NHK教育ラジオ
2020.05.05 14:22|日々のこと|
20数年ぶりにNHK教育ラジオを聴いている。
朝から何時間も一人黙々と小ネギの皮むきをしていると、孤独が嫌いではない私でも気が滅入ってくることがある。
気分を紛らわそうと民放のAMラジオをBGM代わりに流し始めて以来、ラジオは小ネギの皮むき作業の友になった。
長年KBCラジオを聴いていたのがいつからか騒々しく感じるようになり、RKBラジオに乗り換えたのが去年のこと。
ところがこれも次第に耳障りになってきたので、今度はNHKのラジオ第一に変えてみた。最初は良かったのだが
こちらも段々と集中をそがれることが増えてきた。そこで今はNHKの教育ラジオに落ち着いている。
CMは当然ながらニュースもない。潔いほどの番組構成が、私の好みにぴったり合った。
語学講座が中心で、子供向けに昔話があったり、日本の古典文学の朗読があったりと実にためになる。
そしていざ教育ラジオを聞き始めると、その昔、大杉正明先生や遠山顕先生の英会話講座を愛聴し、英語の習得に
情熱を傾けていた頃の記憶がよみがえってきた。遠山顕先生は御年73にしてまだ現役で番組をお持ちである。
張りのあるお声は昔と変わらない。遠山先生と同い年の大杉正明先生も、ラジオ深夜便に時々出演されている。
午前中の教育ラジオで一番多い講座は英語で、次が韓国語。それ以外は中国語に独仏伊西葡露と
主立った外国語講座が一通りある。ほとんどちんぷんかんぷんであるから、BGMにはうってつけだ。
しかし流し聞きとは言え、興味を持って耳を傾けていると結構面白い。日本の英語教育はケチョンケチョンに
言われることが多いが、他の言語を聴いている限り6年間の英語教育は無駄ではなかったように思える。
それくらい未知の外国語をゼロから学ぶのは難しい。
確かに難しいのだが、韓国語とイタリア語は発音が日本人にも取っつきやすく、講座を聴き続けているうちに
何となくマスターできそうな気がしてくるから不思議だ。イタリアに渡ったサッカー選手はイタリア語が流暢になって
帰ってくる人が多いし、日本人とイタリア語は相性がいいのかも。
話は変わるが、アメリカ国務省に、外国語習得難易度ランキングというものがあるという。そこでは我らが日本語は
栄えあるカテゴリー5+(最高難度)に世界で唯一分類されているらしい。難易度が一つ下のカテゴリー5には
アラビア語や中国語、韓国・朝鮮語がエントリー。彼らを抑えての堂々の一位、しかもオンリーワンである。
ヨーロッパ言語話者の日本語習得、特に読み書きはそれほどに難しいということか。
日本語は日本人にとっても難しい言語だと思う。学べば学ぶほど奥深く、尽きることがない。
そう考えると、外国語の習得に励むよりも母なる日本語の探求の方がやる価値がある事かもしれない。
朝から何時間も一人黙々と小ネギの皮むきをしていると、孤独が嫌いではない私でも気が滅入ってくることがある。
気分を紛らわそうと民放のAMラジオをBGM代わりに流し始めて以来、ラジオは小ネギの皮むき作業の友になった。
長年KBCラジオを聴いていたのがいつからか騒々しく感じるようになり、RKBラジオに乗り換えたのが去年のこと。
ところがこれも次第に耳障りになってきたので、今度はNHKのラジオ第一に変えてみた。最初は良かったのだが
こちらも段々と集中をそがれることが増えてきた。そこで今はNHKの教育ラジオに落ち着いている。
CMは当然ながらニュースもない。潔いほどの番組構成が、私の好みにぴったり合った。
語学講座が中心で、子供向けに昔話があったり、日本の古典文学の朗読があったりと実にためになる。
そしていざ教育ラジオを聞き始めると、その昔、大杉正明先生や遠山顕先生の英会話講座を愛聴し、英語の習得に
情熱を傾けていた頃の記憶がよみがえってきた。遠山顕先生は御年73にしてまだ現役で番組をお持ちである。
張りのあるお声は昔と変わらない。遠山先生と同い年の大杉正明先生も、ラジオ深夜便に時々出演されている。
午前中の教育ラジオで一番多い講座は英語で、次が韓国語。それ以外は中国語に独仏伊西葡露と
主立った外国語講座が一通りある。ほとんどちんぷんかんぷんであるから、BGMにはうってつけだ。
しかし流し聞きとは言え、興味を持って耳を傾けていると結構面白い。日本の英語教育はケチョンケチョンに
言われることが多いが、他の言語を聴いている限り6年間の英語教育は無駄ではなかったように思える。
それくらい未知の外国語をゼロから学ぶのは難しい。
確かに難しいのだが、韓国語とイタリア語は発音が日本人にも取っつきやすく、講座を聴き続けているうちに
何となくマスターできそうな気がしてくるから不思議だ。イタリアに渡ったサッカー選手はイタリア語が流暢になって
帰ってくる人が多いし、日本人とイタリア語は相性がいいのかも。
話は変わるが、アメリカ国務省に、外国語習得難易度ランキングというものがあるという。そこでは我らが日本語は
栄えあるカテゴリー5+(最高難度)に世界で唯一分類されているらしい。難易度が一つ下のカテゴリー5には
アラビア語や中国語、韓国・朝鮮語がエントリー。彼らを抑えての堂々の一位、しかもオンリーワンである。
ヨーロッパ言語話者の日本語習得、特に読み書きはそれほどに難しいということか。
日本語は日本人にとっても難しい言語だと思う。学べば学ぶほど奥深く、尽きることがない。
そう考えると、外国語の習得に励むよりも母なる日本語の探求の方がやる価値がある事かもしれない。