永香農園日誌

『・・・うまいもん食いたいな』

長らく晩ご飯を外で食べていない我が家。以前からそれほど外食が多いわけではなかったけれど、
毎日自分の作った献立ばかりではさすがに私も飽きてきます。そんな折り、夫がボソッと呟いたひと言に、
『なぬｯ？私の食事がマズいとでも？』と目くじら立てるどころか、『ウニ丼食べたい！天ぷら食べ行こ！』
と即座にとびついた私であります。

花靖のウニ丼御膳4千円にするか、夫が美味しかったといたく感激していた又兵衛の甲イカの刺身にするか、
しばらくの議論の後、又兵衛のイカ刺しに決定。夕方6時に予約を入れ、車で福間駅前に向かいました。
人気店、その上金曜日とあって店内は1、２階ともほぼ満席。飛び込みで来たお客が何組も残念そうに引き返していきました。

　
いつもはハンドルキーパー役の私も今日は飲みたい気分。赤ワインを炭酸でわった赤ハイ（ボール）、
夫は熱燗で乾杯。甲イカの刺身に手作り薩摩揚げ、あさりバター、トマトとアボカドの揚げ出しなどに舌鼓。
久しぶりの外呑みに気分が高揚しアルコールの巡りが良くなったのか、いつもより酔いが早く回ってしまいました。
写真は2杯目のカシスオレンジを手にすっかり出来上がっているオバハン。

　
ふと壁を見やると、何やら力士っぽい手形を発見。"逸”という字が見えます。これはもしかすると、逸ノ城が来店？と
大将に尋ねてみると、やはり2年前の九州場所開催中に逸ノ城が行司と湊親方3人で来店されたそうなのです。
夫の手と比べると一目瞭然。身長１９２㎝の巨漢の手形だけあって、すごく大きい。こんなデカい手で張られた日には
普通の人間ならぶっ飛んでイチコロでしょう。力士は文字通り命懸けなんですね。

雨の予報を前に、夫とＫ君はバタバタと里芋用のカマボコマルチ張り作業。

うちには一般的な台形型の畝用と、カマボコ型の高畝整形ができるのと、2台のマルチ張り機があります。
カマボコ型は里芋とサツマイモ用で、台形型は落花生用。里芋もサツマイモもこの成形機で
高畝を作れるようになってから実付きがよくなり、収穫作業も格段にやりやすくなったそうです。
うちが使っているのを見てこの成形機を購入した人も何人かいて、上西郷でじわじわ広がっています。

　
（左）気合いの入ったカメラ目線のＫ君と、写真撮影に嬉しそうな夫。
（右）トラクターで走るとその後にきれいなカマボコ型の畝ができあがります。人力とは比較にならない楽ちんさ。