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2021.03.12 14:44|日々のこと
ダイアナ元英国皇太子妃の次男、ヘンリー王子と元女優の妻メーガンさんのインタビューが世界中で
騒動を巻き起こしている。内容がヘンリー王子の実家である英王室を貶める内容に終始していたからである。

イギリスの王室は、二千年を超える日本の皇室に次ぐ歴史の長さを誇る。といっても、初代の神武天皇から
血統を絶やすことなく続いてきた日本の皇室と違い、イギリスの王室は始祖とされる人物と現在のエリサベス女王に
血のつながりはなく、起源についても諸説ありはっきりしていないらしいのだが・・・。とまれ、欧州に現存する王室の中でも
人気と知名度において群を抜く存在なのは疑いようのない事実である。

メーガンさんはインタビューの中で、『自分は人種差別の被害者であり、王室内で軽んじられ、護ってもらえなかった』
という苦情を言いつのり、容赦なく王室を攻撃した。メーガンさんは次期国王のチャールズ皇太子や未来の国王である
義兄ウィリアム王子、その妻でメーガンさんが激しい敵愾心を燃やしていたと思われる義姉のキャサリン妃にまで言及して
彼らを糾弾する一方で、女王夫妻については明確な非難を避けたところが逆に彼女の姑息さを際立たせていた。

結果として彼女は人種差別というデリケートなテーマを用い、BLM運動の盛り上がりにタイミング良く合わせ、
まんまと米国民の同情を買うことに成功したのである。

外から嫁入りした人間が、義実家と仲違いするのはよくある話なので仕方がないとして、情けないのは夫の
ヘンリー王子である。自分の実家を口汚く罵る妻を諫めるどころか、一緒になって家族の悪口を電波にのせて
世界中に発信したのだから。一連の騒動が自分を守り育ててきた王室の権威を一気に失墜させ、民心の離反を
招きかねないということにまで考えが及ばなかったのだとしたら、救いようがない〇ホと言わざるを得ない。

このダイアナさんの次男坊があまりお利口でないというのは、以前から広く知られるところではあった。
だから彼が”サークルクラッシャー”の異名を持つアメリカのTV女優を妻に選んだ時点で、いずれ何らかのトラブルが
起こるであろう事も女王陛下にとっては想定の範囲内だったのではないか。”またしてもバツイチのアメリカ人に・・・”
と封をしていたシンプソン夫人の記憶を苦々しい思いと共に想起されたかもしれない。

今回の件で、つくづくアメリカ人女性を妻に持つものではないと思った。とりわけメーガンさんはその経歴から見ても
自己顕示欲の塊で上昇志向が強く、大変に強欲な人なのだろう。アメリカという国はケネディ家が王族のように
見なされるお国柄である。所詮セレブとロイヤルの区別もつかない人達なのである。王室や皇室の存在意義を真摯に学び、
その長い歴史に名を刻む事に誇りを持って民に奉仕するなどと期待する事がそもそも無理な相談だったのだ。

おそらく、ヘンリー王子からダイアナさんのネタを搾り取るだけ搾り取ったら用済みとばかりポイするだろう。
高学歴で頭は良いようなので、知性に難のあるヘンリー王子はただでさえ物足りないはずである。
離婚しても子供一人につき莫大な養育費がもらえるのは計算ずくだろうし、英国王子の元妃として、
ダイアナさんの血を引く子供達の母親として一生安泰な生活が約束されているのだから。

英王室が巻き込まれた前代未聞のトラブルを、同じように皇室を戴く日本国民としては対岸の火事と
のんびり高みの見物する気には到底なれない。宮家のご長女の結婚問題がこじれにこじれている現在、
万が一にもご結婚ということになったら、第二のハリー・メーガン夫妻になる可能性がないとどうして言えよう。

卑しい心根の人間が高貴な家に入り込んでしまうと、家の存亡に関わる事態を引き起こしてしまう場合もあることを
今回の騒動は私達に示してくれているように思えてならないのである。
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Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん3人、後継者候補のアルバイト男性一人に研修生一人。主な栽培品目はアスパラ、ネギ、ホウレンソウ、ニンニク、里芋、落花生。

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