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2023.04.20 22:29|日々のこと
女性を窮屈なパンプスから解放しようという機運が高まっているようで、個人的には大歓迎です。

私は普段ほぼスニーカーですし、仕事に於いても、農業という職業柄地下足袋と長靴のみという生活が長く、
二十年近くヒール靴とは無縁の生活を送ってきました。とは言え、会社員時代は業種によりパンプス着用が
必須の職場もありましたからパンプスの非実用性はそれなりに理解しています。

先日、父の通夜と葬儀で丸々二日間パンプスを履いて過ごしましたが、歩きにくいったらありませんでした。
ストラップ付きならまだしも、プレーンなパンプスって足の甲を覆う面積が小さすぎて、そのわずかな甲部分で
歩行中の足全体をサポートしないといけないから足がものすごく疲れるんです。

しかし、英国のキャサリン妃や女優さん等海外の女性を見ていると8㎝はあろうかというピンヒールを
履いてカツカツカツ!と颯爽と歩いていらっしゃいますよね。あれほど歩くのに適さないと思われる靴で
コケもせず歩けるなんて、と以前から不思議でした。どうやら、ヒールばかりを履いていると足(というか体)が
ヒール仕様になってしまうらしいんですね。そうなってしまうと逆にスニーカー等の靴が痛くて履けなくなるそうな。
考えるとそれも恐ろしいですね。

パンプスはタバコと一緒
衝撃的なタイトルですが、こちらのブログ主さんは英国で本格的に靴作りの修行を積んだ後、
修理屋勤務を経て現在はシューフィッターとして活動されている足と靴のスペシャリスト。
本当に良い靴・自分に合う靴の選び方を説いてくれていて、靴選びでたびたび参考にしています。
その方が、

----パンプスを履いて歩いて、早い方だと半年たたないうちに指先~腰まで全部やられます。
ヒールが高くても低くてもパンプスは体をこわします。それも一時的にではなく永続的に。
タバコと同じ存在と考えていいでしょう。いったん壊れた体、この場合は歩き方のフォームや
ダメージを受け続けた足裏の筋肉、靭帯、神経ですがそう簡単にもとには戻りません。----


私が持っているヒール靴は冠婚葬祭用の黒のプレーンタイプとストラップ付きコンフォートタイプ、
夏用のローヒールサンダルの三足のみで今後も増えることはないでしょう。このブログに出会い、
パンプスの害について具体的・理論的に知ることができたのは幸運でした。

私はできることなら普段も地下足袋で生活したいくらいの地下足袋愛好家でして。
舗装道路だとまた違うかもしれませんが、土の上を歩くのに地下足袋ほど適した靴はありません。
指先から土踏まず、かかとまで足裏全体を使って大地を踏みしめている感覚とでもいいましょうか。
地下足袋は足の指も鍛えられる上、足裏がまんべんなく刺激されて健康増進にも役立ちます。

わらじ時代の日本人は土踏まずが発達し踏ん張る力も強かったそうですが、それに近い効果があるそうです。
意外なところでは地下足袋は車の運転にもぴったりで、アクセルとブレーキに足の感覚が的確かつ滑らかに伝わるため、
運転技術が上がった気がすること請け合いです。

これほど地下足袋を愛する私ですが、農業から離れて履く機会がめっきり減ったのが悲しい・・・。
2023.04.20 13:03|好きなこと
冬の間まったく日の射さなかった我が家の庭にも、4月に入ってようやく日が当たるようになってきました。

まだ寒さの残る頃から花を見せてくれたムスカリと原種チューリップは葉を残すのみとなり、アジュガもそろそろ終わり。
今はオステオスペルマムとガラスの花(オーニソガラム・ヌタンス)が真っ盛りで、もうすぐガザニアが開花を迎えそうです。

私は、鳥のさえずりと木漏れ日で目覚めるのが小学生からの夢だったんですが、それが叶いました。
自然に囲まれた庭でゆったり晩酌を楽しむ夫も、求めていた暮らしができているんじゃないかと思います。
胸が躍るようなたいそうな出来事はないけれど、日常茶飯事の中に幸せを感じられるのが何よりですね。

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左方面と右方面の山の様子。コブシ、椿、桜、藤にツツジと目を楽しませてくる木には事欠かない。
山深い分、イノシシ等の野生動物の住み処になっている。

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(左)200円で買った老化苗が立派に育ったオステオスペルマム。寒さも日陰もものともしない頑健さで私イチオシの花だ。
微妙な濃淡も美しいし、花数の多さも素晴らしい。庭のすき間にはオステオスペルマムを植えとけば間違いない。
(右)一日の内わずか数時間しか日が射さない場所に植えたアジュガ。暖かくなる今後の株の充実に期待したい。

これまでは断然花より団子派の私だったが、花を育て始めて意識が変わりつつある。
ただ美しく咲かせることだけを考えればいい花は、野菜のように虫や病気に神経を尖らせなくていいから気が楽なのである。
もちろん売り物を作るとなれば、こんな呑気な事言ってられないだろうけど。

実家では、野菜には見向きもせず花ばかり育てていたという父。
「花だけじゃなくて食べられるものも作ってくれんかなぁ、って内心思いよった」という母の言葉を思い出す。
「お父さんも案外ロマンチストやったっちゃない?」と言っておいたけれど、野菜作りは子育てみたいなもので、
花作りは孫と遊ぶみたいなものなのかなと、そんな気がした。

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冬の間に随分と株が張ったガザニア。2株枯死してしまったけれど生き残ったものはたくさんつぼみを付けている。

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(左)玄関脇の花壇。小さなスペースにはガザニアのクリームソーダを植えた。
広い方に植えたアジュガのチョコレートチップは、地這いであれよあれよと広がっている。
(右)スミレも花がら摘みが追いつかないほど花が混み合ってきた。
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Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん3人、後継者候補のアルバイト男性一人に研修生一人。主な栽培品目はアスパラ、ネギ、ホウレンソウ、ニンニク、里芋、落花生。

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