脱・化成
2022.07.24 21:44|農業|
食品、ガソリンetc...生活にかかわるモノ・コト全般、怒濤の値上げラッシュですね。
長ーいデフレのトンネルの出口が見えてきたのは歓迎すべきことだけれど、給料が上がった結果
消費財の値段も上がる、という適正な価格上昇とは事情が異なりますからね。
給料が上がらないことには生活は苦しくなるばかりです。
そして、農家としては肥料や梱包資材の値上げは大打撃です。
資材は右肩上がりなのに、なんで野菜の値段は上がらないんだー
と。
いえね、上げたきゃ上げりゃあいいんですよ。値付けは各自の自由なんですから。
で、そこで思い切って10円値上げしたとしますね。そしたらてきめん売れ行きが悪くなるんです。
はっきり言って現在の野菜の値段は適正価格とは言えず、農家が次の作付けに必要な資金をじゅうぶん
捻出できるにはほど遠いと感じています。
たぶんねぇ、消費者のみなさんも安い野菜に慣れちゃったんでしょうね。
ここ15年、天候不良による不作の時期を除いて野菜の値段は安くなっているのが現実ですから。
でも、これって農業に限った話ではなくて、ほぼ全ての産業で同じ悩みを抱えていると思うんですよね。
と言うのも、企業物価指数の上昇分が消費者物価指数に反映されていないということは、値上がり分を
企業側が負担しているということです。しかしもはや企業努力で何とかできるレベルの値上がりではなく、
値上げを踏みとどまっている企業もいつまで持ちこたえられるかわかりません。

国が化成肥料の使用率を下げた農家に補助金を出す方針を打ち出しました。きっかけはアレですが、
脱・化成の流れが加速することは肥料原材料をほとんど輸入に頼る日本には将来的に吉と出るはずです。
我々農家も化成肥料に頼った野菜作りを脱却する良い機会となるでしょう。
永香農園でも今年に入って化成肥料の比率を減らし、ぼかし肥と発酵鶏糞主体に切り替えているところです。
上の写真はぼかし肥と発酵鶏糞のみで作ったハウス小ネギ。味も見た目もこれまでと遜色ない出来で、これならいけそう!と
手応えを感じています。鶏糞も、養鶏のエサは輸入品なので値上がりの不安はありますが、多少値上がりしても
化成肥料に比べるとお財布への優しさは比較になりません。
ロシアがおっ始めた戦争が終息しないことには、世界的なインフレも収束しないでしょう。
最後にひと言。
おい!プーチン。てめぇ、こんなひでぇことやって畳の上で死ねると思うなよー
長ーいデフレのトンネルの出口が見えてきたのは歓迎すべきことだけれど、給料が上がった結果
消費財の値段も上がる、という適正な価格上昇とは事情が異なりますからね。
給料が上がらないことには生活は苦しくなるばかりです。
そして、農家としては肥料や梱包資材の値上げは大打撃です。
資材は右肩上がりなのに、なんで野菜の値段は上がらないんだー

いえね、上げたきゃ上げりゃあいいんですよ。値付けは各自の自由なんですから。
で、そこで思い切って10円値上げしたとしますね。そしたらてきめん売れ行きが悪くなるんです。
はっきり言って現在の野菜の値段は適正価格とは言えず、農家が次の作付けに必要な資金をじゅうぶん
捻出できるにはほど遠いと感じています。
たぶんねぇ、消費者のみなさんも安い野菜に慣れちゃったんでしょうね。
ここ15年、天候不良による不作の時期を除いて野菜の値段は安くなっているのが現実ですから。
でも、これって農業に限った話ではなくて、ほぼ全ての産業で同じ悩みを抱えていると思うんですよね。
と言うのも、企業物価指数の上昇分が消費者物価指数に反映されていないということは、値上がり分を
企業側が負担しているということです。しかしもはや企業努力で何とかできるレベルの値上がりではなく、
値上げを踏みとどまっている企業もいつまで持ちこたえられるかわかりません。

国が化成肥料の使用率を下げた農家に補助金を出す方針を打ち出しました。きっかけはアレですが、
脱・化成の流れが加速することは肥料原材料をほとんど輸入に頼る日本には将来的に吉と出るはずです。
我々農家も化成肥料に頼った野菜作りを脱却する良い機会となるでしょう。
永香農園でも今年に入って化成肥料の比率を減らし、ぼかし肥と発酵鶏糞主体に切り替えているところです。
上の写真はぼかし肥と発酵鶏糞のみで作ったハウス小ネギ。味も見た目もこれまでと遜色ない出来で、これならいけそう!と
手応えを感じています。鶏糞も、養鶏のエサは輸入品なので値上がりの不安はありますが、多少値上がりしても
化成肥料に比べるとお財布への優しさは比較になりません。
ロシアがおっ始めた戦争が終息しないことには、世界的なインフレも収束しないでしょう。
最後にひと言。
おい!プーチン。てめぇ、こんなひでぇことやって畳の上で死ねると思うなよー
