2019.07.09 20:58|料理とパン、お菓子|
―近年、地球温暖化に伴う気象変動により農作物の生産環境が大きく変化しつつあり、
特に夏期の高温ストレスによるダメージは著しく、農作物の耐暑性向上対策は緊急な課題となっている。-
(現代農業2017年9月号より)
冒頭の言葉から始まる記事で紹介されているのは、耐暑性アップ資材「サーモザイム」。
栽培環境が年々過酷になる中、これまでの液肥にはない機能を持った高機能液肥と呼ばれる製品が
続々開発・発売されている。
サーモザイムもその一つで、静岡商工会議所が静岡大学に研究を委託。
野草タケニグサから抽出したエキスを原料としており、植物内で熱などへのストレス耐性があるタンパク質を
増やす効果があるという。アブラナ科野菜に含まれる辛み成分フェネルイソチオシアネートにも同様の
耐熱性向上効果があるらしいが、これについては製品化されているのか現時点では不明である。
具体的な使用方法と効果の一例を挙げると、気温43℃になるハウス内で、サーモザイム1000倍液を
10品目の定植苗に散布した。その結果、トマトとレタスでは糖度やビタミンCが向上し硝酸濃度が低下。
収量は2割増し、特にコマツナ、ホウレンソウ、スイートコーン、エダマメは60%以上の増収を示した、とある。
私が特に注目したのは、ハウス葉ネギとアスパラガスに対する散布実験である。葉ネギは散布区において
60%の増収、無散布区で50%発生した葉先枯れが散布区では皆無だった。高温で異常芽の発生に
困っていたアスパラガスへ散布したら、異常芽が減少し正常芽数が増加したとある。
今年の夏は昨年ほどの猛暑とはならない予報だが、小ねぎとアスパラを栽培しているカマボコハウスは
熱がこもりやすく、夏場はどのみち高温になる。今年はサーモザイムの使用を検討した方がいいかもしれない。
夫に相談してみるとしよう。
特に夏期の高温ストレスによるダメージは著しく、農作物の耐暑性向上対策は緊急な課題となっている。-
(現代農業2017年9月号より)
冒頭の言葉から始まる記事で紹介されているのは、耐暑性アップ資材「サーモザイム」。
栽培環境が年々過酷になる中、これまでの液肥にはない機能を持った高機能液肥と呼ばれる製品が
続々開発・発売されている。
サーモザイムもその一つで、静岡商工会議所が静岡大学に研究を委託。
野草タケニグサから抽出したエキスを原料としており、植物内で熱などへのストレス耐性があるタンパク質を
増やす効果があるという。アブラナ科野菜に含まれる辛み成分フェネルイソチオシアネートにも同様の
耐熱性向上効果があるらしいが、これについては製品化されているのか現時点では不明である。
具体的な使用方法と効果の一例を挙げると、気温43℃になるハウス内で、サーモザイム1000倍液を
10品目の定植苗に散布した。その結果、トマトとレタスでは糖度やビタミンCが向上し硝酸濃度が低下。
収量は2割増し、特にコマツナ、ホウレンソウ、スイートコーン、エダマメは60%以上の増収を示した、とある。
私が特に注目したのは、ハウス葉ネギとアスパラガスに対する散布実験である。葉ネギは散布区において
60%の増収、無散布区で50%発生した葉先枯れが散布区では皆無だった。高温で異常芽の発生に
困っていたアスパラガスへ散布したら、異常芽が減少し正常芽数が増加したとある。
今年の夏は昨年ほどの猛暑とはならない予報だが、小ねぎとアスパラを栽培しているカマボコハウスは
熱がこもりやすく、夏場はどのみち高温になる。今年はサーモザイムの使用を検討した方がいいかもしれない。
夫に相談してみるとしよう。