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2023.06.25 11:07|料理とパン、お菓子
体調を崩してからちょうど1週間が経ちましたが、なかなか調子が上がってきません。
熱は下がったし喉の痛みも落ち着いて、会社にも木曜日から出社しました。今残っている症状は咳ぐらいです。

しかし食欲は落ちたまま戻って来ず、制服のスカートもユルユルになってしまいました。
病気で痩せて真っ先に減るのは筋肉と体力で、増えるのはシワだけ。なのでできればこれ以上体重は落としたくない。
それに、私は太れない体質なので一度失った体重を取り戻すのは至難の業なんですよね。
これ、決して自慢ではなく太れない人間からすると切実な悩みなのであります。

小っちゃな頃からガリガリで、カンボジア難民とかホネホネロックとかあだ名されてた人間からすると、
食べた分がきちんと身になる人は羨望の対象です。

前置きが長くなりましたが、庭のバジルに早くも蕾が付き始めました。
土のう袋だとあまり根が張れないから、命の終わりを察してしまったのかな、と思います。
もったいないので、花が咲く前に葉を全部摘み取ってバジルソースを作りました。

参考にしたのは片岡護シェフのレシピ。

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これはモロヘイヤ。これがないと我が家の夏は始まらない。今年から営利用の栽培をやめ、自家用にのみ庭で栽培している。
これから9月いっぱいまで、毎朝の味噌汁の具、あえものや納豆の具にと大活躍。

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正味150㌘のバジルの葉が獲れた。護シェフの指導に従い、洗わずに汚れがあれば拭き取って使う。
材料は松の実、クルミ、パルメザンチーズ、ニンニク、オリーブ油。パスタだけでなく、サラダのドレッシングにもよし。
蒸した魚や鶏むね肉にかけたり、ピザソースにしたりと用途は無限大。

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日本でイタリア料理を広く知らしめ、人気に火を付けた立役者のお一人、片岡護シェフ。タント世代の私には馴染み深い料理人だ。

〈余談〉
今世間を騒がせている鳥羽某という御仁であるが、私に言わせれば料理人(キュイジニエ)を名乗る資格はない。
日夜真剣に料理と向き合っている世の多くの料理人もそう思っている人は少なくないはずだ。
料理人でないなら何と呼ぶのがふさわしいのかというと、レストラトゥール(レストラン経営者)だ。
いや、レストラトゥールという呼び名さえちょっともったいない気がする。

聞くところによると、彼は自店の厨房に立って客に料理を提供することを放棄して久しいらしいではないか。
自分の名前でお客を呼んでおいて料理を作らないなんて、料理人の風上にもおけない。
しかしそんな似非料理人は星の数ほどいるだろうから、それほど鼻息を荒くすることでもないとは思うが、
妙に気にくわない。人相があまりよろしくないからかな?

彼の場合、料理を愛するが故に料理の道に進んだのではなく、ビジネスとしてのレストラン経営に惹かれたのだろう。
それが悪いとは言わないが、自分で料理もしないのにシェフを名乗らないでほしい。
2023.06.21 10:00|日々のこと
三日ほど寝込んでいました。
時系列で示すと、

18日・・・体調に異変を感じる。微熱から夕方38℃まで上昇。夫保管のコロナとインフルエンザの抗原検査キットで陰性
    
19日・・・遠賀病院でPCR検査を受けようと問い合せるも、自費で27,500円かかると言われ、大人しく家で休養することにした。
     喉の痛みが増す。夕方再び38℃まで体温上昇。喉の痛みは激痛といってよいレベルになり、飲食が困難に。

20日・・・夕方になり熱が37℃台まで下がる。頭痛と喉痛は一向に収まる気配がない。夫の買ってきたリンゴとパンを食べる。

21日・・・熱は36℃台で安定。喉の痛みは一向にひかず、唾を飲み込むのにも歯を食いしばるような状態。
    咳のしすぎとずっと横になっていたせいで腰痛発症。布団を片付け、徐々に体を動かし始める。


おそらく扁桃炎だと思いますが、最初の異変は一週間ほど前、尋常でないふくらはぎ痛からでした。
それ以外にも咳が止まらなくなったり、下痢したりと何となく変調を感じてはいたものの、寝込むまでとは予想外。
とりあえず熱は下がったので明日から仕事に出ようと思います。それまで喉の痛みが多少治まってくれればいいのですがね。

発熱したのはコロナワクチン接種以来です。
感染症に強いO型の私が発熱するのは10年に一度あるかないかで滅多にありません。
いつもは私が身の回りの世話をする事の多い夫が、甲斐甲斐しく世話をしてくれとても助かりました。
解熱剤に葛根湯、喉の薬、抗原検査キット薬もすべて夫の薬箱からの調達です。氷枕を用意してくれたり、
私が食べたいものを買ってきてくれたり、弱った時にそばにいてくれる存在のありがたさをひしひし感じました。
元気になっても、この気持ちを忘れないようにしないと!

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日頃はまったく食指が動かないのに、寝込むとなぜか無性に食べたくなるのがリンゴ。”リンゴが赤くなると
医者が青くなる”という格言もあるくらいだし。ずっと続けていたバナナジュースを体が受け付けなくなったので、
リンゴに乗り換えようかな。

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映画を観るのにも疲れたので、気に入りのお菓子の本を眺めて気分転換。石井麻理さんのお菓子は材料の組み合わせに
独創性があって大好き。新しい本が出たら買いたいのに、何年も新著が出ないのが残念。
2023.06.18 11:43|日々のこと
数十年ぶりに辞書を買いました。総頁数1,500、その名も類語大辞典です。
これまで言葉を調べる時はもっぱらインターネット頼みだったのですが、
ちゃんとした辞書に比べるとバリエーションが少ないんですよね。

インターネット辞書もパッと調べたい時には便利なんですけど、それだと一過性に終わるというか、
せっかく調べた言葉が自分の血肉になっていない気がしていました。
やはり紙の辞書とインターネット辞書では、向き合う際の真剣味が違いますから。

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この辞書は引き方に特徴があるので使いこなせるようになるまで練習が要りますが、
一度コツをつかめばその中には深遠な言葉の宇宙が広がっています。

最近ブログを書こうとしても、言いたいことがうまく表現できなかったり、同じ言い回しばかりになっていることに気付き、
筆が進まないことが増えました。これもひとえに自分の表現の貧しさと語彙の少なさが原因。この辞書で日本語の美しさと
豊かさを再確認するとともに、正しい日本語の使い方を学びたいと思います。
2023.06.17 13:30|日々のこと
LGBT法案が可決されました。
雇用や生活の場での目に見える差別は減っていき、当事者のみなさんは暮らしやすくなるかもしれません。
しかし法律で人々の心まで縛ることはできませんから、差別意識までを取り締まることは不可能です。
何をどう思おうと人の自由ですし、それを侵す権利は何人にもありません。
法律で縛らなければならない現状は悲しいけれど、それで当事者の方が少しでも楽になればいいなと思います。

断っておきますが、私自身はLGBTの人達への差別意識はほとんどありません。
最近急速に細分化されすぎて理解が追いついていないきらいはありますけれど、
彼らには深く苦悩してきた者だけが持つ繊細な感受性と豊かな才能があると思っています。

実際、フィギュアスケーター、バレエダンサー、デザイナーの多くはゲイです。
イアン・ソープ、フレディ・マーキュリー、ニジンスキーにチャイコフスキー、三島由紀夫に木下恵介、マッキー。
その他著名な性的少数者は枚挙に暇がありません。もし彼らを排除したならば、世界はたちまち色あせ、
実に退屈でつまらないものになってしまうのではないでしょうか。

一説によると性的少数派が占める割合は1~2割もあるそうです。
だとするならば、自分の周りにもそういう人達が確実に存在しているということです。
彼らの多くは自分の嗜好を周囲に知られることを極度に恐れ、本来の姿をひた隠しにして生きているのでしょう。
勇気ある、または隠すことに疲れた一部の人達は周囲に打ち明けたり、著名人であれば世間に向けて公表するけれども、
ほとんどは自分を押し隠し、生涯を終えるのだと想像します。

もし自分が性的少数者で、本来の自分をひた隠しして生きねばならないとしたら、と考えると
彼らの気持ちが少しだけわかるような気がします。

日本で性的少数者への差別意識が生まれたのは明治時代以降とそれほど昔のことではありません。
それ以前の日本はどちらかというと性的には大らかな国でした。衆道に見られるような男色や、夜這いも文化のひとつとして
明治期頃まで根付いていました。夜這いで生まれた誰の子かわからない子供はみんなの子供”みな子”として
共同体全体で育てたといいます。今の子育てし辛い社会からは想像も付きませんが。

それが西洋的価値観の浸透と共に廃れ、性に対する大らかさも失われていったんです。
もしも日本が鎖国を続け西洋的価値観に取り込まれなかったら、少子化問題も
LGBTへの差別問題とも無縁だったかもしれませんね。
2023.06.17 11:38|日々のこと
元々のド近眼に加えて老眼が進み、あちこち支障が出てきたので遠近両用眼鏡を作りました。
ヒタヒタと老いがにじり寄ってきている実感があります。

中二で視力が落ち始め、高校入学を機に初めてメガネを作りました。
その後順調に視力は衰え、今は両眼とも0.01くらいでしょうか。いわゆる強度近視ですね。
メガネを外すと世界は一気にぼやけ、ありとあらゆるものの境界が曖昧になり、人の顔もわかりません。

メガネが行方不明にでもなった日には、まさにこんな感じ↓
megane.jpg
(画像はお借りしました)

自分のビン底メガネ顔が好きではなかったので長年使い捨てコンタクトを愛用していましたが、
数年前からドライアイがひどくなったためコンタクトをつけられなくなりました。
そんなこんなでメガネ生活に戻ったはいいものの、今度は老眼に悩まされることに。

いちいち老眼鏡に掛け替えるのも煩わしいし、遠近両用をつくることにしました。
遠近両用といっても、手元限定~遠くまで見えるもの等色々あるんですよね。
私のデスクワークという仕事柄、室内タイプ(手元~半径2~3メートルの範囲)がいいでしょうとの事。
このメガネで運転はできないので掛け替えは必要ですが、それほど億劫な頻度でもなく今のところ快適。

DSC09742.jpg
フレームは手持ちのシャルマンのチタンを使用。レンズはHOYAの超々薄型タイプで¥49,000也。
老眼は進むので2~3年で作り替えないといけないらしい。今回はメガネ屋さんの口車にうまくのせられてしまったけれど、
2~3年で買い換えるなら高いレンズは要らない。遠近両用レンズは普通のレンズと比べてかなり割高な上、
高いからと言ってレンズが劇的に薄くなるわけでもない。次作る時はグレードを落とそう。
2023.06.04 14:57|農業
苗から育てているシソとバジルが小さい植木鉢の中で窮屈そうだったので、
植え替えを機に土のう袋栽培に挑戦することにしました。

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(左)やっぱり野良仕事には地下足袋でしょ。足が喜んでる~♪
(右)近所の園芸店で一番良い土下さいと言って出てきたのが木くずが混ざったような培養土、300円也。
案の定、それで育苗した苗は肥切れが早く良い苗になりませんでした。改めて”良い土は野菜作りの基本”を実感。
てことで、今日はうちで育苗に使っている上等な土を夫に頼んで持ってきてもらいました。色からして違います。
ここにぼかしを加え、美味しそうな匂いのするフカフカの土に仕上げます。

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バジルとシソは同じシソ科の野菜。シソを使った料理はたくさん浮かぶ一方、バジルというとバジルペーストとか、
ピザにのせる位しか思いつかない・・・。色々調べて料理に活用したいです。

肥料袋栽培というのもあるらしいのですが、土のう袋の方が水はけがいいし処分も楽かなと。
植木鉢みたいに重くないから移動も簡単。野菜を植えられる場所には限りがあるので、うまくできたら冬野菜でもやってみます。
2023.06.03 16:47|日々のこと
毎年のように日本の犯罪史に残る出来事が起きている気がする。
衝撃的な事件が起き、いっとき世間の注目を集めても次から次に新たな事件が起きるものだから
あれっていつの事だっけ?と思い出せないことも珍しくない(私の記憶力の問題かも・・)。

とりわけ長野県中野市で起きた事件には、農業に長年携わってきた者として、
また同じように生き辛さを抱える人間の一人として大きな衝撃を受けた。

親が甘やかしすぎたとか、いいやこの御両親はできる限りのことをやったとか、
成人過ぎた息子の不始末に親は関係ないとか、世間の声は未だかまびすしいけれど、
そんなの結果論に過ぎないじゃないかと私は思う。

世の中には、酷い虐待を生き抜き立派に育つ人間もいれば、親の愛情が仇となり堕落してしまう人間もいる。
親の望むとおりに育つ子供なんぞめったにいない。今回は子供の気質と親の育て方の相性がたまたま悪かったのだろう。

青木容疑者のようないわゆるグレーゾーンにいる人々は、環境とうまく折り合えないジレンマを抱えながらも、
本人は自分は普通だと思っているから、周囲からの”変わった人”という評価とのギャップに苦悩する。

当然の成り行きとしてそのような人は学校で浮く。会社勤めにも行き詰まる。職を転々とし、しまいにはひきこもる。
周囲から腫れ物扱いされ、社会人失格の烙印を押され、自分の殻に閉じこもる。
私も、物心つくかつかないかの頃から常に人間関係に悩み、無邪気とはほど遠い子供時代を送った。
空想がちで頻繁に白昼夢状態に陥っていたけれど、それとて悲しい思いをすることの多い現実世界から
自分を守る術だったのだろう。唯一、猫と過ごす時だけ気が休まった。

生き辛さってどういうの?と訊かれてもうまく説明するのは難しい。
イメージ的には、空にどんよりと広がる黒い雲状のものが自分の中に居座っている感じである。
そういう人の内面では、外からはうかがい知れない激しい葛藤が起きており、孤独感、悲しみ、妬み嫉み、
ありとあらゆる負の感情がぶつかりあい、気力を奪われ、疲れ果てている。

この負の感情の源泉は怒りである。
抱えた怒りが自分に向かえば自分を傷つけ、怒りの矛先が外に向かえば他人に害が及ぶ。
自傷他害にまで及ぶほどの憤怒がどのように醸成されるのか。彼らの精神世界でいったい何が起きているのか。

実は、怒りで押し殺した心の奥底には、わかってもらえない辛さや淋しさ、自己嫌悪等の本当の感情が潜んでいるのである。
もしも激しい怒りが湧いてきたら、自分は今何に腹を立てているのかを注意深く探っていくことだ。
そうすると、怒りで蓋をしたまことの気持ちが見えてくる。
無視されて腹が立ったのではなく、本当は悲しかったのだ。
悲しく感じた自分を受け入れ、怒りではなく悲しさを表現することが重要なのである。

怒りの正体を見極められるようになれば、怒りの感情に振り回されることもなくなり、心は自ずと平らかになってくるはずだ。
そうすると次第に自分の素直な感情を出せるようになり、周囲との軋轢も減るだろう。

私も一歩間違えば道を踏み外していたかもしれない。
どういう運命の巡り合わせか私は夫と巡り合い、農業に自分の生きる道を見出すことができた。

長野の容疑者も、怒りの下に潜んだ本当の気持ちを理解できていたなら、こんな事件を起こすこともなかったろうと思う。
今さら考えても詮無いことではあるが・・。
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プロフィール

nonogu

Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん3人、後継者候補のアルバイト男性一人に研修生一人。主な栽培品目はアスパラ、ネギ、ホウレンソウ、ニンニク、里芋、落花生。

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