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2020.10.31 21:31|農業
一昨日の作業でちょっと無理したかな、という気はしていた。
60リットル分の噴霧作業を背負い式で行ったのがさすがに堪えたとみえて
翌日からまったく踏ん張りがきかなくなってしまった。

昨日は早退、今朝も遅めの出勤で大事を取ったが、倦怠感は取れない。依然として胃痛がおさまらず
しっかり食べられないせいもあって、力がみなぎってこないのである。なんでもかんでも更年期と結びつけるのも
どうかと思うけれど、それもあるのじゃなかろうか。

無理がきかなくなったなぁ、と思う。
若い頃と違い、無理をすると回復に時間がかかって後が大変なのである。
無理は禁物。そんなの無理!無理!と断ることも必要だ。

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我が家ではご飯を炊くのは私より早起きの夫の仕事。今朝は、うちのゴボウを使った炊き込みご飯の
えも言われぬ旨そうな匂いで目が覚めた。具のゴボウと人参、鶏もも肉はごま油で炒め、甘辛味で汁気が
なくなるまで煮ておく。炊き込みご飯の味付けは出汁と薄口・濃い口醤油、酒、みりん、塩。
蒸らし終えたら飯台にあけ、具を混ぜ込む。

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午後から8号畑でホウレンソウの播種作業。例年高値になる1、2月どりを狙い、あと数カ所に播種する予定。
日が暮れかける中、レンザーを散布するK君。

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8号の上の段に小さな家庭菜園スペースがある。長年Kさん夫婦が丹精していたこの菜園も、高齢のため
世話をするのが大変になってきたとのことで、パートのAさんに引き継がれることになった。
『みんな年とっていくんやねぇ・・・』と寂しそうなAさんであった。
2020.10.30 20:50|農業
一昨年から作り始め、その美味しさを知ってもらおうと試行錯誤しながら栽培してきたてごろ菜ですが、
今年は諸事情から作っていませんでした。ところがM2号ハウスの小ネギがうまくいかず、水菜かほうれん草でも
作ろうかという話になり、それなら種が余っているてごろ菜を作ろうと久しぶりに種をまきました。

播種から三日で小さな双葉がポツポツ芽を出し始めています。
毎回思う事ですけど、アブラナ科は発芽で気を揉まなくていいので本当に楽です。
しかしそこはやはりアブラナ科。発芽してからの虫害はシャレにならないし、てごろ菜は病気にも弱いです。
色々作ってきて思うのは、作るのが楽な野菜ってのはないなぁということ。もしあったとしても
あまり売れないとか、別の問題があります。農業は簡単じゃあないですね。

てごろ菜は、商売のためというより自分が好きで作る野菜です。
美味しいだけでなく献立の幅が広いので、てごろ菜さえあれば毎晩のおかずにも味噌汁の具にも困りません。
今から収穫が楽しみです。
2020.10.29 21:55|農業
今西の次に収穫予定の17号畑のホウレンソウ。
今年は雑草を抑えるのに苦労していまして、ここもホウレンソウが草に覆われてしまいました。
パートのAさんOさんに私の3人がかりで時間を見ては除草している最中です。

ペンペン草とハコベ(たぶん)が大半だったので抜くのはそれほど大変ではないんですが、
なにせ40メートル長さの畝が24本もありますから時間がかかり、一番ひどかった箇所を終えて
現在ようやく半分近くまで来たところです。

今日は夫と私、K君の3人で滞っていた17号の管理作業を一気に片付けました。
夫が通路に管理機をかけて溝を切り、私は夫の通った後に除草剤を噴霧。K君は周囲の草刈り。
カタツムリ対策に椿油粕をまいて、仕上げにピカコーとトーマス君をたっぷり葉面散布しました。
ホウレンソウはピカコーの効果が出やすい野菜で、生育スピードがグンと上がります。

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2020.10.29 21:15|料理とパン、お菓子
永香農園のゴボウとほうれん草を使ったおかず。
収穫適期をとっくに過ぎてしまい、スカスカになってんじゃないかと心配だったゴボウですが、
皮をむくと真っ白で、しかもみっちりと締まった上等なゴボウでした。

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あり合わせの豚肉ときんぴらにしました。

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現在収穫中のミラージュ。甘みがのってくるのは霜が降りるこれから。エリンギとウインナーを
合わせて炒め物にしました。
2020.10.28 21:47|日々のこと
ちょっと前に何かの拍子で胃酸過多のスイッチが入ってしまいました。
こうなると自力では胃酸の分泌を抑えることが出来ません。四六時中大量の胃酸が出てくるので、
朝起きた時なんか胃壁に胃酸がシュワシュワ当たって胃が痛いんです。ほんと参ります。

ちょっとでもストレスを感じる事があると、待ってました!とばかりに胃酸が出てくるもんだから、
胃が痛くて何を食べても美味しくありません。夫からも『お前は乳がんより胃がんの検査した方がええんちゃうか』と
言われる始末。そりゃあ、あーた様は鉄の胃袋と毛むくじゃらの心臓をお持ちですからね。

病院は混んでて面倒だし、数日前に夫がお世話になっているドラモリの薬剤師さんに相談に行きました。
ちょっと舌を見せてください、と言われてベロを見せたら、胃下垂で胃腸が弱く、睡眠不足気味。
ストレスも強い方ですね。舌を見たらわかります、と自信満々におっしゃいます。
良い薬がありますよ、と後ろの棚から取り出したのが下の漢方薬です。
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薬剤師さんによれば、脳が胃酸を出すように命令をしているんだそうです。おそらくストレスや疲労が原因で
自律神経が乱れてるんでしょうと。まずはこの2種類を並行してひと月飲み、胃の調子が良くなったら
柴胡加竜骨牡蛎湯だけを続けて下さい。これは更年期障害にも効果があります、ということでした。

商売上手な薬剤師さんで、二箱ずつ買えば2,200円お得です!と押し切られ、しめて1万4千円分お買い上げ~。
痛い出費です。年とると健康を維持するのに色んなものを補わないといけなくなって、薬やサプリメント代がかさみます・・・。

漢方に加えて、自律神経を整えるという腹式呼吸を寝る前に行っています。
人間が自分で自律神経を整えることができる唯一の方法が、横隔膜を動かす腹式呼吸なのだそうです。
とにかく胃酸過多がおさまってほしい・・・。
2020.10.27 21:03|料理とパン、お菓子
村上昭子さんの『煮物・漬物大全科』という本では、和風の煮物にだしがあまり使われていません。
肉じゃがなんかも水と調味料のみです。それまで煮物には必ずだしが必要だと思っていたので、
ちょっとしたカルチャーショックでした。

すまし汁とか茶碗蒸し、煮びたしなんかの薄味の煮物に出汁は必須だけれども、肉と一緒に煮込む
濃い味の煮物(すき焼き、肉じゃが、角煮など)は素材の味だけで十分美味しくできます。
すっきり仕上げたい時など、料理によってはだしの味が邪魔になってしまうこともあるので。
今日の和風カレーも水とカレー粉、砂糖、濃い口醤油だけですが、美味しくできました。

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牛肉と鶏肉は特に味がよく出る素材です。明日はこれをご飯にかけて食べようかな。
2020.10.26 22:14|農業
近頃は農村も世知辛くなってきて、些細な事が訴訟沙汰になりかねないご時世です。

地主と借主の間の農地を巡るトラブルや、出荷先での生産者間のいざこざなんてものは以前からよくありました。
が、昨今は雇用主である農家が従業員からパワハラで訴えられるなんて事もあるらしく、時代だなぁと感じます。
私らも、過去に権利意識ばかり強い若者にあたった事がありますが、そういう人間に限って仕事はできません。
困ったもんです。

つい最近も、『へそげな事で?』って言いたくなるような事案で夫に訴訟をチラつかせた人がおりまして。
こちらに非がないのは歴然としており、相手の言い分はどっからどう見ても因縁でしかなかったんですがね。
その人はいわゆるトラブルメーカーで、方々で似たようなトラブルを起こしている人でした。
本人も脅し文句のつもりだったのでしょうが、過去にある件で複数の弁護士と渡り合った結果、
勝ちにも等しい成果を得た夫がそんな脅しに屈するはずもなく。相手に放った言葉が、

『どーぞ。訴えるなり何なり好きにして下さい』

その後音沙汰がないところを見ると訴訟はあきらめたようです。そもそも、あのような案件を引き受ける弁護士が
いるとは思えません。『訴訟』と口に出せば大抵の人はビビって引き下がるので、それに味をしめたんでしょうけど
相手が悪かったですね。弁護士をまったく怖がらない夫みたいな人間はごく少数だとは思いますが。

上に挙げた人以外にも、二言目には『弁護士に相談する』と言う人をもう一人知っていますが、それらの人に
共通するのは被害者意識が大変強く、攻撃的なことです。悪いのは全部まわりで、自分は何も悪くないと
本気で思い込んでいるのです。

これを日本の農家のアメリカナイズととるか、訴訟をあおるTV番組の弊害ととるか・・・。
難しいところですな。
2020.10.25 21:05|農業
今日定植した小ネギの苗の根張りがすごかったんです。
百聞は一見にしかずということで、まずは下の写真をご覧下さい。

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サンタクロースの髭ですかってくらいのモジャモジャぶりです。繁りすぎて根をほどくのが大変でした。
しかしこれほどの根張りの苗がさらにスムーズに活着すれば、生育はとんとん拍子ではないかと思います。
しかもこれ、苗齢は38日なのでそんなに長く置いてたわけでもありません。苗齢25日くらいですでに
根の張り具合は良かったですから、排水の良い培土に変えたことと、培土に亜リン酸粒状肥料を混ぜたのが
効いたんだと思います。

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今日のバディは愛猫ツゥタンです。何か手伝ってくれるわけじゃありませんが、ツゥタンがいてくれるだけで和みます。
マイケルが失踪してから再び独りぼっちになってしまったツゥタン。マイケルとはすっかり打ち解けてたので
やっぱり寂しそうです。

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作業を終えた夕方、東の空を見上げるとお月様が見えました。今日の雲は墨を流したような不思議な模様。
2020.10.24 21:58|農業
真夏の失敗に続き、M2号の小ネギが壊滅的な出来です。
カマボコハウスの2棟目と同じ日に播種し、同じ頻度でかん水していますが、
2棟目が順調に大きくなっているのに対し、ここは日に日に発芽した小ネギが姿を消しています。
これはもう、技量云々の話ではなく、土の問題だと思います。試しにM2号のネギを引っこ抜いてみたら
抵抗なくスコスコ抜けました。これはいけません。そして根は飴色に変色していました。

飴色根は酸欠状態のサインです。案の定、ガッチリ締まった土には団粒のかけらもありません。
ネギは根が弱く、他の野菜に比べ酸素要求量の大きい野菜です。こんな土でまともに育つはずがないです。
ホウレンソウとか水菜はそこそこ出来るんですが・・・。うちはネギ屋なので、ネギができない土では話にならない。
土作りを一から見直さないといけないようです。

このM2号ハウスには、堆肥やもみ殻を定期的に投入しています。ぼかしも毎作のように入れていますし、
それなりに投資はしてきているつもりです。それでも、他のハウスに比べて土がなかなか良くなりません。
ヤンマーのHP『肥沃な土壌とは(腐植のおはなし)』には、リン酸肥料の多投も腐植を減少させる要因の一つと
あります。そして土壌の肥沃土の目安である
CEC(陽イオン交換容量)を維持するには、腐植の元(堆肥)を供給する必要があるとあります。
堆肥投入の頻度と量が少なかったのかもしれません。

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(左)M2号ハウス。同じ日に播種した4畝は発芽はばっちり揃ったが、今では右端の畝はほとんど消えてしまった。
真ん中1本も壊滅的なため耕耘し直して、水菜がてごろ菜を作ることにした。(右)ネギロケット。ひっぱり君を導入する前は
これで穴を開けて長ネギを定植していた。今日はこれで小ネギを補植。
2020.10.23 21:22|料理とパン、お菓子
元は道場六三郎さんのレシピ。最近あまり見かけないが、まだご健在だろうか?
安納芋は素揚げ、鶏肉は醤油と酒をもみ込み、合わせ粉(片栗粉と小麦粉半々)をまぶしてカラリと揚げる。
別の鍋にみりん、黒砂糖をとろりとするまで煮詰め、醤油を加えてさらに煮詰める。隠し味としてラム酒少々、
かぼす果汁少々を加える。艶が出てきたら芋と鶏肉を加えて煮汁をからめ、黒ごまを振って出来上がり。

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長崎で買った骨董の器に早速盛り付けたら良い感じ~。やっぱ器って大事よね~。
ラム酒とかぼす果汁を加えたのは私のアレンジ。甘いだけでない奥行きのある味になってよしよし。
安納芋はちょっと皮が固くて口に残るなぁ。味はいいんだけど。
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プロフィール

nonogu

Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん3人、後継者候補のアルバイト男性一人に研修生一人。主な栽培品目はアスパラ、ネギ、ホウレンソウ、ニンニク、里芋、落花生。

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