『無法松の一生』
2020.03.10 20:46|好きなこと|
阪妻じゃなく、三船敏郎と高峰秀子版を観ました。三船敏郎38歳、高峰秀子34歳の時の作品です。
荒くれ男の秘めた恋心が哀しい。男って本気で惚れた女には純情なんだよなぁ・・・(遠い目)。
『奥さん、俺は、さ、寂しかったんじゃ・・・』
『俺の心は汚い・・・!』
のところでもう涙腺が・・・。
三船敏郎、男の色気全開でほんっとカッコいいわ~。これでまだ30代ですよ。今時こんな俳優おらんでしょ。
昨今のアイドルやモデルあがりの俳優が束になったって敵いやしませんってば。
こういう作品を観ると、昔の俳優と現代の俳優の次元の違いを感じて寂しくなります。
先日緒形拳主演の『復讐するは我にあり』を観たときも感じたことなんですが、まず発声からして違う。
大声を出さなくても良く通るし、ズシンと響きます。脇役一人とっても雑な演技の人がいなくて、
それぞれに存在感があって印象的なんですよね。