豪雨の爪痕
2021.08.18 20:55|農業|
盆休開けのK君とパートさん達が出勤する今日から永香農園は本格始動。
雨続きで売上できなかった分を8月後半までに取り戻さねばならない。
しかし、ほぼ毎日雨が降り続いた畑にはヘドロ臭が漂っている。
頼みの綱のモロヘイヤにしても、多すぎる雨と日照不足で畑によっては早くも花が咲き始めた。
その他ブイブイ被害がひどかったり、葉がきれいなところはズブズブで足を踏み入れることさえ出来なかったりと、
かなり厳しい状況。できることは限られているが、根菜類が採れ始める9月中旬までは何とか引っ張りたい。
午後、事務所で小ネギの皮むきをしていると、地元の農家さんが市役所の人を伴って訪ねてきた。
夫は発熱して休養中につき私が対応。この辺りの農家を訪問し、今回の豪雨による作物や機械等、
被害の実態調査をしているのだという。彼らの話を聞いていると、作物で相当の被害が出ている模様である。
ニンジン、ゴボウは壊滅的な状況。サツマイモも根腐れ間違いなし。水害に強い稲も例外ではないらしい。
うちのサツマイモ、落花生、里芋は大丈夫だろうか。心配である。
『こりゃあ秋から野菜の値段が跳ね上がるばい』夫の友人のYさんが神妙な面持ちで呟く。
・・・干ばつで300リットルの水を必死にまいた後に、今度は大雨で水を掃き出すなんて、
何をしてるこっちゃわからんがね。ほんまに農業っちゅうのは因果な商売やな・・・(by夫)
20年前から上がらない、むしろ下がり続ける野菜価格に対し、上がり続ける資材価格と人件費。
毎年のように起きる自然災害。農家の苦労が報われる時代は来るのだろうか。

(左)大雨で崩れた畑の斜面。(右)ズブズブで入ることができない21号のモロヘイヤ畑。
雨続きで売上できなかった分を8月後半までに取り戻さねばならない。
しかし、ほぼ毎日雨が降り続いた畑にはヘドロ臭が漂っている。
頼みの綱のモロヘイヤにしても、多すぎる雨と日照不足で畑によっては早くも花が咲き始めた。
その他ブイブイ被害がひどかったり、葉がきれいなところはズブズブで足を踏み入れることさえ出来なかったりと、
かなり厳しい状況。できることは限られているが、根菜類が採れ始める9月中旬までは何とか引っ張りたい。
午後、事務所で小ネギの皮むきをしていると、地元の農家さんが市役所の人を伴って訪ねてきた。
夫は発熱して休養中につき私が対応。この辺りの農家を訪問し、今回の豪雨による作物や機械等、
被害の実態調査をしているのだという。彼らの話を聞いていると、作物で相当の被害が出ている模様である。
ニンジン、ゴボウは壊滅的な状況。サツマイモも根腐れ間違いなし。水害に強い稲も例外ではないらしい。
うちのサツマイモ、落花生、里芋は大丈夫だろうか。心配である。
『こりゃあ秋から野菜の値段が跳ね上がるばい』夫の友人のYさんが神妙な面持ちで呟く。
・・・干ばつで300リットルの水を必死にまいた後に、今度は大雨で水を掃き出すなんて、
何をしてるこっちゃわからんがね。ほんまに農業っちゅうのは因果な商売やな・・・(by夫)
20年前から上がらない、むしろ下がり続ける野菜価格に対し、上がり続ける資材価格と人件費。
毎年のように起きる自然災害。農家の苦労が報われる時代は来るのだろうか。


(左)大雨で崩れた畑の斜面。(右)ズブズブで入ることができない21号のモロヘイヤ畑。