奥田英朗『我が家のヒミツ』
2020.01.31 06:49|好きなこと|
お正月にブックオフで買った11冊のうち2冊を読み終え、昨日3冊目の『我が家のヒミツ』を読了。
気負わずサラッと読め、読後感の良い奥田さんの短編集が好きです。この中では最後の『妻と選挙』が
一番良かったかな。夫で作家の主人公”大塚康夫”はたぶんご本人がモデルと思われ、奥田ファンなら
思わずニヤリとしてしまうエピソードがちょこちょこと。
私と同年代の夫婦の話で、中盤から徐々に盛り上がり、最後の方では思いがけず泣けてしまいました。
〇木賞作家でベストセラーも持つけれど、今は落ち目になりつつある夫が、高齢者福祉の充実を訴えて
市議選に立候補する専業主婦の妻を応援するうち、夫婦や家族の絆が強くなるお話です。
『夫婦はどちらか一方が幸せならうまくいく』とか、『自分はこの先も妻と支え合って生きていく。きっと頑固な
老人になる。だから妻だけでも人生を充実させて欲しい』なんて、きれい事かもしれないけれど、良いですなぁ。
布団の中で読んだので、いかん、明日目が腫れてしまう~、と思いながらも泣けて泣けて。
良いお話でした。
気負わずサラッと読め、読後感の良い奥田さんの短編集が好きです。この中では最後の『妻と選挙』が
一番良かったかな。夫で作家の主人公”大塚康夫”はたぶんご本人がモデルと思われ、奥田ファンなら
思わずニヤリとしてしまうエピソードがちょこちょこと。
私と同年代の夫婦の話で、中盤から徐々に盛り上がり、最後の方では思いがけず泣けてしまいました。
〇木賞作家でベストセラーも持つけれど、今は落ち目になりつつある夫が、高齢者福祉の充実を訴えて
市議選に立候補する専業主婦の妻を応援するうち、夫婦や家族の絆が強くなるお話です。
『夫婦はどちらか一方が幸せならうまくいく』とか、『自分はこの先も妻と支え合って生きていく。きっと頑固な
老人になる。だから妻だけでも人生を充実させて欲しい』なんて、きれい事かもしれないけれど、良いですなぁ。
布団の中で読んだので、いかん、明日目が腫れてしまう~、と思いながらも泣けて泣けて。
良いお話でした。