コーチの役割
2019.11.25 15:09|好きなこと|
羽生君の試合に帯同する、ブライアン・オーサー、トレイシー・ウィルソン、ジスラン・ブリアンのクリケットのコーチ陣。
最も露出の多いブライアン・オーサーはキムヨナを金メダルに導いたコーチとして有名ですが、トレイシー・ウィルソンも
キムヨナのコーチとしてたびたび登場していたので、フィギュアファンにはおなじみ。ジャンプコーチのブリアンの存在が
フィギュアファンに認知されるようになったのは、平昌五輪前の大けがをしたNHK杯以降で、ここ2~3年の
事ではないかと思います。
オーサーと羽生君の関係がどこかビジネスライクに感じられるのとは対照的に、ブリアンコーチと羽生君の間は
とても強固な信頼関係が結ばれているようで、すごく心強いなぁと感じるのです。以前のインタビューで、
ブリアンのことを『お父さんみたい』と言及していたように、仙台にいるお父さんとめったに会えない羽生君には
ブリアンコーチはいわば父親的な存在なのでしょう。
少年から大人の男性になる大切な時期に、父親と過ごす時間を持てなかった羽生君に、ブリアンは父親の
ロールモデルとなって色々な事を身をもって示してくれたに違いない、と勝手に嬉しく思っている一ファンです。
話はオーサーに戻りますが、キムヨナのコーチ時代は日本のフィギュアファンから蛇蝎のごとく嫌われていた
オーサーコーチ。キムヨナに金メダルを取らせるため、自分のコネを総動員してジャッジに働きかけ、
真央ちゃんと安藤美姫の武器だったセカンド3ループジャンプを骨抜きにすることに成功しました。
同時にメディアを使ったイメージ戦略もぬかりなく行うという緻密な戦略の前に、孤軍奮闘するしかなかった
真央ちゃんはあえなく涙をのみました。
当時から、クリケットのコーチ陣が徹底して自分達の生徒を守る姿勢は”敵ながらあっぱれ!”と言いたく
なるものがありましたね。トレイシー・ウィルソンにしても、キムヨナが一番!というのは終始一貫していました。
バンクーバー五輪前のカナダのテレビ番組にカート・ブラウニングと出演したトレイシーは、
『キムヨナが真央に勝っているのは紙の上(数字上)だけだ』
と大の真央ちゃんファンを公言し、真央ちゃんの方が優れていると言うカートに、
『氷上でも数字上も、キムヨナの方が圧倒的に優れているわ。見てらっしゃい』
とカートを論破していました。そういうこともあって、私のトレイシーに対する印象は長いこと悪いまま。
オーサーもトレイシーも真央ちゃんが嫌いでそうしたのではなく、あくまで自分の雇用主(キムヨナ)に
最大限の利益をもたらすためにやったことだとはわかっていますけども、当時は坊主憎けりゃ袈裟まで憎いと
いうわけでクリケットにはまったく良い感情がありませんでした。
彼らのような手強いコーチ陣は、敵に回せば怖いけれども味方に取り込めば非常に心強いということを
不遇だった真央ちゃんを思いつつ、クリケット移籍後の羽生君の輝かしい戦歴を見てしみじみ感じるわけであります。
最も露出の多いブライアン・オーサーはキムヨナを金メダルに導いたコーチとして有名ですが、トレイシー・ウィルソンも
キムヨナのコーチとしてたびたび登場していたので、フィギュアファンにはおなじみ。ジャンプコーチのブリアンの存在が
フィギュアファンに認知されるようになったのは、平昌五輪前の大けがをしたNHK杯以降で、ここ2~3年の
事ではないかと思います。
オーサーと羽生君の関係がどこかビジネスライクに感じられるのとは対照的に、ブリアンコーチと羽生君の間は
とても強固な信頼関係が結ばれているようで、すごく心強いなぁと感じるのです。以前のインタビューで、
ブリアンのことを『お父さんみたい』と言及していたように、仙台にいるお父さんとめったに会えない羽生君には
ブリアンコーチはいわば父親的な存在なのでしょう。
少年から大人の男性になる大切な時期に、父親と過ごす時間を持てなかった羽生君に、ブリアンは父親の
ロールモデルとなって色々な事を身をもって示してくれたに違いない、と勝手に嬉しく思っている一ファンです。
話はオーサーに戻りますが、キムヨナのコーチ時代は日本のフィギュアファンから蛇蝎のごとく嫌われていた
オーサーコーチ。キムヨナに金メダルを取らせるため、自分のコネを総動員してジャッジに働きかけ、
真央ちゃんと安藤美姫の武器だったセカンド3ループジャンプを骨抜きにすることに成功しました。
同時にメディアを使ったイメージ戦略もぬかりなく行うという緻密な戦略の前に、孤軍奮闘するしかなかった
真央ちゃんはあえなく涙をのみました。
当時から、クリケットのコーチ陣が徹底して自分達の生徒を守る姿勢は”敵ながらあっぱれ!”と言いたく
なるものがありましたね。トレイシー・ウィルソンにしても、キムヨナが一番!というのは終始一貫していました。
バンクーバー五輪前のカナダのテレビ番組にカート・ブラウニングと出演したトレイシーは、
『キムヨナが真央に勝っているのは紙の上(数字上)だけだ』
と大の真央ちゃんファンを公言し、真央ちゃんの方が優れていると言うカートに、
『氷上でも数字上も、キムヨナの方が圧倒的に優れているわ。見てらっしゃい』
とカートを論破していました。そういうこともあって、私のトレイシーに対する印象は長いこと悪いまま。
オーサーもトレイシーも真央ちゃんが嫌いでそうしたのではなく、あくまで自分の雇用主(キムヨナ)に
最大限の利益をもたらすためにやったことだとはわかっていますけども、当時は坊主憎けりゃ袈裟まで憎いと
いうわけでクリケットにはまったく良い感情がありませんでした。
彼らのような手強いコーチ陣は、敵に回せば怖いけれども味方に取り込めば非常に心強いということを
不遇だった真央ちゃんを思いつつ、クリケット移籍後の羽生君の輝かしい戦歴を見てしみじみ感じるわけであります。