人に優しい農業を
2019.06.11 18:18|農業|
このブログは、自分用の覚え書きであるのと同時に、永香農園の後継者となる人材に参考書として
役立てて欲しいという希望もある。だから、日々の作業から栽培技術などなるべく細かく記録しておきたい。
そういう思いがあるものだから、農業をやる上でのマイナス面についても出来るだけ書こうと思っている。
近頃は自分の体調や健康についての記事が増えてきた。これは私自身、数年前までまったく予想もして
いなかった事態で、特に45才以降は小さな不調が体のあちこちで顕在化してきた。
長崎から福間に越して間もない頃、ある農家の奥さんから、『30才過ぎて農業始めたら、
体がそれ用にできとらんけんきついよ。無理せんようにね』と声を掛けて頂いたことがある。
当時はふ~ん、そうなのか、くらいにしか思わなかったけれども、ここにきてこの言葉が身にしみ始めた。
私達の周辺には、超人的な体力を持つお百姓さんが何人もおられるが、90才目前の元地主の
おばあちゃんもその一人。ご主人を若くして亡くされた後もお一人で農業を続け、『わたしゃナスで
家を建てた』と仰るほどのナス作りの達人だが、さすがにしんどくなってきたのか数年前に免許を返納し、
自宅近くの小さな畑で細々と野菜作りを続けている。その他にも、80代で私達の倍働く爺様とか、
人間草むしり機みたいな婆様など、挙げればキリがない。そういう生粋のお百姓さん達を見ていると、
やっぱり自分達とはモノが違うなぁ、叶わんなぁ、と嘆息してしまうのである。
50才目前になって、自分の体を散々酷使したツケがまわってきた。頑健だった夫の体にも徐々に衰えが
見え始めている。これから永香農園を引き継いでいく人達に同じ轍を踏ませたくはない。彼らが末永く農業を
続けられるように、”人に優しい農業”を確立せねば、という思いが日に日に強くなっている。
今後は後継者教育と並行して、この難題にも取り組まねばならない。
役立てて欲しいという希望もある。だから、日々の作業から栽培技術などなるべく細かく記録しておきたい。
そういう思いがあるものだから、農業をやる上でのマイナス面についても出来るだけ書こうと思っている。
近頃は自分の体調や健康についての記事が増えてきた。これは私自身、数年前までまったく予想もして
いなかった事態で、特に45才以降は小さな不調が体のあちこちで顕在化してきた。
長崎から福間に越して間もない頃、ある農家の奥さんから、『30才過ぎて農業始めたら、
体がそれ用にできとらんけんきついよ。無理せんようにね』と声を掛けて頂いたことがある。
当時はふ~ん、そうなのか、くらいにしか思わなかったけれども、ここにきてこの言葉が身にしみ始めた。
私達の周辺には、超人的な体力を持つお百姓さんが何人もおられるが、90才目前の元地主の
おばあちゃんもその一人。ご主人を若くして亡くされた後もお一人で農業を続け、『わたしゃナスで
家を建てた』と仰るほどのナス作りの達人だが、さすがにしんどくなってきたのか数年前に免許を返納し、
自宅近くの小さな畑で細々と野菜作りを続けている。その他にも、80代で私達の倍働く爺様とか、
人間草むしり機みたいな婆様など、挙げればキリがない。そういう生粋のお百姓さん達を見ていると、
やっぱり自分達とはモノが違うなぁ、叶わんなぁ、と嘆息してしまうのである。
50才目前になって、自分の体を散々酷使したツケがまわってきた。頑健だった夫の体にも徐々に衰えが
見え始めている。これから永香農園を引き継いでいく人達に同じ轍を踏ませたくはない。彼らが末永く農業を
続けられるように、”人に優しい農業”を確立せねば、という思いが日に日に強くなっている。
今後は後継者教育と並行して、この難題にも取り組まねばならない。