FC2ブログ

ら抜きについて

2023.08.20 12:50|日々のこと
10数年のテレビ無し生活からテレビのある生活に戻って1年余り。

テレビが見られるようになってしばらくは私もよく見ていたが、1年経った今ではテレビをつけることもあまりなくなった。
見たい番組がないということと、出ている人々の言葉遣いが気になって集中できないからだ。
民放の白痴バラエティは言わずもがな、近頃はNHKでさえお笑い芸人やアイドルを起用した低俗な番組が目立つ。
NHKにはかつてのような硬派で教養ある番組作りをして欲しい。視聴率なんてのは民放に任せておけばよいのだ。

先日も流し見していた番組から、「・・・任せれる」という言葉が聞こえてきて、思わず耳を疑った。
任せれるとは何ぞや?見れる、食べれるなら珍しくもないが、任せれるなんて言い方、初めて聞いたぞ。
画面を見ると若くもない女性である。それもどこだかの役所の広報担当らしい。
情けなさで体の力が抜け、その後は沸々と怒りが湧いてきたのである。

たとえその人物がどれほど良いことを言っていたとしても、その人から「ら抜き言葉」が発せられた刹那、
その内容は私には説得力を失う。耳のシャッターがガラガラーと閉まる。
そう、中居君の歌を拒否するトミー・リー・ジョーンズのように・・・。

自分でもどうして「ら抜き言葉」にここまで過敏に反応するのかよくわからない。
夫はそこまで気にならないと言うが、夫の場合は私があまり反応しない「とか」や「うちの奥さん」が我慢ならないと言う。

私の周りでは、ら抜き遣いが圧倒的優勢である。
見れる、食べれるは当たりまえ。やめれる、出れる、決めれる等々。
そんな形勢不利な状況でも「ら」を入れることに固執する自分ってヘンなのか?とか、
その他大勢と同様にら抜き言葉を使った方が気持ちが楽になるかもな、と葛藤する瞬間がないわけではない。
しかし、正しい日本語を使う事は絶対に譲ることのできない日本語話者としての私の矜持なのだ。

普段の言葉遣いは長崎弁丸出しでお世辞にも洗練されているとはいえない私であるが、
書き言葉と接客時には努めて丁寧な言葉を使うよう心がけている。
美しく正しい言葉遣いはその人の格を高め、それは周りにも伝染すると信じているからである。

しかし、どれだけ私が鼻息荒くしても、この勢いだとあと10年もすれば「ら抜き言葉」に
正しい言葉はすっかり駆逐されてしまうだろうな。

言葉の乱れは精神の乱れ。日本語の衰退が日本人のモラル低下につながっているような気がしてならない。

コメント

非公開コメント

03 | 2024/04 | 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
プロフィール

nonogu

Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん3人、後継者候補のアルバイト男性一人に研修生一人。主な栽培品目はアスパラ、ネギ、ホウレンソウ、ニンニク、里芋、落花生。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR