永香農園日誌

近頃サラダに凝っていまして。
何でかというと、フォーブスジャパンで連載中の新・パリのビストロ手帖で紹介されているサラダが
めちゃくちゃ美味しそうで、ちょっと真似したくなったんです。サラダと言うと千切りキャベツかレタスのちぎったもの
くらいしか出てこない日本とは違い、さすが美食の国だけあって、素材と味のバリエーションの豊かなこと。

フランスでサラダにかける液体はヴィネグレットソース（いわゆるフレンチドレッシング）と呼ばれるものですが、
本式に作ると日本人にはやたらと酸っぱくて油っこい代物です。今日はオリーブ油、みかんと橙果汁、醤油、
塩、素焚糖、柚子こしょう少々、ニンニクで作りました。ほんのり甘酸っぱいのが我が家好みです。
肉入りのサラダにはドレッシングにニンニク入れると、相乗効果で風味が良くなりおすすめです。


塩こしょうした鶏もも肉をこんがり焼きます、この時同じ鍋でオータムポエムも蒸し焼きにすれば手間が省ける上、
茹でるよりもうまみが逃げません。下には千切りにしたてごろ菜を敷きました。オータムポエムが柔らかく、
夫も「うまいな」とあっという間に二人で完食。素材の組み合わせが自由なサラダ作りは楽しいです。

今日から９号のホウレンソウを収穫。
ここには伸兵衛、早生グローリー、ドンキーの３品種を作っており、姿形など栽培上のポイントを比較した。
結果、

1. 姿形の美しさ　　　　①ドンキー　②伸兵衛　③早生グローリー
2. 葉柄のしなやかさ　　①早生グローリー　②ドンキー　③伸兵衛
3. 葉の枚数　　　　　　①ドンキー　②早生グローリー　③伸兵衛
4. 茎の太さ（株張）　　①伸兵衛　　②早生グローリー　③ドンキー
5. 葉色の濃さ　　　　　①ドンキー　②早生グローリー　③伸兵衛

ということで、総合的に見て高評価のドンキーと早生グローリーを来期も栽培することにした。
伸兵衛も悪くはないけれども、葉柄が折れやすいのと葉数の少なさがネックとなった。


ドンキ－。昨年は気が付かなかったけれども根が結構赤い。ホウレンソウの美味しさと根の赤さは関係
ないらしいが、消費者には根が赤い方が人気。他との差別化が期待できるほどの赤みである。


今日、１棟目のゼニゴケ退治を決行。酸度９９．９％の超強酸性である氷酢酸を希釈した液を噴霧。
これで明日の朝までには茶色く枯れているはずだ。氷酢酸原液はタヌキやハトなどの忌避にも有効らしい。
モグラにも効いてほしいが、どうだろう。


てめえら観念しろい！ブシューッ


本日のツゥタンとナスビ。