永香農園日誌

プーチンが核兵器の使用も辞さない構え・・・
なんて物騒な記事を読んでしまったせいで、昨夜は不安でよく眠れなかった。
一人のトチ狂った独裁者が、第三次世界大戦の引き金を引くかも知れない。ヒトラーがそうであったように。

ロシアの人々は邪魔者を容赦なく暗殺するような人間をなぜ統治者として選び続けるのか？
しかし、彼らはロシア人である。ロシア人が独裁者を好み、性格的に独裁者が合っていることは
ロシアに精通した知識人がたびたび言及してきた。

ある程度強権的でないと、様々な民族が暮らす広大で過酷な自然の国を統治することは難しかったということか。

ロシア人が語るロシア人の国民性

ロシア人の国民性をおおまかに挙げると、

・ロシアは外敵との戦いの歴史であったがゆえに愛国心が強く、強烈なリーダーシップを持つ指導者への憧れが強い。
　また、敵の存在によって仕事や障害に立ち向かう力が湧いてくる。
・誰かのためと思うとやる気がでないが、自分のためだと意識すると俄然やる気がでる。
・広大な国土は目的よりも過程に集中する性向を育んだ。本来の目的を忘れてしまう事があるため、時々再確認させる必要がある。

ここに、ロシアに６年間駐在したＫさんから直接きいた事を加えるとロシア人の性格がおおよそ掴める。

・ロシア人はロシア人が大好き
・非常にプライドが高く、外に対してロシアのイメージを悪くするような人間が大嫌い。
だから、アル中で会議中に昏倒する場面が全世界に配信されたエリツィンは超不人気で、弱みを見せないプーチンは大人気。
・免許証の更新の際にも賄賂を当然のように要求してくる。

今はロシア国内でも反戦デモが起きているようだけれど、”所詮はロシア人だからね”と冷めた目で見てしまう。
諸外国からプーチンがキチガイだの認知症で判断能力がなくなっているだの言われても、最後はロシア人は
プーチンを支持するのだろう。

今の状況も、外敵のせいで自分達は追い詰められているという意識を国民に抱かせるはずである。
このことがロシア人の団結を促し、プーチンが核のボタンを押すことを容認することにつながりはしないかという不安が拭えない。
太平洋戦争開戦前の日本が置かれた状況をどうしても思い出してしまうが、孤立無援だった日本と違い、
今のロシアには中国という強力な後ろ盾がある。それを盾にどのような暴挙にでるのか想像もつかない。
そして今後中国が、台湾侵攻→尖閣諸島→沖縄へと手を伸ばしくる可能性だってあるのだ。

今一度彼らにはチャップリンの『独裁者』を見て、独裁者がいかに滑稽で、愚かで、歴史の汚点として
名を残すかを再認識して欲しいが、その程度で考えを改める人間ならこういう状況にはなっていないだろうなぁ・・・。