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味の良い小ネギ品種

2019.02.18 06:17|農業
永香農園の主力であり、ハウスで周年栽培している小ネギ。
数年の試行錯誤を経て、昨年にようやく品種固めができたところである。

7月から9月の盛夏期はブラックキング(中原)と黒泉夏用(みかど協和)の2品種で、それ以外は
さんぺい(中原)を栽培している。露地をやっていた時は倒伏に強い鴨頭(中原)を使っていた。
真夏の黒泉夏用を除き、すべて地元・福岡の中原採種場の品種である。

同じ福岡なので、種袋に書いてある能書きをそのまま参考にできるし、かつては国内小ネギ種のシェア
9割を誇った会社だけに、農家の細かいニーズに応えた品種を数多く揃えている。消費者への対応も親切で、
HPからメールで問い合せをした時に電話で回答をくれたことが何度かあった。そのようなことをしてくれた
種苗会社は初めてだったので、いたく感激したのを覚えている。

さて、うちの小ネギの中でも味の良さが光るのがさんぺいねぎ。さんぺいねぎの収穫中は辺りに
えも言われぬ芳香が漂う。それくらい香りと食味の良い小ネギで、さすが「味の良さでおすすめです」と
メーカーが推すだけのことはある。

大の小ネギ好きの私は何にでも小ネギをどっさり入れるが、さんぺいは本当に美味しい小ネギだと思う。
しかし悲しいことに2年続けて冬期にボトリチスに罹ってしまった。こんなに美味しい小ネギを一級品に
育てることができない自分の未熟さが情けない。もっと硬く締まった品種にすればもしかして病気には
強いのかもしれないが、そういうネギは美味しくないのだ。作りやすい品種は味がイマイチ、味の良い品種は
病気に弱く作りにくいというのは、野菜品種における通説である。

商売で農業をやっている以上、品種選びが味よりも見た目や収量の多さ、作りやすさ優先になるのは致し方の
ないことであるが、輸送や日持ちをさほど考慮に入れる必要のない、産直農家にしか作れない美味しい野菜も
実はいっぱいあるのだ。キュウリなら四葉、ミニトマトでも皮が薄くとろけるような食感の品種が出てきている。
流通には適さないこれらの品種をもっと産直農家の皆さんに作って欲しいなぁと思っている。

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Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん一人、アルバイトの男の子一人。主な栽培品目はネギ、アスパラ、落花生、ほうれん草など。

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