迷い
2020.02.02 22:14|農業|
今年のホウレンソウを食べて思うのですが、去年に比べて甘みが少ないな、と。
今年は確かに霜に当たった回数が少なくて、そのせいで甘みがのらないこともあると思うんですが、
去年も今年に負けず劣らずの暖冬でしたからね。
昨年のホウレンソウとの甘みの違いは歴然で、その理由は品種しか思い当たりません。
去年のスクープホウレンソウは、M君が『砂糖入りかと思った』と言うくらい甘くて美味しかったんです。

これは一昨日作ったニンニクオリーブ油炒め。品種は早生グローリーです。

今日はオータムポエムと合わせたバター炒め。品種はハウスのドンキー。両品種とも甘みがいまいちで
ややエグミも感じられました。産直場で勝負するからには、味の良さは絶対に譲れない点です。
今年栽培した品種はいずれも最新のベと病レース対応で、低温伸張性や見栄えといった作りやすさにおいては
とても評価ができます。味も十分及第点ではあるのですが、一度スクープの美味しさを知ってしまうとやはり
どうしても物足りなく感じます。

↑(昨年のスクープホウレンソウ。一株で400グラム超あるものもあった。他品種に比べてとにかく葉数が多い)
スクープは、岡山県美作市の宇野農園のご主人が、以前ブログで『味と収量でこれ以上の品種はない』と
種袋の写真をぼかして紹介されていたのを、手当たり次第に検索して見当を付けたという思い入れのある品種です。
作ってみると確かに収量と味は今まで作った中でダントツでした。しかし私の浮気性が災いして今年は作っていません。
宇野さんは、ホウレンソウはこの品種のみで一年通されていると言うことでした。古い品種なのでベと病もレース4
までしかありませんし、低温伸張性や晩抽性も弱いですが、それを補って余りある良さがあると思います。
ジプシー農園の東山さんも、『低温伸張性のある品種はまずい』『味では昔からある品種が一番』と仰っていましたし、
作りやすさや見栄えを重視した品種開発においては、味の良さは置き去りにされるのかもしれません。
ホウレンソウは毎年新品種がたくさん発表されるせいでつい目移りしてしまうのですが、味を最優先して
スクープを年間通して作れるようになった方がいいのかな、という気がしてきました。
今年は確かに霜に当たった回数が少なくて、そのせいで甘みがのらないこともあると思うんですが、
去年も今年に負けず劣らずの暖冬でしたからね。
昨年のホウレンソウとの甘みの違いは歴然で、その理由は品種しか思い当たりません。
去年のスクープホウレンソウは、M君が『砂糖入りかと思った』と言うくらい甘くて美味しかったんです。

これは一昨日作ったニンニクオリーブ油炒め。品種は早生グローリーです。

今日はオータムポエムと合わせたバター炒め。品種はハウスのドンキー。両品種とも甘みがいまいちで
ややエグミも感じられました。産直場で勝負するからには、味の良さは絶対に譲れない点です。
今年栽培した品種はいずれも最新のベと病レース対応で、低温伸張性や見栄えといった作りやすさにおいては
とても評価ができます。味も十分及第点ではあるのですが、一度スクープの美味しさを知ってしまうとやはり
どうしても物足りなく感じます。

↑(昨年のスクープホウレンソウ。一株で400グラム超あるものもあった。他品種に比べてとにかく葉数が多い)
スクープは、岡山県美作市の宇野農園のご主人が、以前ブログで『味と収量でこれ以上の品種はない』と
種袋の写真をぼかして紹介されていたのを、手当たり次第に検索して見当を付けたという思い入れのある品種です。
作ってみると確かに収量と味は今まで作った中でダントツでした。しかし私の浮気性が災いして今年は作っていません。
宇野さんは、ホウレンソウはこの品種のみで一年通されていると言うことでした。古い品種なのでベと病もレース4
までしかありませんし、低温伸張性や晩抽性も弱いですが、それを補って余りある良さがあると思います。
ジプシー農園の東山さんも、『低温伸張性のある品種はまずい』『味では昔からある品種が一番』と仰っていましたし、
作りやすさや見栄えを重視した品種開発においては、味の良さは置き去りにされるのかもしれません。
ホウレンソウは毎年新品種がたくさん発表されるせいでつい目移りしてしまうのですが、味を最優先して
スクープを年間通して作れるようになった方がいいのかな、という気がしてきました。