独裁者
2023.08.27 16:33|日々のこと|
ヒトラー、ムッソリーニ、スターリン、毛沢東。
フランコ将軍、キューバのカストロ、ポル・ポト、チャウチェスク、カダフィ大佐、
シリアのアサド大統領、習近平、プーチン、北の将軍様。
独裁者と呼ばれる方々のお名前を思いつくままに挙げてみました。
男女共同参画の観点から女の独裁者も挙げないとと一所懸命考えたんですが、
パッと浮かんだロシアのエカテリーナ二世、イギリスのエリザベス一世にビクトリア女王、ハプスブルク家の
女帝マリア=テレジアは皆さん名君の誉れ高い方々であり、間違っても独裁者ではありません。
で、結局男性ばかりになってしまいました。
私の中の独裁者のイメージというと、貧しい生活にあえぐ国民を尻目に自分は色と欲に溺れ贅沢三昧。
権力保持のためなら手段を選ばず、大量虐殺も厭わない。終いには天罰が下り処刑もしくは自殺という末路を辿る、
とこんな感じでしょうか。
ですが、処刑もしくは自殺したのはヒトラーとムッソリーニ、チャウシェスク、カダフィぐらいで
名前を挙げた人物の大半は権力を手にしたまま病没というのが本当のところです。
世の中は不公平です。天誅なんてこちらが期待するほど起きるもんではないんですね。
富と権力を欲しいままにし、ハーレムには若い美女を侍らせ・・・・。
女の私はいまいち共感できませんけども、そういうのって究極の男の夢、なんでしょうね。
だからといって独裁者が心から幸せかというと絶対にそんなことはないでしょうね。
なぜなら彼らには心から安心できる時などないだろうから。
誰一人として信用できず、たとえ家族や最側近であっても裏切りの懸念から逃れられない。
常に命を狙われる恐怖がつきまとい、内心は怯えきっているのに、外に向かっては虚勢を張って
周囲を威嚇しなければならない。疲れるだろうなと気の毒になります。
それでも必死で権力にしがみつく姿は滑稽ですらあります。
シリアのアサド大統領が良い例です。
彼は自国民を皆殺しにしても大統領の座は降りないぞー!という姿勢は終始一貫しています。
しかしねぇ、国民は死に絶え、後には大統領一人が残った・・・なんて悪い冗談みたいでまったく笑えませんよ。
事ほどさように、権力ってものは男にとって一度味わったら追い求めずにはいられない蜜の味なんでしょう。
またまたイギリス人の話で恐縮ですが、イギリス人というのは独裁者を生みにくい国民性なのだそうです。
あちらでは女王であっても平気でジョークのネタにします。そしてそれを王族も受け入れています。
誰かが言っていましたが、彼らは独裁者を見ると笑ってしまうのだそうです。
そんなイギリス人のチャップリンが作った映画、「独裁者」の有名な最後の演説の場面を貼ります。
人間には過去の重大な失敗から学ぶ事ができないという致命的な欠陥があるように感じます。
このままだと人類は自滅の道一直線。愚かな人間のことだから、滅亡寸前まで互いに争っている気がします。
悲しいかな、利己的なのが人間という生き物なんですね。
フランコ将軍、キューバのカストロ、ポル・ポト、チャウチェスク、カダフィ大佐、
シリアのアサド大統領、習近平、プーチン、北の将軍様。
独裁者と呼ばれる方々のお名前を思いつくままに挙げてみました。
男女共同参画の観点から女の独裁者も挙げないとと一所懸命考えたんですが、
パッと浮かんだロシアのエカテリーナ二世、イギリスのエリザベス一世にビクトリア女王、ハプスブルク家の
女帝マリア=テレジアは皆さん名君の誉れ高い方々であり、間違っても独裁者ではありません。
で、結局男性ばかりになってしまいました。
私の中の独裁者のイメージというと、貧しい生活にあえぐ国民を尻目に自分は色と欲に溺れ贅沢三昧。
権力保持のためなら手段を選ばず、大量虐殺も厭わない。終いには天罰が下り処刑もしくは自殺という末路を辿る、
とこんな感じでしょうか。
ですが、処刑もしくは自殺したのはヒトラーとムッソリーニ、チャウシェスク、カダフィぐらいで
名前を挙げた人物の大半は権力を手にしたまま病没というのが本当のところです。
世の中は不公平です。天誅なんてこちらが期待するほど起きるもんではないんですね。
富と権力を欲しいままにし、ハーレムには若い美女を侍らせ・・・・。
女の私はいまいち共感できませんけども、そういうのって究極の男の夢、なんでしょうね。
だからといって独裁者が心から幸せかというと絶対にそんなことはないでしょうね。
なぜなら彼らには心から安心できる時などないだろうから。
誰一人として信用できず、たとえ家族や最側近であっても裏切りの懸念から逃れられない。
常に命を狙われる恐怖がつきまとい、内心は怯えきっているのに、外に向かっては虚勢を張って
周囲を威嚇しなければならない。疲れるだろうなと気の毒になります。
それでも必死で権力にしがみつく姿は滑稽ですらあります。
シリアのアサド大統領が良い例です。
彼は自国民を皆殺しにしても大統領の座は降りないぞー!という姿勢は終始一貫しています。
しかしねぇ、国民は死に絶え、後には大統領一人が残った・・・なんて悪い冗談みたいでまったく笑えませんよ。
事ほどさように、権力ってものは男にとって一度味わったら追い求めずにはいられない蜜の味なんでしょう。
またまたイギリス人の話で恐縮ですが、イギリス人というのは独裁者を生みにくい国民性なのだそうです。
あちらでは女王であっても平気でジョークのネタにします。そしてそれを王族も受け入れています。
誰かが言っていましたが、彼らは独裁者を見ると笑ってしまうのだそうです。
そんなイギリス人のチャップリンが作った映画、「独裁者」の有名な最後の演説の場面を貼ります。
人間には過去の重大な失敗から学ぶ事ができないという致命的な欠陥があるように感じます。
このままだと人類は自滅の道一直線。愚かな人間のことだから、滅亡寸前まで互いに争っている気がします。
悲しいかな、利己的なのが人間という生き物なんですね。