真夏の小ネギ栽培
2019.06.12 18:18|農業|
これからようやく小ネギの需要期である。例年通りにいけば、学校が夏休みに入るのとほぼ時を
同じくして小ネギの売れ行きがグングン伸びてくる。7月末から10月初旬までの2ヶ月余りが、
売れ数と価格の両方が跳ね上がる、小ネギ農家のかき入れ時である。
面白いことに、需要期が栽培の難しい時期に重なる野菜というのは意外と多い。
真夏の小ネギ、夏のレタス類等。高度な技術を要する時期に確実に作れる農家こそ
正真正銘その野菜のプロであると言える。
私も、小ネギ栽培を志した当初から、真夏に安定出荷できないと小ネギを作る甲斐はないと思ってやってきた。
本来ネギ類は冬が旬。パートのAさんによると、Aさんが子供の頃は夏にネギなど見たことがなかったそうだ。
素麺にはネギの代わりにニラを薬味にして食べていたという。だから、夏のネギ栽培が確立されたのはそんなに
昔の話ではないのである。
真夏の小ネギの難しさは、水管理と虫害をいかに抑えるかに尽きる。真夏は病原菌にも過酷な環境なのか、
病気はほとんど出ない。さび病も夏休みに入るし、その他の病害もなりを潜めて大人しくしている。
虫に関して言えば、スリップスとネギコガを効果的に抑える薬剤を組み合わせて、10日おき位に散布すれば
他の農家が作れないような見目麗しい小ネギができる。
生来根気の続かない私が、こと小ネギに関してだけは諦めなかった。試行錯誤を繰り返し、数え切れない
失敗の山を築き、数年前にようやく、これで真夏に小ネギを安定出荷できる!という技術を会得した。
技術と一口に言っても、品種の選定、育苗方法、農薬の組み合わせから管理技術に至るまで多岐にわたる。
これらすべて自分で調べて実践し、苦労と努力の末に手にしたものなので、私にとっては宝物にも等しいものである。
ネギは永香農園の看板野菜。真夏の栽培に限って言うとほぼ確立できたと言えるけれども、それ以外の時期には
失敗することがある。これからは、まだまだ課題の多い真冬のネギ栽培を確立するべく突き進んでいきたい。
同じくして小ネギの売れ行きがグングン伸びてくる。7月末から10月初旬までの2ヶ月余りが、
売れ数と価格の両方が跳ね上がる、小ネギ農家のかき入れ時である。
面白いことに、需要期が栽培の難しい時期に重なる野菜というのは意外と多い。
真夏の小ネギ、夏のレタス類等。高度な技術を要する時期に確実に作れる農家こそ
正真正銘その野菜のプロであると言える。
私も、小ネギ栽培を志した当初から、真夏に安定出荷できないと小ネギを作る甲斐はないと思ってやってきた。
本来ネギ類は冬が旬。パートのAさんによると、Aさんが子供の頃は夏にネギなど見たことがなかったそうだ。
素麺にはネギの代わりにニラを薬味にして食べていたという。だから、夏のネギ栽培が確立されたのはそんなに
昔の話ではないのである。
真夏の小ネギの難しさは、水管理と虫害をいかに抑えるかに尽きる。真夏は病原菌にも過酷な環境なのか、
病気はほとんど出ない。さび病も夏休みに入るし、その他の病害もなりを潜めて大人しくしている。
虫に関して言えば、スリップスとネギコガを効果的に抑える薬剤を組み合わせて、10日おき位に散布すれば
他の農家が作れないような見目麗しい小ネギができる。
生来根気の続かない私が、こと小ネギに関してだけは諦めなかった。試行錯誤を繰り返し、数え切れない
失敗の山を築き、数年前にようやく、これで真夏に小ネギを安定出荷できる!という技術を会得した。
技術と一口に言っても、品種の選定、育苗方法、農薬の組み合わせから管理技術に至るまで多岐にわたる。
これらすべて自分で調べて実践し、苦労と努力の末に手にしたものなので、私にとっては宝物にも等しいものである。
ネギは永香農園の看板野菜。真夏の栽培に限って言うとほぼ確立できたと言えるけれども、それ以外の時期には
失敗することがある。これからは、まだまだ課題の多い真冬のネギ栽培を確立するべく突き進んでいきたい。