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泣く技術

2020.08.10 22:41|好きなこと
遅ればせながら、『わたしを離さないで』で初めて綾瀬はるかさんの演技をみた。
その透明感溢れる可憐な美しさにも目が釘付けになったけれど、泣く演技の達者なことに一番驚いた。
ただ泣きゃあいいってもんじゃない。うれし涙、悲し泣き、くやし泣き、様々ある。
しかし綾瀬はるかさんはそれらの涙を見事に使い分けていた。あっぱれ!である。

見る側の勝手な要望だけれど、女優の看板を掲げる以上、ここぞと言うときに涙はきちんと流して欲しいのである。
過去、映画やドラマを見ていて”涙出てないやん!うそ泣きやん!!”とがっかりしたことも数知れず。

『たそがれ清兵衛』で、果たし合いから無事に戻った清兵衛を迎えたともえ(宮沢りえ)が、声をあげて泣く場面があるのだが、
涙が一滴も流れていなかったのである。せっかくの感動に水を差され、私はすっかり興ざめしてしまった。
映画全体を通して宮沢りえの演技は大変良かった。特に、いざ果たし合いに出向かんとする清兵衛の身支度を
手伝う場面など、流れるような身のこなしで実に素晴らしかった。それだけに残念だった。

『わたしを離さないで』は悲しいお話につき、全編を通してたくさんの涙が流された。泣く演技に関しては
水川あさみさんも綾瀬さん同様実に芸達者で、幾度となくもらい泣きさせられた。その、数ある涙の中でも
私が一番胸を打たれたのは、6話の綾瀬さんの涙。駅でトモ(春馬君)と二人電車を待つキョウコ(綾瀬はるか)。
夢を持つことの意義を語るトモをじっと見つめるキョウコ。そのつぶらな瞳にみるみる涙が湛えられ、次の刹那
ポロポロポロとこぼれ落ちる。『わたし、やっぱりトモのこと好きだなぁって・・・』とうつむき加減でつぶやくキョウコ。
これでグッとこない男はいないっしょ!

この年になると、ああは美しく泣けないものなのだ。お肌のハジキ度の悪さと涙の粘度の高さのせいで
あんなにきれいに涙がポロンポロンと頬を伝って落ちていかんのよね。ダラ~ッと締まりのない感じで。

いや~、実に美しい綾瀬はるかさんの涙なのでありました。

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Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん3人、後継者候補のアルバイト男性一人に研修生一人。主な栽培品目はアスパラ、ネギ、ホウレンソウ、ニンニク、里芋、落花生。

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