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ザギトワの活動停止に思う

2019.12.14 20:27|好きなこと
17歳で事実上の引退なんて、フィギュアはなんて過酷なスポーツなんだろう。
ロシアから始まった女子フィギュアの地殻変動が、わずか2年前の五輪金メダリストをここまで追い込んでしまった。
プリセツカヤや森下洋子さんなど、60歳を超えても踊り続けたバレリーナは少なくないし、吉田都さんも同い年の
シルヴィ・ギエムも40歳を過ぎても踊ることへの情熱を失わなかった。それから考えると、フィギュアの選手寿命は
余りにも短すぎるように思えてならない。それほどに肉体にかかる負担が大きいと言うことなのだろう。

17歳と言えば真央ちゃんが初めて世界チャンピオンになった年だ。そして羽生君が伝説のニースのロミジュリで
私の心をかっさらった年齢でもある。スケーターとしてこれからどんどん技術・表現に磨きをかけ円熟味を増していく、
まさにこれからという時期なのだ。たとえジャンプが跳べなくなったとしても、芸術性を高めてファンを楽しませるという
選択肢もあったはずなのに、次々に新星が台頭するロシア女子の中で埋没していくことをよしとしなかったのか。

以前、本田武史がこんなことを言っていた。

4回転ジャンプはまるで空を飛んでいるような感覚。いつか跳べなくなる日が来ると思うとすごく寂しい』と。

技術的な衰えを自覚したとき、トップをはった経験のある選手であればなおのこと身の処し方に悩むだろう。
30歳過ぎまで現役を続けた村主章枝が、

早く引退しろよっていうまわりからのプレッシャーは痛いほど感じるけれど、私は氷から離れられない』と。

彼女も五輪で4位にまでなったトップ選手。その矜持は人一倍あったはずである。ジャンプが跳べなくなり、往生際が悪いと
陰口をたたかれても、引き際を自分で決めることに誰からも文句を言われる筋合いはない、と言えるのが彼女の強さだった。
納得いくまで現役を続け、すっかりふっきれて我が道を行く活動をしている彼女の表情は現役時代よりも輝いているように見える。

女子選手なら誰もがぶつかる体型変化の壁、軽々と跳べていたジャンプが跳べなくなる歯がゆさ。それを乗り越え、
人生経験を積んだ選手ならではの芳醇な演技を見せて欲しいと思うのはフィギュアファンのわがままだろうか。

長く現役を続けた真央ちゃんやコストナー、同国のスルツカヤのように、大人の女性にしか見せることのできない
フィギュアスケートがあると思うから。

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Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん3人、後継者候補のアルバイト男性一人に研修生一人。主な栽培品目はアスパラ、ネギ、ホウレンソウ、ニンニク、里芋、落花生。

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