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2021.12.31 13:09|料理とパン、お菓子
まとまった時間がとれる正月休みは、課題に向き合ったり、温めておいたアイデアを形にするための勉強の時。
今回の私のテーマはズバリ、九条ネギ栽培の勉強と小ネギを使ったケーク・サレのレシピ開発であります。
飲食店への小ネギ販売を新たな販路の切り札とするためには、他の業者と差別化できて店舗側からの
要望もあると思われる九条ネギ栽培は必須であると判断しました。

だいぶ前になりますが、一度九条ネギ作りに挑戦したことはあるんです。
その時はこちらの期待ほどには九条ネギの名前が売上アップにつながらず、それきりになりました。
当時は栽培技術も確立されておらず、九条ネギの良さを引き出すことができなかったような気もします。

今回は満を持しての再挑戦!
早速、新九条細ねぎ、博多九条ねぎ、スーパー九条ねぎ、九条太の4種類を注文しました。
九条ねぎ栽培で有名なこと京都では、「あんじょう」という伝統九条ねぎの「原種の割合が50%以上の品種」
に限定して作っているそうです。ネットで検索したところ、スーパーあんじょう葱という品種が販売されていたのですが、
価格がかなり高め。2㎗で4千円と普通の九条ねぎの倍以上します。上達したら作ってみたい品種です。

ケーク・サレも流行を経て定番に定着したようですね。
ネットでレシピを検索してみたら、たくさん出てきます。ん~、どれも似たような配合で違いがよくわからないなぁと
思っていたら、ハタと思い出しました。大原照子さんの本に、甘くないケーキのレシピが複数載っていたことを!

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現在も版を重ねているロングセラー本。調べてみたところ、大原先生は2015年にお亡くなりになっていたんですね。
さて、久しぶりに本を開いてみたら、参考になりそうなレシピがいくつもありました。万能ネギとじゃこのケーキ、
ホウレンソウとチーズのケーキ、ポテトとソーセージのケーキ、それにタマネギとベーコンのケーキ。
芋とタマネギのケーキは砂糖が一切入らず、ホウレンソウのケーキと万能ネギのケーキは砂糖入りです。
4つのケーキでは油脂分にバターではなくサラダ油を使います。油脂分をバターに代えてみたり、
砂糖の量も調整して試作してみたいと思います。

2021.12.30 18:58|農業
11月中旬に播種した4号の伸兵衛。
ここは南側に太陽の軌道を遮る形で20メートル位の高さの藪があり、畑の左半分の日照時間がとても短い。
冬の畑選びで重要なのは日当たりだと何回も書いてきたが、それを実感できる畑なのである。

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(左)夕方3時頃まで日が差す左半分はそこそこ大きくなっている。(右)右半分は可哀そうなくらい育っていない。
2021.12.30 17:29|農業
播種からひと月経つ苗に異変が起きている。
一部が黄化しているのだ。立ち枯れかと思ったが、根はしっかりしている。
乾燥でもない。黄化した子葉の根本から伸びてきている本葉には今のところ異変はみられない。

乾燥でも加湿でもないとすると、考えられるのは病気か生理障害だけれど、黄化の感じから生理障害っぽい。
タキイHPでネギの生理障害のところを見てみた。考えられるのはマグネシウム欠乏だ。

マグネシウム欠乏・・・下葉を中心に葉色が薄くなり、筋状の黄化が見られる。

マグネシウムはカルシウムと拮抗作用があるので、カルシウム過剰になるとマグネシウムが欠乏する。
実は今回の育苗はいつもの種屋の培土ではなくホームセンターの安い土を使ったのだ。もしかするとそのせいかも。
それくらいしか思いつかないぞ。ダメ元で液肥をまいてみるか。総合微量要素液肥みたいなのが残ってなかったかな。

早く定植したいが、2棟目の準備ができるのは年が明けてから。
この状態で定植してうまく活着するだろうか。枯れてしまったりしないだろうか。
あぁ、アカン。持病のパラノイア性心配性症候群がぶり返しそうだ・・・。

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2021.12.30 13:50|好きなこと
やっぱり自分はもうフィギュアファン引退かなと感じるのは、以前なら開幕が近づくと緊張して平常心を
保てなかった全日本フィギュアにドキドキしなくなったから。今年も羽生君の好演技が報道されても
「あー、そうなんだ。良かったね」と何だか妙に冷めた自分がいた。

そんな感じだから、”羽生君の演技、すごかったね!”と妹から感激した内容のLINEが届いた時も
実をいうと誰の演技も見ていなかったのである。そもそも小心者なのでリアルタイムで試合を見届けることは
これまでもできなかった。トリノの荒川静香、真央ちゃんのバンクーバー、ソチと平昌の羽生君の演技。
ぜーんぶ結果を確認した後にみたのである。だが今は緊張から見ることができないのではなく、
フィギュアスケートへの興味が薄れてしまったのだと思う。

興味が薄れてしまった理由はまず毎年のように変わる採点基準についていけなくなったことが大きい。
それに加えてジャッジの採点に対する不信感も積もり積もったものがあった。
男子はまだいいとして、ロシアの独壇場となってしまった女子はみる気が起きなくなり、
そこへ唯一の希望の星だった紀平梨花ちゃんがけがで脱落したことが追い打ちをかけた。

だがしかし、応援してきた樋口新葉ちゃんが念願のオリンピック出場を勝ち取ったことでもあるし、
休みに入って時間もできたしで、気になる選手の演技を見ようという気になったのが昨日の事。
いの一番に見た羽生君のフリー。ちょっ、前よりジャンプのエアリー感が増してるんでない?
竹とんぼみたいにフワッと飛び上がってクルクルッと回ってエッジに乗ってスーッと降りる、
他の誰とも違う極上のジャンプ。まさに羽生スペシャル。

御年27歳にして、21歳の頃のようなジャンプの軽さ。
引退していてもおかしくない年なのに、若い頃と変わらぬジャンプの質を維持しあまつさえ向上させてくるとは。

羽生君が和のプログラムを演じるのは「SEIMEI」に続いて2回目。「Hope&Legacy」や「White Legend」も
そう言えなくもないが、コテコテの和風ということになると「SEIMEI」と「天と地と」の二つになるだろう。
彼が唯一無二だと思うのは、フィギュアで日本の選手が和のプログラムを演じる時にもれなく感じる
気恥ずかしさみたいなものを見る側に感じさせないところ。彼が滑ると三味線や琵琶、琴の音色が
すんごくかっこよく聞こえるのだ。

応援していた佐藤駿君が代表になれなかったのが残念だった。彼は日本の男子選手では珍しい、
男性的な雰囲気を醸し出すことのできる選手だと思う。まだ体ができあがっていないのかムラがあるけれど、
18歳を過ぎたら一気に開花するんじゃないかと期待している。今は肩をしっかり治してほしい。

女子に関してはまず樋口新葉ちゃんが五輪代表を勝ち取ったことが嬉しい。
人一倍負けず嫌いの彼女のことだから、前回の悔しさをばねに血のにじむような努力を重ねてきたに違いない。
スピード、ジャンプ等タイプ的には坂本香織選手とかぶるけれど、曲を表現しようという意識は新葉ちゃんの方が断然強い。
表現力ということでいえば宮原知子選手にも負けていないと思っている。3Aを非の打ちどころなく決めて、ジャンプの抜け癖を
改善できれば観客とジャッジに訴えかける演技ができるはずだ。頑張ってほしい。

私は坂本香織選手が嫌いじゃないよ、ということをお断りした上で。
フリーの演技前、リンクサイドの坂本選手と肩をもむ中野コーチのお二人の姿が、
リングに向かうレスラーとセコンドに見えてどうしようもありませんでした。ごめんなさい。
いつものことだけれど、国内の評価と国際試合での評価がこれほど乖離している選手も珍しい。
全日本と同じ演技をしたとしても、五輪では全日本よりも点数が低くなるかもしれない。これまでと同様に。

河辺愛菜ちゃん。初見の選手だけれど、華があって大技もあって、将来有望。
ただ、腕の動きがかつて”グライダー(飛行機)”と評されたキミー・マイズナー選手を彷彿とさせる。
もう少し滑らかになればいいなと思う。

好き勝手に書いたけれど、私は日本の選手全員を全力応援しています!
辛口も愛情の裏返しとご理解ください。あしからず。
2021.12.29 15:25|農業
昨日、2棟目の小ネギの収穫がすべて終わりました。
あぁ良かった、というのが今の心境です。

この2棟目では、小ねぎがほぼ全滅した3年前をピークに毎年ネギボトリチス葉枯病が出ていました。
年々症状が軽くなってきてはいたのですが、きっちり発病はしていたので今年も殺菌剤の散布は定期的に行っていたのです。

昨年のブログを見ると、初めて発病を確認したのが11月中旬過ぎ。その後気温の低下とともに重症化し、
3月に蔓延状態一歩手前までいきました。当時は、これ以上病気が広がる前に採り終えなければと必死でした。
コロナもそうですけど、目に見えない菌がヒタヒタと忍び寄ってくる感覚は恐怖でしかありません。リアルコンティジョンです。
でも去年は追いすがるボトリチスを振り切って、なんとかかんとか逃げ切ることができました。

当然今年も出るだろうな~と警戒を緩めず、殺菌剤を散布すること3回。
数あるネギの病気の中でも、ボトリチスはべと病と並んで一度発症してしまうと抑え込むのが極めて困難な病気です。
それが今年は発病の気配がまったくありませんでした。これってボトリチスよね、というのは何本かありましたけど、
ほとんど問題にならない程度。あの不気味な白いブツブツも、背筋も凍る葉先のとろけも見当たらないのです。
で、大過なく収穫を終えることができました。

これは、ボトリチスを撲滅できたということなのでしょうか?それはまだわかりません。
ただ、換気と通風をきちんと行い、多湿と多肥を避けること。違う系統の殺菌剤を定期的に散布すること。
この3点を怠らなければ、ボトリチスはかなり抑えられるのではないかと思いました。
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2021.12.28 21:42|農業
仕事納めを1日前倒しし、Mさん、Sちゃん、Kさんは今日が年内最後の勤務日でした。
Oさんは明日まで小ネギの袋詰めのため出勤。K君は30日まで出荷があります。

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仕事納め恒例の記念撮影も3度目となりました。毎年微妙にメンバーの入れ替わりがあります。
勤続20年のAさんは一足先に年内の作業を終えてお休みに入りました。よって本日は不在。
新人・Kさんは撮影担当で写っていませんが、インスタにはKさん入りを載せてますので、
そちらで見てみて下さいね。はてさて、来年の写真はどうなっているでしょうか。

コロナ下での農業経営を余儀なくされて早いもので2年が経とうとしています。
まったく未知の出来事で、当初は”いったいどうなるんだろう”と不安しかありませんでした。
ですが必要に迫られて始めた様々な行動様式も、習慣になってしまえばまるで大昔から続けているみたいに
違和感がなくなってくるのだから、人間とはつくづく慣れる生き物だと思います。

よき人材に恵まれ、おかげさまで業績は前年よりも良くなりましたが、まだ伸ばせる余地があります。
来年こそは大いなる飛躍の年にしたいですね。

今年も大変お世話になりました。
来年もよろしくお願い致します。

永香農園 一同
2021.12.27 22:01|農業
12月に入ってからはほぼ一日中、小ネギの調整で事務所に引きこもり状態。
人材をホウレンソウと根菜類に集中させていたため、午前中は皮むき、午後は袋詰めに時間を取られ
管理作業をするヒマもない日々が続いていた。2月から収穫予定の1棟目は手つかずで通路はもはや草ボーボー状態だ。
今日こそやろうと思いつつ、寒さもあって管理作業に及び腰になっていたせいもある。

こんなていたらくじゃ、需要期の1、2月にきれいなネギなんて採れないぞ、と
時間の空いた今日の午後、みっちり時間を掛けて1棟目の中耕除草をやった。
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(左)ビフォー。(中)シコシコ中耕除草中。(右)アフター。

ビフォーアフターの違い、わかるかな?見る人が見たらわかるはず。
雑草はノボロギクとペンペングサ優勢でニンジンに似た草も生えている。土はフカフカで見るからに
酸素と腐植が豊富な土である。私は常にここの土を目標にしているが、近づけるのは簡単ではない。
土が肥えていることの弊害としてはモグラがやたら多い。とにかく縦横無尽に走り回っている。
ネギは浅根だからそこまで被害はないけれど、これが直根・深根のホウレンソウなら壊滅的な被害だったろう。
2021.12.26 22:26|農業
寒いを通り越して痛いくらいの寒さでした。
今日より多少ましになるみたいですが、この寒さは明日も継続。
ホウレンソウの収穫をどうしようかと悩んだ結果、時間を遅らせてやってもらうことにしました。
パートさん、K君にはとても大変な作業をお願いすることになりますが、もう一踏ん張りお願いします。

さて、今このブログの記事を書いている私の膝には黒猫タロが陣取っています。
そして、ベッドの猫用電気カーペットの上にはタマが気持ち良さそうな表情で眠っています。
暖房のきいた部屋にいてさえ、しみる寒さ。ハウスの白猫兄弟マロとキィちゃんは大丈夫でしょうか。
数年前にツゥタンがいなくなってしまったのも、大寒波の翌日でした。
大丈夫かな、ちゃんと小屋の毛布で寝てるかな、と心配は尽きません。

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2021.12.25 22:02|農業
窓越しに冷気が伝わってくる寒い夜です。
今夜は暖房の効きも悪く、部屋があまり暖まりません。
明日は最低気温は氷点下、最高は3℃という危険な寒さで、
パートさん達にはお休みしてもらうことにしました。
今年は予想を覆す寒冬となりそうです。

秋口には”やっぱり冬は寒くなくっちゃ”と威勢の良いことを言ってましたけど、
その時はこんなに寒い冬になるとは思っていませんでした。
寒いせいで露地のホウレンソウが大きくならない・・・。困りました。

”ホウレンソウ、1月までに大きくなるかな”と気を揉む私に
”ガタガタせんでもええがね。そのうちイヤでも大きくなる”と夫は言います。
確かに大きくはなりますけど、3月頃大きくなられても困るんですよね・・・。
ホウレンソウにしたら”知らんがな”と言いたところでしょうけど。

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2021.12.24 22:04|農業
年内は小ネギの出荷に集中するため、今日からてごろ菜の収穫はお休み。
小ネギやホウレンソウを差し置いて、パートさん達へのお土産でサツマイモと人気を二分するのがてごろ菜です。
でも毎日売れる数はせいぜい40袋がいいとこ。ハクサイが値崩れしている今は特に分が悪いみたいで。
こんなに美味しいのになぁ。みなさん損してますよー、と声を大にして言いたいです。

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暑い時期でも作りやすいというのがてごろ菜のウリですが、白菜ですので本来の旬は冬。てごろ菜は寒くなるほど結球しやすくなり、
大きいものはミニハクサイそのものの見た目です。ハクサイとの違いは、毛茸(ハクサイにあるチクチクする毛)がない点、
中心部まで緑色な点などがありますが、味に関して言えば個人的にてごろ菜の方がずっと美味しいと思います。

次回の収穫は1月中旬頃の予定。
その間病弱なてごろ菜に病気が出ないよう、今日は傷んだ株を引っこ抜いていきました。

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根が弱い白菜はちょくちょく根腐れを起こします。腐ったみかんみたいに、それが徐々にまわりに広がっていきます。
そうならないように可哀想だけれど10株ほど引っこ抜きました。
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プロフィール

nonogu

Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん3人、後継者候補のアルバイト男性一人に研修生一人。主な栽培品目はアスパラ、ネギ、ホウレンソウ、ニンニク、里芋、落花生。

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