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2019.12.16 19:11|好きなこと|
街の洋菓子店からホールケーキが消える? 若手が来ず人手不足、「甘くない」働き方改革
かつて飲食業界で働いていた人間としては、これも時代の趨勢かなと寂しくなる記事です。
大ざっぱに食べ物屋をレストラン・ケーキ屋・パン屋の3種類に分けますと、一番儲かるのがパン屋で、だいぶ差がついて
次にレストラン、一番儲からないのがケーキ屋だと言われます。理由は、人権費や原材料費等の経費が全然違うから。
こう言うとパン屋さんから苦情がきそうですが、パンは発酵して膨らむ=カサが増すという点と、ケーキ作りにかかる
手間に比べてパン作りの工程は格段に少なくて済みますでしょ?カレーやクリーム等のフィリングも加工品を使っている
ところが大半ですしね。ケーキ屋が儲からないのは、パン屋に比べて支店展開している店が少ないことからもうかがえます。
自分でパンもケーキも作るのでよくわかるのですが、極端な話パン作りは家事の合間にできるのに対して、
ケーキ作りはそうはいきません。材料を揃える所から集中し、作り始めると一㌘も気が抜けない。
家庭のお菓子レベルでそうなのだから、プロが作る手の込んだケーキならなおのことでしょう。
夕方にケーキ屋さんに行くと、ショーケースの中で売れ残っているケーキはどうなるんだろうと気になります。
まさか捨てんよね?そんなもったいない!でも翌日出すわけにもいかないだろうし・・・、
捨てるくらいなら半額で売ってくれんかな?なんて、いささか浅ましい考えが頭をよぎります。
一時期ケーキ屋兼パン屋で働いていた母によると、残ったケーキを混ぜて圧縮して加工し直したケーキを
安くで売ってたそうですが、今のご時世にそんなことやってたら大問題なので、たぶん余ったケーキは
従業員が買い取るか持って帰るか、捨てるかしてるんだと思います。
福津市は個人経営のケーキ屋さんも多いですが、その分競争が厳しく入れ替わりも激しいです。
十年以上バターの供給が不安定なままですし、輸入原材料も多いので為替に影響を受けやすいのも
ケーキ屋経営のアキレス腱となっている気がします。
日本人パティシェの作るケーキは今や本場フランスを凌ぐほどのレベルに達しているとききます。
そういう、味と原材料の質にこだわる真面目なお店ほど経営が楽ではないというのは何とも皮肉な話です。
かつて飲食業界で働いていた人間としては、これも時代の趨勢かなと寂しくなる記事です。
大ざっぱに食べ物屋をレストラン・ケーキ屋・パン屋の3種類に分けますと、一番儲かるのがパン屋で、だいぶ差がついて
次にレストラン、一番儲からないのがケーキ屋だと言われます。理由は、人権費や原材料費等の経費が全然違うから。
こう言うとパン屋さんから苦情がきそうですが、パンは発酵して膨らむ=カサが増すという点と、ケーキ作りにかかる
手間に比べてパン作りの工程は格段に少なくて済みますでしょ?カレーやクリーム等のフィリングも加工品を使っている
ところが大半ですしね。ケーキ屋が儲からないのは、パン屋に比べて支店展開している店が少ないことからもうかがえます。
自分でパンもケーキも作るのでよくわかるのですが、極端な話パン作りは家事の合間にできるのに対して、
ケーキ作りはそうはいきません。材料を揃える所から集中し、作り始めると一㌘も気が抜けない。
家庭のお菓子レベルでそうなのだから、プロが作る手の込んだケーキならなおのことでしょう。
夕方にケーキ屋さんに行くと、ショーケースの中で売れ残っているケーキはどうなるんだろうと気になります。
まさか捨てんよね?そんなもったいない!でも翌日出すわけにもいかないだろうし・・・、
捨てるくらいなら半額で売ってくれんかな?なんて、いささか浅ましい考えが頭をよぎります。
一時期ケーキ屋兼パン屋で働いていた母によると、残ったケーキを混ぜて圧縮して加工し直したケーキを
安くで売ってたそうですが、今のご時世にそんなことやってたら大問題なので、たぶん余ったケーキは
従業員が買い取るか持って帰るか、捨てるかしてるんだと思います。
福津市は個人経営のケーキ屋さんも多いですが、その分競争が厳しく入れ替わりも激しいです。
十年以上バターの供給が不安定なままですし、輸入原材料も多いので為替に影響を受けやすいのも
ケーキ屋経営のアキレス腱となっている気がします。
日本人パティシェの作るケーキは今や本場フランスを凌ぐほどのレベルに達しているとききます。
そういう、味と原材料の質にこだわる真面目なお店ほど経営が楽ではないというのは何とも皮肉な話です。