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さび病

2020.05.04 21:07|農業
小ネギとニンニクにさび病が出ている。

どちらもユリ科野菜であるから、病気も共通するものが多い。
過去、特にニンニク栽培に於いては幾度もさび病に悩まされたけれども、ここ数年は発生をみなかったのである。
さび病には当たり年とでも呼びたくなる時があり、滅多に出ないハウス小ネギにまで出たとなると、
どうも今年はそれに当たってしまったようだ。

さび病は気温が23℃以下の多雨が発生の好適条件である。
10~20℃で100%の多湿時間が6時間保持されると発病するらしい。
最も留意すべきは肥切れで、発生を助長させる大きな要因となる。

DSC015381.jpg
ニンニクのさび病。さび病に加えて黒斑病のような病斑も出ている。さながら複合汚染状態である。
ここまで冒されてしまうと葉の光合成能力は相当落ちているだろう。収穫まであと二十日。
大切な最終盤の玉太りの時期、何とかもうひと踏ん張りして欲しい。

DSC015231.jpg
ハウス小ネギのさび病。激発箇所を発見したのが今朝。すぐに罹病株を根こそぎひっこ抜いたが、病斑を見ると
すでに胞子が飛散したあとだった。さび病の潜伏期間は10日。早く収穫してしまわねばハウス全体に影響が及ぶ。
こうなるまで気が付かなかったことが一番ショックだった。

収穫を目前に控えた今西のニンニクが気がかりだ。
午後から夫とK君でトーマス君を散布していたけれど、さび病は一度発生すると抑えるのが難しい病気。
発生初期から何度か薬剤を散布してもあれよあれよと広がったらしい。

DSC015411.jpg
今西の裏のニンニク畑。トーマス君を散布するK君。

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Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん3人、後継者候補のアルバイト男性一人に研修生一人。主な栽培品目はアスパラ、ネギ、ホウレンソウ、ニンニク、里芋、落花生。

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