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2019.07.31 22:21|日々のこと
歯医者が好きという人はまれだろう。
私もご多分にもれず、我慢できない痛みに屈服して泣く泣く予約の電話を入れるクチである。

それでも今の歯医者さんはずいぶん患者に優しくなったなぁと思う。
子供の頃通っていた田中歯科での体験は強烈だ。なんとそこのジジイ(医者)は
麻酔も打たずにいきなり幼い私の歯を抜いたのである。遙か昔、もしかしたら小学校入学前
だったかもしれない。おぼろげにだが、泣き叫ぶいたいけな自分の姿を思い出すことができる。

田中歯科での体験は私に歯医者に対する恐怖心を植え付けるには十分だった。
それが証拠にその後もきちんと治療を終えるまで通い続けられたためしがないのだ。

今でこそ患者は客であるという教育をしている病院も増えてきたけれど、歯医者に限らず
昔の医者は自分の方が偉いと勘違いしている御仁が多く、それを引きずったままの医者は
患者の痛みに鈍感で扱いがぞんざいになるのだと思う。

だから私は健康診断で年寄りの医者に当たるのがイヤでたまらない。若い先生は
言葉遣いも取り扱いも優しい人が多いのに、ジジイの医者はエラソーな上に扱いが雑で、
まったく良いところがない。特に子宮頸がん検診がジジイに当たった日には最悪である。
これまでに何度「痛いです、もうちょっと優しくして下さい!」と抗議しようと思ったかわからない。

日本の医療界では、”患者は多少の痛みは我慢して当然”という意識が根強いのだという。
日本の緩和ケアが欧米の医療先進国に比べて大きく遅れているのはそのせいという指摘もあるくらいだ。

だいたい、みなさん仰るではないか。死ぬのは怖くないけれど、痛いのは嫌だって。
人生の風雪をくぐり抜けてきたのだから、最期くらい苦痛と無縁でありたいものである。
2019.07.31 19:20|農業
令和最初の7月最後の一日(ややこしいんだよ!)も、いつもと変わらず。

暑さで収穫した野菜がねまる(長崎弁で腐る、悪くなるの意)ため、
すぐに保冷しないといけないから畑の写真を撮る余裕もない。

待ちに待ったてごろ菜が採れだした。暑さに強いのが売りの野菜だというのは知っていたが、
春に作ったものよりも出来が良い。何と言うか味もさることながら、見た目が種袋の写真に
近いものができたのだ。これは嬉しい。

防除も薬の組み合わせが効果的だったのか、チョウ目害虫や甲虫はしっかり防いでいるし、
今のところ病気も出ていない。ただ、カタツムリがどうしても減らない。コーヒー粉末、椿油粕、
スラゴ、パダンSG、どれも効果薄でお手上げ状態。

そこで今日、夫が見つけてきた収穫3日前まで使える新しい薬を振ってしばらく様子を見ることにした。
どうもハウスサイドのゼニゴケが密生している箇所にカタツムリの巣があるようで、そこを中心に散布した。

カタツムリさえどうにかできれば夏場のてごろ菜栽培に手応えを感じることができるのだが。
小ネギの市場価格が上がらない中、てごろ菜で活路を見出したい私としてはここが踏ん張りどころである。
2019.07.30 20:01|料理とパン、お菓子
夕方畑から摘んできたモロヘイヤで、梅肉あえを作りました。
うちの場合、梅肉はお気に入りの”ボトム梅”という銘柄のはちみつ梅を使います。

DSCN588911.jpg
サイコロに切った長芋と海苔、刻んだ梅肉と茹でたモロヘイヤを混ぜます。
ポン酢を少し垂らしてさっぱりといただきます。
2019.07.30 10:25|日々のこと
ルネサンス期の天才、ミケランジェロ作のダビデ像にまつわる逸話。
小学生ぐらいに何かで教わったか載っていたかしたお話ですが、
子供心にとても印象深くいまだに覚えています。

何故だか最近、このお話が頭から離れません。
自分の心理状態と重なるものがあるのだろうと感じています。
かいつまんで紹介しますと・・・

依頼主の王様がダビデ像を彫っているミケランジェロの元へ視察に来た際に、
鼻の形に注文を付けました。『鼻が高すぎるんじゃないか?もっと低くしなさい』と。
『わかりました』。ミケランジェロは削りかすを手元に忍ばせ、彫刻刀で鼻を削る振りをしながら
削りかすをパラパラと落として見せました。

すると王様は、『うん、だいぶ良くなったぞ。余は満足じゃ』とか何とか言ってその場を後にしましたとさ。

このお話は現代社会でも役に立ちそうな教訓に満ちています。
権力者(上司)から、承服しかねる要求を突きつけられた時、どのように立ち回ればいいのか。
彼らの機嫌を損ねることなく、かつ自分の信念を曲げずにすむやり方があるということです。

もう一つ、実は権力者が何かを要求してくる時というのは、相手を自分の命令に従わせることが
最も重要なのであって、要求の中身はそれほど気にしていないということです。

我々凡人は、ついつい反論したり自分の主張を無理に通そうとしたりして、相手との関係が
きまずくなってしまうことが往々にしてあります。

『負けるが勝ち』と、言葉にすれば簡単ですが、それがなかなかできないのが凡人です。
天才ミケランジェロには及ばずとも、凡人なりにもう少し賢く立ち回りたいものです。
2019.07.29 19:20|日々のこと
夏場の私の仕事は、来る日も来る日も収穫と調整、その隙間をぬっての管理作業。
畑が空いたら定植と種まきの繰り返しで、特に目新しい出来事や面白い事件など
起こらない淡々とした毎日であります。いや、考えたら年中そんな感じかもしれません。

とは言え、畑を観察していれば学ぶことや小さな発見には事欠かないのが農業の奥深いところ。
失敗を繰り返さないよう、特に注意する事柄は忘れないように作業帳に書き留めています。

この”書き留める”ということの大切さを、近頃とみにもの忘れが良くなっているせいもあって、
痛感しているところです。なにせ、3分前に頭に浮かんだ”これいいね!”という妙案を
思い出せないんですから。単なる健忘症なのか、それともボケの始まりか。ボケであれば
妙案を思いついた事自体を忘れてしまうはずですから、たぶん老化によるもの忘れでありましょう。

そういうわけで、最近は夫を見習って大切な事はメモを取るようにしています。
夫の座右の銘は「記憶より記録」というくらいでして、毎日の作業内容から買い物リストまで
愛用の小さな帳面に実に細かくメモっております。そのまめさには感服いたします。

メモする利点は重々理解できるのですが、書き留めた時点で安心して脳が覚えることをサボり、
ますます記憶力が衰えてしまうんじゃないかと、私なんかは思ってしまうわけです。だから、
メモすると言ってもよほど忘れたくない事限定で、その辺のチラシの裏に書き殴る程度です。

ささやかな抵抗ですけども、すぐに思い出せなくても3分位うんうん唸って思い出そうと頑張ります。
そうすれば記憶力の減退の速度を多少なりとも遅くすることができるんじゃないかなぁ、と。

若い頃身につけた知識などはそう簡単に忘れないけれども、最近仕入れた情報はあっという間に
忘却の彼方に行ってしまいますね。私たち夫婦の会話などまさに、森山良子のAle Ale Ale そのまんま。

若い人達には30代のうちに本をたくさん読んで、色んな知識を蓄積しておくことをおすすめしたいですね。
2019.07.28 21:21|日々のこと
私は夏が好きだ。
春や秋の思い出は?ときかれてもとっさには出てこないけれど、
夏には数え切れないくらい楽しい思い出がある。
夏の思い出は、過ぎ去りし青春の日々と重なって鮮烈に脳裏に蘇る。

家族で毎年行った海水浴。父が運転する軽トラの後ろに娘3人乗っかって、
隣の車に手を振ったり、カーブで振り落とされないようつかまったりするのも楽しかった。
今なら考えられないが、40年前の長崎にはまだまだ大らかな雰囲気が残っていた。

長崎の夏は風物詩が多い。長崎っ子の血を沸き立たせるペーロン大会、お盆にお墓で従兄弟の
兄ちゃん達とにぎやかに花火をしたこと、精霊流しと言えば祖父の精霊船の絵は父が描いたものだった。
そして、忘れてならない原爆慰霊祭。爆心地公園まで徒歩15分の町で育った私には、県営ラグビー場から
始まったさだまさしの平和コンサートも夏の風物詩のひとつである。
ひとつひとつ、思い出すたびに胸がじーんとする。
もうあの頃には帰れないから、その思い出がいっそうキラキラと輝いて見えるのだろう。

夏にしか味わえない食べ物、夏にしか体験できないこと、夏の匂い、空気。
農業を始めて、夏の暑さに苦しめられるようになっても、やっぱり私は夏が大好きだ。
2019.07.27 21:31|農業
現在収穫中の小ネギは数日前に倒伏してしまったもので、収穫、皮むき、袋入れ全ての
作業で手間がかかります。それでも、せっかく立派に育ってくれた野菜ですから、精一杯きれいに
見えるようひと手間かけて調整しています。曲がったネギでも袋の入れ方や箱詰めの仕方次第で
出荷時までに見違えるように見栄えの良いネギになるので、妥協せずに調整の方法を教えます。

美しいものはより美しく、そうでないものもできる限り美しく。
永香農園の野菜調整作業で一番重きをおいている事です。
そのために作る段階から美しい野菜を作ることを心がけています。

その甲斐あって、永香農園の野菜は他の出荷者からきれいだとお褒めの言葉を頂くことも多いのです。
美味しい野菜は見た目も美しいもの。虫食い野菜は美味しいから虫が寄ってくるんだ、という方も
いらっしゃいますが、基本的に虫は弱った野菜、窒素過多の野菜にたくさんつきます。窒素過多はエグミや
苦味につながりますし、虫に食われた野菜は虫を遠ざけようと自ら苦い成分を出すこともあるくらいで、
実際ネギコガに寄生された小ねぎは何とも言えない苦味があって、すごく不味いのです。

そういうわけで虫食い野菜は味が落ちることが多いのです。この部分は生産者と消費者の間で
認識の違いがあると思うので、声を大にして言っておきたい部分です。

野菜に関しては、美人=性格も良い、と思っていただいて間違いないと思います。

DSCN58791.jpg
中耕除草してきれいになった小ねぎ。収穫まであと3週間くらい。
2019.07.26 17:56|農業
梅雨明けしたばかりで早くも猛暑日になった福岡。
福岡市と北九州市のちょうど中間に位置する福津市でも、うだるような暑さだった。

私は午前中は収穫と屋内での調整、午後からは屋外作業と分けているが、室内での作業の方が
楽かというとそうでもないのだ。滝のように汗を流しながら畑作業をする方が、風の通らない室内で
じっと座って手だけを動かしているのよりも熱中症になりにくい気がする。

畑仕事をしていると、労働の充実感が体のすみずみまで満ちてくる。汗は目に入るし作業着は
びしょびしょになるが、さほど不快には感じない。と言っても、畑仕事は2~3時間程度で切り上げる。
明日まで持ち越すほどの疲労をためこまないためだ。この年になるとそういう加減も大事である。

この辺りのお百姓さんは、涼しくなる5時過ぎから農作業を始める。家が近いとそういうことも
できるけれど、通い百姓の私たちはそうもいかないので、午後3時という一日で最も暑い時間帯から
午後の作業を開始する。

まだ夏ははじまったばかり。梅雨が長引いたせいで去年よりは夏が短くなるけれど、どうやら
暑さに関しては平年並みらしい。今年も心して酷暑に臨まねばならない。

2019.07.25 18:08|日々のこと
テレビや映画に出ている役者や歌手に、本物のプロと呼べる人達が少なくなっている気がする。
映画やドラマは大手事務所所属の男性アイドルを主役にすえた作品ばかりで、そういう人達にまったく興味のない
私のような人間は必然、邦画やテレビから遠ざかってしまうことになる。演技や歌がうまければここまで
思わないのだが、お世辞にもプロの俳優や歌手の看板を掲げられるレベルにはないように思えるのだ。

所詮アイドルだから、と言ってしまえばそれまでだが、昔の、特に女性アイドルはみんな歌がうまかった。
アイドルになる登竜門番組も、「スター誕生」みたいな歌で勝負するものが多かったから当然かも知れない。
男性アイドルの先駆であるヒデキやヒロミは歌唱力があったのになぁ。たのきんトリオが登場した時は
あまりの歌の下手さに驚愕し、アイドルは歌がうまいものという私の勝手な思い込みを覆された。

今のアイドルは一人では客を集められないからか、グループの構成人員ばかりが増え、
まるでお遊戯会か学芸会の様相である。

プロの役者、プロの歌手、本職の声優の活躍を目にする機会がもっと増えて欲しい。
そのためには、観客である私たちが本物を見る目を養うことである。
2019.07.24 18:22|農業
今日九州北部の梅雨明けが発表されました。
これからまた暑い夏が始まります。気合いを入れ直さねば。

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モロヘイヤのハウスから見た夏の空。もくもくしていますねー。

DSCN58751.jpg
ラピュタがあらわれそうな雲です。

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午後からモロヘイヤの剪定をしました。右手に豆ができかけたので止めましたが、
この作業は確かに手にきます。

DSCN58771.jpg
2週間前にバッサリ剪定した左の畝も、だいぶ脇芽が育ってきました。
もう収穫できます。
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プロフィール

nonogu

Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん一人、アルバイトの男の子一人。主な栽培品目はネギ、アスパラ、落花生、ほうれん草など。

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