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こゆ財団座談会

2020.02.14 21:12|農業
こゆ財団の斉藤潤一さんを囲む座談会に夫婦で参加してきました。
夫の地元産直場の次期組合長就任の利益にさっそくあずかった形で招待されたものです。

参加人数は20人にも満たないほどの規模でしたが、福津市の現職市長と副市長をはじめ、あんずの里の副組合長、
ふれあい広場ふくまの次期組合長(夫)、それに市役所からの数名の職員の方の顔も見えた、濃いメンツの会合でした。
CIMG57341.jpg
左から、斉藤潤一さん、松田副市長、原﨑市長。

こゆ財団と代表の齋藤潤一さんの略歴についてはリンク先を参照して頂くとして、とりあえず齋藤さんのお話で
印象に残った部分を忘れないうちに記録しておこうと思います。

・人材育成といってもマニュアルはなく、人それぞれの良さ、持ち味を引き出すことを一番大切にしている。
 それは、ただその人がワクワクする事を探し当てるだけでいい。

・組織は3人いれば十分で4人になると多すぎてうまく回らない。

・市役所(役人)に対してもこちらが本気でぶつかれば、必ず本気で返してくれる人間はいる。
 役所には最も得意とする守備を頑張ってもらうだけで十分。そうすることでこちらはガンガン攻撃的に攻めていけるし、
 うまくハマれば最高のコンビになれる。陰で役場の悪口を言う人は少なくないが、相手の得意分野を生かす上手な
 付き合い方は必ずある。 

・基本的に役場の人達は忙しいため、地元の人達とのトラブルの仲介やクレーム対応などは自分達が引き受ける。
 それを役場にさせてしまうと、地元民とのもめ事を避けたい役場が態度を硬化させ、『余計な事するな。 
 大人しくしとけ』となりかねないから。

いいざい』という福津市の地域商社からもお二人が参加。同じ地域商社でもこちらは市が出資している組織で、
こゆ財団とは規模も活動範囲も大人と子供ほどの差があります。運営もまだまだ手探り状態で経営も苦しい様子。
こゆ財団の成功からヒントを得てこの苦境を脱したいという思いが感じられました。

齋藤さんは冒頭に”SDGs(持続可能な開発目標)”というキーワードを掲げておられことからもわかるように、
地域を活性化できる事業のアイデアや、そういうビジネスを起業できる人材の育成が主たる目的のようでした。
農業にたとえると”作る”よりも”いかに売るか”に主眼をおいており、私達が参考に出来る部分は限定的でしたが、
自治体と就農希望者の橋渡し役や就農者のフォロー(独自の融資制度など)まで整えているところなどは、
”いいざい”にも是非参考にして欲しい点です。こういう組織が全国にできればもっと就農のハードルが低くなるので、
どんどん広まって欲しいですね。

CIMG57401.jpg
名刺交換をするピンぼけの夫と齋藤さんの横で、カメラ目線でばっちりキメた原﨑市長。

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Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん3人、後継者候補のアルバイト男性一人に研修生一人。主な栽培品目はアスパラ、ネギ、ホウレンソウ、ニンニク、里芋、落花生。

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