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2018.12.01 20:55|農業
2018年も12月に突入です。

ほんっっとーに一年経つのはあっという間ですね。

さて、12月に入ると農家同士で交わされるようになる定番の台詞があります。それは、

「野菜が太らんねぇ」 です。

その年によって暖冬傾向か厳冬傾向かの違いはありますが、平年並みであれば12月に入ると野菜はほとんど太りません。
寒さを乗り切るために消費エネルギーを節約しながら真冬を耐え、春になると蓄えた栄養を使って花芽を出すのです。

ところがです。今年はご存じのように平年よりだいぶ気温が高い状態が続いています。いつもなら「野菜が太らん太らん」
というボヤきがあちこちから聞こえてくるはずなのに、聞こえてくるのは、「野菜が売れん!」という農家の悲痛な声ばかり。

思うに、12月以降の出荷予定で作付けした野菜が、この暖かさで予想以上に早く育ち、出荷を前倒しせざるを得なくなった
農家が続出。結果、全国的に野菜がダブついて価格の下落を引き起こしているのではないでしょうか。

あるスーパーの野菜担当の方は、年明けからの野菜不足を懸念されてましたが、現状を見るにおそらくそうなるでしょう。
冬野菜の作付け期限はある程度決まっていて、生育の早いハウスホウレンソウでせいぜい11月中旬まで。
それ以降に播種しても、採れるのは3月以降の野菜の最も多い時期に重なってしまい、農家にとって利点は少ないのです。

うちでも、春まで畑に置いておける里芋と長ネギは別として、小ネギとホウレンソウの収穫適期が重なって頭を抱えています。
市価が底値に近い現況では経費分も出るか出ないかの薄利なので、今出荷するか少し待つか、判断の難しいところです。

とにかく1、2月の稼ぎ時に野菜を途切れさせないよう、できる限りの手を打っておかねばなりません。
農業では計画通りに運ぶことは滅多にありませんが、改めて自然相手の商売の厳しさを再認識した一年でした。

DSCN34081.jpg

明日出荷のスキヤキネギ。美味しそうでしょ?

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永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん一人、アルバイトの男の子一人。主な栽培品目はネギ、アスパラ、落花生、ほうれん草など。

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