ダビデの鼻
2019.07.30 10:25|日々のこと|
ルネサンス期の天才、ミケランジェロ作のダビデ像にまつわる逸話。
小学生ぐらいに何かで教わったか載っていたかしたお話ですが、
子供心にとても印象深くいまだに覚えています。
何故だか最近、このお話が頭から離れません。
自分の心理状態と重なるものがあるのだろうと感じています。
かいつまんで紹介しますと・・・
依頼主の王様がダビデ像を彫っているミケランジェロの元へ視察に来た際に、
鼻の形に注文を付けました。『鼻が高すぎるんじゃないか?もっと低くしなさい』と。
『わかりました』。ミケランジェロは削りかすを手元に忍ばせ、彫刻刀で鼻を削る振りをしながら
削りかすをパラパラと落として見せました。
すると王様は、『うん、だいぶ良くなったぞ。余は満足じゃ』とか何とか言ってその場を後にしましたとさ。
このお話は現代社会でも役に立ちそうな教訓に満ちています。
権力者(上司)から、承服しかねる要求を突きつけられた時、どのように立ち回ればいいのか。
彼らの機嫌を損ねることなく、かつ自分の信念を曲げずにすむやり方があるということです。
もう一つ、実は権力者が何かを要求してくる時というのは、相手を自分の命令に従わせることが
最も重要なのであって、要求の中身はそれほど気にしていないということです。
我々凡人は、ついつい反論したり自分の主張を無理に通そうとしたりして、相手との関係が
きまずくなってしまうことが往々にしてあります。
『負けるが勝ち』と、言葉にすれば簡単ですが、それがなかなかできないのが凡人です。
天才ミケランジェロには及ばずとも、凡人なりにもう少し賢く立ち回りたいものです。
小学生ぐらいに何かで教わったか載っていたかしたお話ですが、
子供心にとても印象深くいまだに覚えています。
何故だか最近、このお話が頭から離れません。
自分の心理状態と重なるものがあるのだろうと感じています。
かいつまんで紹介しますと・・・
依頼主の王様がダビデ像を彫っているミケランジェロの元へ視察に来た際に、
鼻の形に注文を付けました。『鼻が高すぎるんじゃないか?もっと低くしなさい』と。
『わかりました』。ミケランジェロは削りかすを手元に忍ばせ、彫刻刀で鼻を削る振りをしながら
削りかすをパラパラと落として見せました。
すると王様は、『うん、だいぶ良くなったぞ。余は満足じゃ』とか何とか言ってその場を後にしましたとさ。
このお話は現代社会でも役に立ちそうな教訓に満ちています。
権力者(上司)から、承服しかねる要求を突きつけられた時、どのように立ち回ればいいのか。
彼らの機嫌を損ねることなく、かつ自分の信念を曲げずにすむやり方があるということです。
もう一つ、実は権力者が何かを要求してくる時というのは、相手を自分の命令に従わせることが
最も重要なのであって、要求の中身はそれほど気にしていないということです。
我々凡人は、ついつい反論したり自分の主張を無理に通そうとしたりして、相手との関係が
きまずくなってしまうことが往々にしてあります。
『負けるが勝ち』と、言葉にすれば簡単ですが、それがなかなかできないのが凡人です。
天才ミケランジェロには及ばずとも、凡人なりにもう少し賢く立ち回りたいものです。