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飯塚一人旅~麻生大浦荘

2020.11.30 22:12|日々のこと
飯塚市にささやかな一人旅をしてきました。
福岡に越して17年目になるのに、滅多に福間から出ない生活だったせいで福津以外の
福岡のことを私は殆ど知りません。農業も軌道に乗って余裕も出てきたことだし、これからは
行ったことのない場所なども訪ねて、福岡の魅力を見つけたいと思ったのです。

先週訪れた久留米は結構な遠出でしたけれど、飯塚は下道で1時間かからない近場です。
近い割に名所や史跡が多く、ふらっと出かけて一日楽しむにはちょうど良い感じです。
今日は、麻生大浦荘紅葉特別公開の最終日。紅葉狩りついでに同じ市内にある
旧伊藤伝右衛門邸も見学しようと計画しました。

福津市は福岡地方に分類されますが、お隣の宮若は筑豊地方なんだそうです。飯塚・直方あたりの
コテコテ筑豊地方は炭鉱の町というイメージが浮かびますが、筑豊御三家と呼ばれる麻生・貝島・安川も
出自は違えどみな炭鉱で財をなした地方財閥なのだそうです。

さぁ、愛車のハイゼットを駆って、ナビを頼りにいざ飯塚へ。

DSC033721.jpg DSC033931.jpg 
どんよりと重たい雲がたれこめるあいにくの天気。冷たい風に時折雨が混ざります。せっかくの見事な紅葉、
晴れの天気で見たかったです。玄関前のこんもりとした面白い形の木は、金木犀と銀木犀、ヤマモモを
寄せ植えしたものです。

DSC033821.jpg DSC033761.jpg
庭も見事ですが、精緻な欄間の彫り、繊細な襖や戸棚の絵など昔の富豪の邸宅らしい趣向を凝らした
内部のつくりに目を奪われます。これぞ文化であり伝統だよなぁ、と思わずため息が漏れます。
今もこのような技術を持つ職人さんはおられるのでしょうか・・・。右は麻生太郎財務大臣の揮毫。
令和元年とあるのでごく最近のものでしょう。相変わらず素晴らしい達筆。

私は、できるならこういう古い日本家屋に住みたいのです。
縁側のある畳敷きの家がいいです。水回りさえ新しければどんだけ古くてもよかです。
フローリングは埃が目立っていけません。その点畳は包容力があり、チリや埃を包み込んで目立たなくしてくれます。

蜩やツクツクホーシが鳴く晩夏の夕暮れ時、縁側から吹き込む風を感じながら畳の上で大の字になって夕涼みしたい。
縁側と畳敷きの部屋だけは絶対に譲れません。

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nonogu

Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん3人、後継者候補のアルバイト男性一人に研修生一人。主な栽培品目はアスパラ、ネギ、ホウレンソウ、ニンニク、里芋、落花生。

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