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幸せホルモン

2022.10.02 19:40|日々のこと
ホルモンと言っても丸腸やミノのことではありません。
人間の精神状態に大きな影響を与えるセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンのことです。

① セロトニン・・・不安感を抑え、楽観性を増す脳内物質。精神を安定させる物質。
② ノルアドレナリン・・・興奮や覚醒をつかさどる物質で、これが多いと活動的になる。ただ、ストレスに対しても反応し、
              危険を感じた時(つまりはストレス時)の反応として、ノルアドレナリンが分泌される。
③ ドーパミン・・・新規探索志向、つまり好奇心の源といわれる物質。

幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンが日本人は遺伝的に少なく、そのため欧米人等に比べて
不安を感じやすい人が多いのだそう。不安を感じやすい性格というのは、遺伝である程度決まってるそうなんです。

セロトニンは、SS型(超心配性)S型(心配性)L型(まぁまぁ楽観的)LL型(脳天気)の四つに分類されます。
この割合は人種によって異なり、LL型の多い順に、アフリカ人→白人→アジア人 となるそうです。特に日本人においては
SS型が占める割合が68%と非常に高く、逆にLL型はわずか1.7%!こういった、日本人特有の気質が自殺率や鬱病発症率の
高さに影響しているのかもしれません。

私は典型的なSS型だろうと思われます。うちの夫は間違いなくLL型ですね。
他人の目が一切気にならず、自分を信じて突き進む強い心の持ち主です。
昔から思考がアメリカ人っぽいと思っておりましたが、疑念は確信に変わりました。

なぜ日本人にSS型が多いのかについては諸説あるようで、最も有力なのは太古の昔から
自然災害に晒されてきたせいではないかというもの。日本の国土は世界の0.28%しかないのに、
世界で起こったマグニチュード6以上の地震の20.5%が日本で起こり、世界の活火山の7.0%が日本にあります。

また、毎年災害で死亡する人の0.3%が日本人であり、自然災害による被害金額の11.9%が日本の災害由来となっています。
日本に住んでいる限り災害と無縁ではいられません。TVに映し出される被災地の映像を見ながら、心のどこかで
誰もが『明日は我が身』と感じつつ暮らしているはずです。常に最悪を想定し、準備を怠らない。そんな過酷な風土で
生きるうち自衛のためにセロトニンの分泌量を減らしてきた・・・というのが一説だそうです。

先行き不透明な時代に、この用心深い気質が活きてくるかも知れないと思う今日この頃です。

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Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん3人、後継者候補のアルバイト男性一人に研修生一人。主な栽培品目はアスパラ、ネギ、ホウレンソウ、ニンニク、里芋、落花生。

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