永香農園日誌

発言小町でこのようなご相談を発見。相談内容よりも、いくつかの回答が心に刺さりました。

『実の親兄弟と不仲の夫を変えたい。私は家族仲が大変良く、生まれてくる子供には、家族は仲良くする
ものという私と同じ価値観を持って欲しいし、みんなに愛されて欲しい。実の両親・兄との交流を避け、
人の好き嫌いが激しい夫に、私の親兄弟・親戚の付き合いに加わってもらい、家族仲良く過ごすことの
良さに目覚めてもらいたい』

という、もうじき子供が生まれる女性からの相談です。
一見すごくまともな考え方にも思えるこの女性に対して、回答者からはかなり厳しい意見が寄せられました。
愛されて育ったのはとても幸せな事だし、家族仲が良いのも素晴らしいこと。しかし、自分が育った環境が正しい、
夫の家族は歪でおかしい、というのは正義の押しつけでしかないと。

特に胸に響いたご意見を紹介します。

トピ主さんの家族観価値観自体を否定しません。むしろ素晴らしいことです。
幸せで温かい家庭に育ってきた方と感じほのぼのします。でも、あなたのような人は、
「どうして？何が？自分が悪いのか分からない」んですよね。気づけないから厄介です。
だって絶対その方がいいのに、自分が正しい、と思っている。

そうですよ、悪くないです。良いことです。家族仲が良いに越したことはありません。
だからこそ、そうでない原因には他人(たとえ妻であろうとも)が無遠慮に入って行ってはいけない、
繊細で傷つきやすい部分があるのです。そこを、どうか、思いを馳せてあげてください。想像力を働かせてください。


旦那さんは家族と薄い付き合いでいい。
あなたは自分の家族観、家族関係を生まれてくる子供と夫に押し付けたい。

私は旦那さんとは違いますが、破綻した家族のもとで生まれ育ってきて
家族と距離を保つことで精神衛生を保ってきました。

あなたのような人が私の人生に入ってきて、
あなたの人間関係を押し付けてきたら耐えられません。

なぜ家族は仲良くしないといけないのですか？
なぜあなたの家族関係が正解なのですか？
なぜ夫はあなたに合わせないといけないのですか？

あなたのは正義感と善意という名の暴力でしかありません。

私は相談者さんとは正反対の環境で育ち、『家族と距離を保つこととで精神衛生を保ってきた』クチ。
だから、相談者のご主人の気持ちがよくわかります。

夫婦であっても、育った環境、性格、価値観すべて違います。違う人間なのだから当然です。
たとえ自分と考え方が違っていたとしても、頭ごなしに否定せずに相手の考えを一旦受け入れること。
また、相手に合わせて自分を無理に変える必要もありません。
互いの違いを認め合った上で妥協点を探っていけばいいのです。

これ以外に自分も相手も気分良くいられる方法はありません。