっくり炒め、ズッキーニを
加えたら歯触りが残る程度に炒めるのがコツ。味付けは塩とニビシの白だしのみ。ゆっくり噛みしめれば、
淡泊なズッキーニにもほのかな甘みがあることがわかる。

ニビシの料亭白だしは、私が30年近く愛用する調味料。だし巻き卵、煮物、炒め物、うどんつゆetc...、
とうちの調味料の中では一番使用頻度が高い、私にとってなくてはならない料理の相棒。
似たような商品はたくさんあるけれど、やはりこれでなくちゃ。

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2019.04.27 21:03|料理とパン、お菓子
ニンニクの収穫に備えて、試食をしました。
とても立派に育ってくれましたが、まだ皮が厚いので、もう少し収穫を待って実を太らせることにしました。
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我が家のニンニク料理の定番、レバニンニク。元々はパートのAさんに教わった料理で、
たっぷりの酒で煮るのとニンニクのおかげでレバーのくせも全然気になりません。ここに
タマネギやピーマンを加えても美味しい。

作り方は、焦げ目がつくまで焼き付けたレバーにニンニクを加え、酒、砂糖、醤油で調味します。
照りが出るまで強火で煮たらできあがり。
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もう一品。美味しいてごろ菜で煮びたし。こんがり焼いたお餅と、産直場「あんず」で買った志岐のかまぼこの
お豆腐揚げと一緒に。てごろ菜は生も美味しいけれど、個人的にはお味噌汁と煮浸しが好きです。
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2019.04.27 17:46|日々のこと
「バックトゥザフューチャー」や「ジュラシックパーク」のようなエンタメ路線ならスピルバーグ作品は
文句なく楽しめて好きなんですけれど、「カラーパープル」からの一連の感動文芸作品は食わず嫌いでした。

おすぎ一押しの「戦火の馬」も観てないし、「シンドラーのリスト」も、またナチのユダヤ人迫害ものか~、と
ちょっと敬遠してました。スピルバーグ製作総指揮のTVシリーズ、「Band of Brothers」でも、米軍が
強制収容所を発見するくだりが細かく描かれてましたしね。ユダヤ人であるスピルバーグ監督が
ホロコーストへの強い思いを抱いているのは想像に難くありません。

この「Band of Brothers」は佳作だと思います。この作品は連合国軍(米軍)のヨーロッパ戦線を描いたもので、
日本軍との戦いを描いた「The Pacific」とは対になっているのですが、「The Pacific」は日本人の私には正視に耐えない
描写が多く、2話目の途中で観るのをやめてしまいました。米軍のヨーロッパでの対ドイツ戦は、太平洋の島々で日本軍を
相手にしたものに比べると相当ぬるかったんじゃなかろうかと思ってしまうくらい、「The Pacific」に描かれている戦闘は
凄惨を極めたものでした。意外にも、第二次大戦で最大の犠牲者数を出したのはソ連で、ナチスドイツに最もダメージを
与えヨーロッパでの戦争を終わらせたのは実はソ連だという見方もあります。

さて、「シンドラーのリスト」を観て真っ先に頭に浮かんだ感想。外国での異なる宗教間の争いにも同じ事を感じますが、
こういう他民族・他宗教に対する憎悪、そして苛烈で無慈悲な行いの理由を日本人が理解するのは難しいと思いました。
性悪説で成り立っている諸外国と、性善説のお人好し国ニッポン。周囲を海に守られ、国境もなく、侵略の恐怖に
されられることがほとんどなかったニッポン。理解できなくて当然かもしれません。

それにしても、ユダヤ人は何故これほどまでに忌み嫌われるのでしょうか。女優の岸惠子さんのエッセイには、
現代でも根強いユダヤ人差別が残るヨーロッパの現実が書かれていました。二千年近くも自分達の国を持つことができず、
世界中に散らばって生きる民族にとって、自分達の宗教や風習を守ることがユダヤ民族としてのアイデンティティを保つ
拠り所だったんでしょう。しかもユダヤ人は優秀な人が多く、金儲けに長けている。そのために現地人との確執が
絶えなかったのかな、と思います。

ユダヤ人はロシア人とならんで、私にとっては何か気になる人達ですね。

2019.04.26 17:36|農業
ズッキーニを収穫し始めて1週間になるが、毎日の受粉作業が結構大変だ。
教科書で条間は180㎝を確保とあったのに、いつも通りに畝を立ててしまったので
葉が茂って通りにくいことこの上ない。苗の時はこんなにワサワサなるなんて想像できないもんね。

さて、おかげさまで毎日いくらか収穫できている。黄色の実も増えてきたので二色袋も一色袋と
同じくらいできるようになった。やはり二色の方が見栄えがいい。産直場でも毎日ほぼ完売である。
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最初は黄色の雌花には黄色の雄花を、緑の雌花には緑の雄花の花粉を律儀に受粉していたのだけれど、
考えてみれば露地で大面積やっている農家などはミツバチや風による受粉になるのだから、
どちらの雄花でもいいんだという事に気が付いた。実がまだら模様になることなくちゃんと実っている。

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交配数が増えるにつれ、尻細り果が目立つようになってきた。教科書によると、尻細りになる原因は
・低温時における花粉量不足や不稔
・降雨の影響による受粉・受精の不良でも発生


とあるので、おそらく交配時の花粉量が足りなかったか、開花した雌花の見落としもあったのだろう。
ひとつの雄花で4~5個の雌花の受粉が可能とあったのでその通りにやっていたのだが、最後の方になると
花粉がついているのかいないのか不安になる。そこで今日からは雄花1個につき、雌花2~3個に数を抑えた。
これでしばらく様子を見てみよう。

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尻細り果。尻にくっついた雌花にカビが生えやすく、そこから実が傷んでいるものがちょこちょこある。
色が濃くて艶にとぼしいのが特徴。植物も人間も男っ気がないとパサついてくるのかも・・・。
2019.04.25 18:22|日々のこと
今日ネギの皮むきをしていたら、ラジオからさだまさしの曲が流れてきた。
聴いているうちに何か知らんが泣けてしまった。番組アシスタントの女性アナも号泣と言っていいくらいに
泣いちゃって、同じように感動したというメッセージがリスナーからも寄せられていた。

父から息子へ送るこれ以上ない応援歌であり、何と言っても歌詞が感動的で心を打たれた。

故郷長崎が生んだ数少ないスターであるさだまさしさん。
さださんの音楽はメロディも良いけれど歌詞が素晴らしいと思う。
歌詞の中に物語があり、情景が目に浮かぶ。
小説家として成功したのも自然な流れだったのかもしれない。

さだまさし 息子へ~父からの風

お前はいくつも 大切な事を
選べないで生まれて来た
時代も国も 場所も名前も
あげくは親さえも
親がこうなので 顔も頭も
余り期待はしないがいい
血筋がああだから 才能の方も
まずはあきらめろ
強く明るく優しくたくましく
それが何より一番 それが何より
駄目な親に 恵まれたのだから
よりによってここへ来たのだから
それともお前は 全て承知の上で
ここを選んでくれたのだろうか

落ち着きのない子だと 言われて育つだろう
俺がそうだった
受験も一度くらい 失敗するだろう
俺がそうだった
きっと女には 結構もてるだろう
俺がそうだったかな
借金なんかも するかもしれない
俺も親父もそうだった
愛する人と別れる苦しみや
憎しみという切ない苦しみや
生きることは辛く恥ずかしいことと
お前も少しずつ覚えてゆくだろう
生まれて来た以上 いつか消えてゆくのだ
それも選んだのだよ

誰の真似でもなく お前はお前らしく
お前の空を飛べ
たったひとつの お前の生命
輝けばそれでいい
どちらかを選ぶなら
傷つける人よりも 傷つく人に
騙す人よりも 騙される人に
その方がずっといい
生きてゆくのは 楽しいぞ 辛いけど
辛い時こそ 胸を張れ 前を見ろ
いつか愛する人が出来たなら
お前の勇気で包み込んでやれ
喜びの種をまけ 幸せの花が咲く
どこかに味方はいる お前はひとりじゃない

父は いつでも お前の味方だよ
おたんじょう おめでとう


2019.04.24 21:57|農業
昨日箇条書きにした7個の作業のうち、横線を引いた5個を今日中に終えることができた。

・ズッキーニの殺菌剤と殺虫剤噴霧(うどんこ病とアブラムシ対策)
・ズッキーニの誘引と整枝(枝が張って通路が通れない)
・モロヘイヤの肥料まきとマルチ張り(5月頭定植に間に合うのか?)
・ハウス小ネギの播種準備(草びっしりの畝に除草剤をせねば)
・てごろ菜の殺菌剤と殺虫剤噴霧(べと病らしきもの発現!ナメクジカタツムリが一向に減らない)
・てごろ菜の除草(うかうかしてる間に草ボーボー)
・小ネギの中耕(酸素補給が必要)

ちょっと気が楽になった。
2019.04.23 20:03|農業
出荷する野菜が増えてきたのに比例して、仕事に追われている気分が強くなってきた。
これはよろしくない傾向である。こういう風になってくるとすべての事が悪循環にハマっていく可能性が高い。

気が焦る、というのは何をやるにしたって良い方向には働かないものだ。私が従業員に指導をする際も常々、
「焦っても何も良い事はないから焦る必要はない。しかしマイペースではなく気持ち急いでやるように」と言っている。

焦る理由ははっきりしている。仕事が山積しているからである。
とりあえず明日にでも片付けたい作業をリストアップすると、

・ズッキーニの殺菌剤と殺虫剤噴霧(うどんこ病とアブラムシ対策)
・ズッキーニの誘引と整枝(枝が張って通路が通れない)
・モロヘイヤの肥料まきとマルチ張り(5月頭定植に間に合うのか?)
・ハウス小ネギの播種準備(草びっしりの畝に除草剤をせねば)
・てごろ菜の殺菌剤と殺虫剤噴霧(べと病らしきもの発現!ナメクジカタツムリが一向に減らない)
・てごろ菜の除草(うかうかしてる間に草ボーボー)
・小ネギの中耕(酸素補給が必要)

ざっと思いつくだけでもこれだけある。日々の収獲調整作業で午前中が潰れる今、
夫やM君の協力を仰いで毎日少しずつでも片付けていくしかない。

どうすれば仕事に追われることなく、仕事を追いかけることができるのだろうか。
考えてもなかなか答えは出ない。

夫からは、「お前が作らんでもいい野菜を作ってるからやろ?」と一蹴されそうだが。


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プロフィール

nonogu

Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん一人、アルバイトの男の子一人。主な栽培品目はネギ、アスパラ、落花生、ほうれん草など。

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