全日本フィギュア女子フリー感想
2018.12.24 21:30|好きなこと|
大変な強行スケジュールで疲労困憊しておりますが、観戦した全選手の演技中、印象に残った選手のみ忘れないうちに
書いておきます。
中塩美悠・・聞き覚えのある映画音楽。タイタニックでいきなり涙腺を刺激され、一人目からこんなんで最後までもつんかいな、
と不安に陥りました。とても表情豊かで訴えてくる滑り。現役引退されるとのことで最後の全日本で悔いのない演技が
できたのでは。
永井優香・・カメラも優香ちゃんばっかり追ってしまうくらいの美人さん。それなのにジャンプがことごとく決まらず、演技終了後から
涙が止まらずインタビューでも目が赤かったです。あれほどジャンプが決まらないと見てる方も辛いですね。
十倉日和・・細い選手が多い中でひときわ異彩を放つ、おおらかに育った体がまず目を引きました。隣で妹が「黒やとに全然締まって
見えん・・・」などと失礼千万なことをつぶやいておりましたが、開始前の信成コーチとのやりとりもほのぼのした雰囲気で、
張り詰めた会場の空気がフッと和みました。思わずドスンッ!という効果音を入れたくなるようなジャンプの着氷、
体のお肉が遠心力でブルンブルン揺れてそうなジャンプ。まったく知らない選手なのに思わず頑張れ!と応援したくなる
一生懸命な演技ですっかりファンになってしまいました。全日本ならではの選手。またいつかお目にかかれれば。
川畑和愛・・近年難読な名前の選手が増えてますが、この選手もその一人です。都築先生の生徒さんで、スタイルが良くて
ピンクが似合うとても華のある選手。水泳の千葉すず似のべっぴんさんです。ジャンプも前半は良かったのですが、
後半にミスが続いてしまいました。大人っぽく見えますけどまだ16才なんですね。将来が楽しみです。
紀平梨花・・最終グループは会場に満ちる緊張感のレベルが違いました。空気をビリビリ伝ってくるような感じです。
開始前から心臓がバクバクしてしまい、あまり冷静に見ることができませんでした。2本のトリプルアクセルが美しく
決まりミスは乱れたルッツのみ。これは絶対逆転間違いなし!と思いました。まさか最後の最後に大どんでん返しが
待っていようとは。梨花ちゃんは小柄でも、均整のとれた体つきで体線が美しく、体を大きく動かせるので氷上での
存在感があります。特に上半身の使い方はホレボレするほど上手いですね。顔の傾け方、目線の送り方に至るまで
雑なところがなく、こういうところが年齢以上に成熟した雰囲気を氷上で醸し出せる理由のような気がします。
他の日本人選手もぜひ参考にして欲しい(特に花織ちゃんと舞依ちゃん)。
色が抜けるように白くて演技終了後は常にニコニコ笑顔。「梨花ちゃん可愛い~」とデレデレしてしまいました。
樋口新葉・・同じジャンパーでも、坂本花織ちゃんに感じてしまうもどかしさを新葉ちゃんには感じないのです。腕の動きや曲の
表現などは圧倒的に新葉ちゃんが上だと思います。決して柔軟性に恵まれているとは言えない新葉ちゃんですが、
表情や体の動き、足元で曲の世界観をしっかり表現できる音楽性を備えています。決まれば素晴らしい質の
ジャンプも持っている。あとは怪我さえなければ、本来はもっと成績を残せていたはずです。怪我をしっかり治して
としか言えません。
宮原知子・・梨花ちゃんや新葉ちゃんの後に見ると、体とジャンプの小ささが目立ってしまうのは仕方ありません。スピンや表現は
1枚も2枚も上手ですが、ジャンプで加点が見込めないと点数にも上限があります。いくつかジャンプで回転の
怪しいものがあったので点数は伸びないだろうなと思いましたが、予想外に点が出て驚きました。
坂本花織・・この曲も涙腺を刺激するやつです。でもこういう編曲はあまり耳にしたことがなくて新鮮ですね。おなじみのメロディを
最小限にして雄大な世界観を描き出しています。それが花織ちゃんの大きなジャンプと滑りにぴったりハマってます。
生で見ると一蹴りの伸びと大きさは圧倒的でした。体も大きいので迫力があります。演技を終えた後は涙が
止まらず、隣の妹に呆れられました。ただ、出ても140点台後半くらいだと思ったので、優勝は梨花ちゃんだと思って
安堵していたところ、あの点数だったので一瞬目を疑いました。GPS、GPFと比較するとジャンプのGOEとPCSが
はね上がりましたね。正直に言うと梨花ちゃんの上にくる演技には思えませんでしたが、全日本の最終滑走ということを
考えると十分素晴らしい演技だったと思います。ただ今回のような点数を国際試合でもらえるとは到底思えないので、
上半身の動きや姿勢の悪さ等の課題克服を目指して精進して欲しいです。
妹が大好きな三原舞依ちゃんもミスのない演技で会場が沸き立ちました。確かにミスはないし曲想も彼女に合ってるんだけど、
あえて辛口な事を言わせてもらいますと、舞依ちゃんの演技中は音楽が単なるBGMになってしまってるというか、演技と曲が
溶け合っているように見えないんです。腕と上半身の動きが洗練されれば随分見違えると思いますが、ジャンプの際に後ろを
振り返る動作など、演技を途切れさせる癖がちょこちょこ見受けられてそれも気になります。
エラソーにすいませんが、感想まで。
書いておきます。
中塩美悠・・聞き覚えのある映画音楽。タイタニックでいきなり涙腺を刺激され、一人目からこんなんで最後までもつんかいな、
と不安に陥りました。とても表情豊かで訴えてくる滑り。現役引退されるとのことで最後の全日本で悔いのない演技が
できたのでは。
永井優香・・カメラも優香ちゃんばっかり追ってしまうくらいの美人さん。それなのにジャンプがことごとく決まらず、演技終了後から
涙が止まらずインタビューでも目が赤かったです。あれほどジャンプが決まらないと見てる方も辛いですね。
十倉日和・・細い選手が多い中でひときわ異彩を放つ、おおらかに育った体がまず目を引きました。隣で妹が「黒やとに全然締まって
見えん・・・」などと失礼千万なことをつぶやいておりましたが、開始前の信成コーチとのやりとりもほのぼのした雰囲気で、
張り詰めた会場の空気がフッと和みました。思わずドスンッ!という効果音を入れたくなるようなジャンプの着氷、
体のお肉が遠心力でブルンブルン揺れてそうなジャンプ。まったく知らない選手なのに思わず頑張れ!と応援したくなる
一生懸命な演技ですっかりファンになってしまいました。全日本ならではの選手。またいつかお目にかかれれば。
川畑和愛・・近年難読な名前の選手が増えてますが、この選手もその一人です。都築先生の生徒さんで、スタイルが良くて
ピンクが似合うとても華のある選手。水泳の千葉すず似のべっぴんさんです。ジャンプも前半は良かったのですが、
後半にミスが続いてしまいました。大人っぽく見えますけどまだ16才なんですね。将来が楽しみです。
紀平梨花・・最終グループは会場に満ちる緊張感のレベルが違いました。空気をビリビリ伝ってくるような感じです。
開始前から心臓がバクバクしてしまい、あまり冷静に見ることができませんでした。2本のトリプルアクセルが美しく
決まりミスは乱れたルッツのみ。これは絶対逆転間違いなし!と思いました。まさか最後の最後に大どんでん返しが
待っていようとは。梨花ちゃんは小柄でも、均整のとれた体つきで体線が美しく、体を大きく動かせるので氷上での
存在感があります。特に上半身の使い方はホレボレするほど上手いですね。顔の傾け方、目線の送り方に至るまで
雑なところがなく、こういうところが年齢以上に成熟した雰囲気を氷上で醸し出せる理由のような気がします。
他の日本人選手もぜひ参考にして欲しい(特に花織ちゃんと舞依ちゃん)。
色が抜けるように白くて演技終了後は常にニコニコ笑顔。「梨花ちゃん可愛い~」とデレデレしてしまいました。
樋口新葉・・同じジャンパーでも、坂本花織ちゃんに感じてしまうもどかしさを新葉ちゃんには感じないのです。腕の動きや曲の
表現などは圧倒的に新葉ちゃんが上だと思います。決して柔軟性に恵まれているとは言えない新葉ちゃんですが、
表情や体の動き、足元で曲の世界観をしっかり表現できる音楽性を備えています。決まれば素晴らしい質の
ジャンプも持っている。あとは怪我さえなければ、本来はもっと成績を残せていたはずです。怪我をしっかり治して
としか言えません。
宮原知子・・梨花ちゃんや新葉ちゃんの後に見ると、体とジャンプの小ささが目立ってしまうのは仕方ありません。スピンや表現は
1枚も2枚も上手ですが、ジャンプで加点が見込めないと点数にも上限があります。いくつかジャンプで回転の
怪しいものがあったので点数は伸びないだろうなと思いましたが、予想外に点が出て驚きました。
坂本花織・・この曲も涙腺を刺激するやつです。でもこういう編曲はあまり耳にしたことがなくて新鮮ですね。おなじみのメロディを
最小限にして雄大な世界観を描き出しています。それが花織ちゃんの大きなジャンプと滑りにぴったりハマってます。
生で見ると一蹴りの伸びと大きさは圧倒的でした。体も大きいので迫力があります。演技を終えた後は涙が
止まらず、隣の妹に呆れられました。ただ、出ても140点台後半くらいだと思ったので、優勝は梨花ちゃんだと思って
安堵していたところ、あの点数だったので一瞬目を疑いました。GPS、GPFと比較するとジャンプのGOEとPCSが
はね上がりましたね。正直に言うと梨花ちゃんの上にくる演技には思えませんでしたが、全日本の最終滑走ということを
考えると十分素晴らしい演技だったと思います。ただ今回のような点数を国際試合でもらえるとは到底思えないので、
上半身の動きや姿勢の悪さ等の課題克服を目指して精進して欲しいです。
妹が大好きな三原舞依ちゃんもミスのない演技で会場が沸き立ちました。確かにミスはないし曲想も彼女に合ってるんだけど、
あえて辛口な事を言わせてもらいますと、舞依ちゃんの演技中は音楽が単なるBGMになってしまってるというか、演技と曲が
溶け合っているように見えないんです。腕と上半身の動きが洗練されれば随分見違えると思いますが、ジャンプの際に後ろを
振り返る動作など、演技を途切れさせる癖がちょこちょこ見受けられてそれも気になります。
エラソーにすいませんが、感想まで。