永香農園日誌

本日９月９日は救急車の日だそうですね。
救急車の世話になった事はございません。まぁ、乗った事ないに越したことはないですな。

救急車で思い出しましたが、以前、倉庫で作業をしていましたら近くに救急車がピーポーピーポーと
やってまいりました。すると、隣の奥様が凄い勢いで家から飛び出してきまして、私に向かって
『どっち行ったですか』とお尋ねになるのです。その表情は好奇心に充ち満ちておりました。
『さぁ、よう見とらんやったです』とすっとぼけましたが、救急車の行き先がそげん気になっとかい、と
びっくりした覚えがあります。田舎の人（あえてこう呼びます）は噂話が三度の飯より大好物ですから
誰それさんちに救急車の来とった！なんて大スクープ、逃す手はないですね。

わたくしめも田舎の人達の噂の標的になったことがあります。
ある日夫から、『お前、妊娠してるらしいで』と言われました。
『〇〇さんから、奥さん、おめでたなんですか？って訊かれたで』と。

Ａ：『そういえば、カタオカさんの奥さん、最近全然見かけないわね』
Ｂ：『あら、アタシこないだ見たわヨ。なんか前よりふっくらしてたみたい』
Ｃ：『そう、お腹膨らんでなかった？もしかして妊娠してるのかも。あそこ確かお子さんまだでしょ』
Ａ：『あらまぁ、おめでた？そうよそうに違いないわ。きっとおめでたよ。今度ご主人に訊いてみましょう』

引きこもり百姓を自認する私は、ここいらの人達からするとツチノコ並みに目撃情報が少ないと思われますので、
想像するにこのような感じで尾ひれがついたのでしょう。

この程度の他愛のない噂なら笑い話で済みますけどね。
たぶん私達の耳に入らないだけで、色んな噂話が飛び交っているであろうことは容易に想像がつきます。
よそ者の宿命と諦めていますが、おてやわらかに願いたいものです。