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着物文化

2019.10.27 18:54|日々のこと
昭恵さん騒動(?)がきっかけで、日本の伝統衣装着物についてあれこれ思いをを巡らせてみた。

雑誌クロワッサンに”着物の時間”という毎号楽しみにしている連載がある。
女優、アナウンサー、漫画家に歌手、小説家など様々な分野で活躍中の女性達がお気に入りの着物を着て登場し、
着物に興味を持つようになった理由や着物にまつわる思い出などを語るコーナーである。その人に対する既成概念を
良い意味で裏切ってくれる事も多く、彼女たちの知られざる一面を知ることが出来て興味深い。

随分前だけれど、アナウンサーの八塩圭子さんが登場した回があった。八塩さんの愛犬数匹が描かれた何とも
斬新な絵柄は、女優のとよた真帆さんがデザインされたものだという。とよた真帆さんといえば元モデルの長身で
現代的な女優さんという印象で、はっきり言って和のイメージはまったくなかったのだけれど、着物作家としても
活躍されていることをその時初めて知った。

とよたさんは、海外の安いシルクスクリーン製の着物に押されて風前の灯火となっている、友禅などの着物の
伝統技術を保存すべく、地道な活動をされているのである。自ら描いた図柄を京友禅の職人さんの元に持ち込み、
刺繍や染めを施して帯や反物に仕立ててもらっているそうで、個展も何度も開かれている。

とよたさんの意外すぎる一面を知って以来、愛猫家でもあるとよたさんのファンになった。
真の意外性とはこういうことなんだなぁと感服する。

と、まるで着物に造詣が深いような事を書いてきたけれども、私が着物を着たのは人生で3度きり。
成人式、お正月、後は義母が贈ってくれた浴衣をそれぞれ一回ずつ。重症のガニ股ゆえ、成人式も袴だった。
袴ならガニ股で良いわけはなかろうが、振り袖よりはまだみっともなくないだろうということで袴になった。

母の着物姿も記憶にないし、私自身は和の文化と無縁の家で育ったのであるが、夫の実家は兵庫の
老舗呉服屋であった。義母は京都きもの学院の院長を務めたほどの人で、義姉も茶道裏千家の先生
義兄もゆくゆくは実家を継ぐつもりで鈴乃屋で修行したという人である。しかし時代の趨勢には逆らえず、
夫の実家も3代目である義父が亡くなった後店をたたんだ。

一般の日本人が着物を着ることがほとんどなくなった今、歌舞伎、能、文楽などの日本の伝統芸能で
見ることの出来る技術の粋を集めた和の装束は、和装の技術を守り伝えていくという意味でも重要な
役割を担っている。後継者がいなくて永久に失われてしまった技術は数え切れないほどあるのだ。
着物にはそうなってほしくない。

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Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん一人、アルバイトの男の子一人。主な栽培品目はネギ、アスパラ、落花生、ほうれん草など。

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