筋金入り
2021.07.12 21:09|日々のこと|
私はパートさんとの日々の業務連絡をLINEで行っている。
しかし、先日新たに加わったSちゃんとは忙しさに取り紛れて登録しそびれ、ずっと電話で連絡を取っていたのである。
ようやく今日登録を完了し、めでたく私の友だちの欄にSちゃんの名前が載ることになった。
それは良いのだが、驚くなかれ、SちゃんのLINEのアイコンの画像は何と牛さんであった。
アイコンにはニュージーランドの牛さん、背景にはドイツの牛さんのドアップ写真。
はっきり言って私はSちゃんの牛さんへの愛を見くびっていた。
今どきの若い女の子なら、待ち受けにはそれこそ好きなアイドルとかお気に入りの場所、
もしくはペットの写真を使うだろうとの思い込みがあったのだ。
『これはドイツの牛で、固有種です。こっちはニュージーランドの牛』と目をキラキラ輝かせ、
愛してやまない牛さんを紹介するSちゃんの横で、私は感動に近い驚きを味わっていた。
自称動物好きの私も自らの牛に関する知識を総動員して話を合わせてはみたものの、
私の浅薄な牛ネタでは真性動物好きのSちゃんの話相手としては所詮役者が不足していた。
いやはや、どうすればこのような娘さんに育つのだろう。御両親の育て方、本人の資質、両方かな。
浮ついたところがなく、仕事に対する姿勢が真摯。天性の勘の良さがあって、飲み込みが早い。
Sちゃんのように、年若いうちから自分の将来を見定め、目標に向かってわき目も振らず努力する人に
まれではあるが出会うことがある。アジアを股にかけて活躍するパティシェの高橋草哉さんもそう。
彼は10代の頃からケーキ作りを天職と定め、技術を磨いてきた人である。
東京、上海、シンガポール、香港で腕を磨いた後、さらなる高みを目指し現在はマカオで日々研鑽を積んでいる。
将来は日本を代表するパティシェになって欲しいと密かに願っている人である。
SちゃんのLINEの待ち受けが牛だったよ、という話を夫にしたら、『・・・筋金入りやな』とひと言。
これ以上の褒め言葉があろうか。私も筋金入りのネギ農家にならんといかんな、と自分の甘さを
ちょっぴり感じた出来事だった。
しかし、先日新たに加わったSちゃんとは忙しさに取り紛れて登録しそびれ、ずっと電話で連絡を取っていたのである。
ようやく今日登録を完了し、めでたく私の友だちの欄にSちゃんの名前が載ることになった。
それは良いのだが、驚くなかれ、SちゃんのLINEのアイコンの画像は何と牛さんであった。
アイコンにはニュージーランドの牛さん、背景にはドイツの牛さんのドアップ写真。
はっきり言って私はSちゃんの牛さんへの愛を見くびっていた。
今どきの若い女の子なら、待ち受けにはそれこそ好きなアイドルとかお気に入りの場所、
もしくはペットの写真を使うだろうとの思い込みがあったのだ。
『これはドイツの牛で、固有種です。こっちはニュージーランドの牛』と目をキラキラ輝かせ、
愛してやまない牛さんを紹介するSちゃんの横で、私は感動に近い驚きを味わっていた。
自称動物好きの私も自らの牛に関する知識を総動員して話を合わせてはみたものの、
私の浅薄な牛ネタでは真性動物好きのSちゃんの話相手としては所詮役者が不足していた。
いやはや、どうすればこのような娘さんに育つのだろう。御両親の育て方、本人の資質、両方かな。
浮ついたところがなく、仕事に対する姿勢が真摯。天性の勘の良さがあって、飲み込みが早い。
Sちゃんのように、年若いうちから自分の将来を見定め、目標に向かってわき目も振らず努力する人に
まれではあるが出会うことがある。アジアを股にかけて活躍するパティシェの高橋草哉さんもそう。
彼は10代の頃からケーキ作りを天職と定め、技術を磨いてきた人である。
東京、上海、シンガポール、香港で腕を磨いた後、さらなる高みを目指し現在はマカオで日々研鑽を積んでいる。
将来は日本を代表するパティシェになって欲しいと密かに願っている人である。
SちゃんのLINEの待ち受けが牛だったよ、という話を夫にしたら、『・・・筋金入りやな』とひと言。
これ以上の褒め言葉があろうか。私も筋金入りのネギ農家にならんといかんな、と自分の甘さを
ちょっぴり感じた出来事だった。