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山本五十六の指導訓

2019.09.03 16:40|農業
数日前に、50代半ばの女性で農業経験もおありになる新しいパート、Oさんを迎え入れた。
今後は主に先輩パートのMさんとともに収穫と調整を担当してもらう。現在うちの葉物野菜の収穫と
調整作業のリーダーはMさんなので、Oさんへの技術的な指導もMさんにお願いしておいた。

ところが勤務初日にして、二人体制にしては収穫量が少な過ぎるという夫のチェックが早くも入った。
そこで、Oさん2回目の出勤日だった昨日、私が畑で収穫のやり方等を改めてご指導させて頂いたのだが、
二人で1日当たり250袋は作って欲しい事と、それを半日でこなすためには収穫調整ともにある程度のスピードが
求められることも併せてお伝えした。

ご覧の通りうちは少数精鋭で回しているためすごく忙しい。慣れないうちは大変だと思うけれども、
Mさんのやり方に倣えば必ずできるようになるので頑張って習得して欲しい


というような話をしたけれど、農家での軽作業ときいてイメージするゆる~いお仕事とは
正反対の要求をくらって、正直戸惑っておられるかもしれない。

最初はゆるめに指導し、徐々に細かく厳しく教える方が良いのか、それとも最初から最終的に求める
レベルの仕事を厳しく叩き込むべきか。どちらが良いのかいまだによくわからないのだ。

いずれにせよ、みんながいやがる細かい詰めの指導は私達がやるべきだと思っている。
いちパートさんにそこまでの責任を負わせるわけにはいかない。また、女性同士の関係はとかく
難しいもの。そのため指導がもとでギスギスした関係になってはいけないという思いもある。
私が同性間の人間関係の難しさをイヤと言うほど味わってきたから、その辺は人一倍気を配らないと。
嫌われ役は私達が引き受け、従業員同士は団結して作業をするくらいがちょうど良いのだ。

はっきり言って私も新人さんの指導は苦手である。本音は、デモンストレーションを一回見せたら、
じゃあ後はお願いね、と言って任せてすぐに立ち去りたい。ところが夫はこれではダメだという。

夫が手本にするのは山本五十六の指導訓。
冒頭の言葉は今さらご紹介するまでもなく有名だが、これには続きがあった。

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず

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Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん一人、アルバイトの男の子一人。主な栽培品目はネギ、アスパラ、落花生、ほうれん草など。

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