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豪雨災害

2020.07.06 17:52|日々のこと
ついさっき、添田町を流れる遠賀川水系の彦山川が氾濫したとの速報が入ってきた。
先日直方市を訪れたときに初めて見た遠賀川と彦山川は、広々とした河川敷の中を悠々と流れる
穏やかな姿を見せていた。様々な恵みを与えてくれる川が、人や家を飲み込む怪物と化す恐ろしさ。
熊本の出来事が昨日の今日である。もう一人の犠牲者も出して欲しくない。

近年甚大な豪雨災害をもたらしている線状降水帯という用語自体、まったく耳新しい言葉である。
50年に一度の大雨が毎年くる、なんて冗談みたいなホントの話が起きていて、過去の気象データの類いが
もう参考にならないのではないかと思わせる。それだけ劇的に地球環境が変化しつつあるということだろう。

毎年のように豪雨災害に遭っている九州地方。どの災害がいつのものだったか確とは思い出せない。
当地でも朝からずっと大雨である。ハウスのツゥタンとマイケルは雨の勢いに恐れをなし、
ハウスのネギの陰に身を潜め、すっかり怯えた様子だった。心細いなら一緒にいれば?と思うが、
まだお互いに気を許していないのだろう、それぞれ別のハウスに逃げ込んでいた。

今し方、『おもかげ復元師』を読み終えたばかりで、津波の犠牲者のご遺体復元の克明な描写に
涙が止まらなかった。濁流に呑まれた人間の体は、水中で木の葉のように翻弄され様々な傷を負う。
そのままの状態で対面された場合、生前とあまりに違う変わり果てた姿に、ご遺族は肉親の死を
現実のものとして受け入れることが難しくなってしまうという。

『可能な限りご家族の記憶にあるお顔に戻してあげたい。
そして思う存分故人に触れ、語りかけ、抱きしめてあげてほしい』

という一心で無償により取り組まれたそうである。

亡くなったおひとりおひとりに家族があり、生きてきた歴史がある。
犠牲者の数の数倍、数十倍の表には出てこない悲しみがある。
だから、これ以上一人の犠牲者も出して欲しくない。

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Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん3人、後継者候補のアルバイト男性一人に研修生一人。主な栽培品目はアスパラ、ネギ、ホウレンソウ、ニンニク、里芋、落花生。

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