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2022.06.28 21:06|農業
梅雨入りしてから17日。早くも梅雨明けしてしまった。
まとまった雨は2~3回しか降っていないし、こんな雀の涙程度の雨量じゃ人も野菜も9月まで続く暑さを乗り切れない。
まだ6月、しかも今年の夏は平年以上に厳しい暑さになると言われているのに、どーすりゃいいの・・・。

日照りによる農作物の不作は当然予想されるし、その上電力不足、物価高騰、不穏な世界情勢etc...
数え上げればキリがないほど不安要素が目白押しである。

あえて前向きに考えてみよう。
一足早い真夏に、暑いのが大好きなモロヘイヤは順調に大きくなっている。
しかしなぁ、10日ほど前に定植した苗にはまだまだ雨が必要なのだ。
7月上旬過ぎ頃戻り梅雨があるとの情報もあるので、それに期待するしかない。

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すでに暑気あたりらしき症状を何度か経験した今年。体がモロヘイヤを求めているのがわかる。
モロヘイヤとニンニクのスタミナスープさえあれば、日々の過酷な農作業にも耐えられるってもんだ。
2022.06.28 20:25|日々のこと
遅まきながら、ロボット掃除機ルンバデビューしました。
いわゆるサブスクのレンタルで、最初の三ヶ月は無料で3年使い続けたら自分のものになるというやつです。
機種はi7。販売価格を調べたら3年間のレンタル料金と差がなかったので、分割で買うのとほぼ同じですね。

長年紙パック掃除機を愛用してきましたが、それが壊れたのを機にサイクロン式に乗り換えました。
ところがこれが、たまに掃除機をかけると3分おきにメンテナンスランプが点灯するんです。
ふむふむそうか、この掃除機は我が家のようにマメに掃除をしない家向きではないのだと理解し、
その後紙パック掃除機に回帰。相も変わらず重たい掃除機をゴロゴロと引きずっていたのですが・・・。

引っ越したことで通勤に時間がかかるようになり、これからは家事の時間を究極までスリム化しよう!と決意。
雑誌クロワッサンを手当たり次第に読み返していたところ、故・辰巳渚さんがルンバを絶賛する記事を発見しました。

ルンバくんと愛情を込めて呼び、”同志であり、自分の分身のような存在”とまでルンバを頼りにしていた辰巳さん。
使い始めて日が浅い私も、ルンバちゃんの健気さと優秀さにすっかり魅了されてしまいました。
部屋を移動する度にコードを巻き取り、重い掃除機をゴロゴロ引きずる日々には二度と戻れません。

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(左)ホームベースで待機中のルンバちゃん。Wi-fiに接続し、アプリを通してスマホから指示を出すシステム。
(右)遠く離れた作業場からでも清掃の進捗状況が一目瞭然。時々、障害物で動けなくなった時などに
”ルンバちゃんが助けを求めています!”といったメッセージが飛んでくるのもご愛敬。

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清掃で部屋の配置を学習し家の見取り図を作成するマッピングという機能。これ
が実に優れもので、
何度か繰り返すと掃除する部屋を指定することができるようになる。色の濃い部分はゴミが多かった場所らしい。
2022.06.26 21:28|農業
連続出荷記録を更新し続けていた小ネギが、とうとう途切れてしまった。
次の収穫は早くて2週間後。モロヘイヤの方が先に採れそうだ。

気合いが空回りしている気がする。勢い込んで九条ネギ栽培に挑戦したはいいが、
定植が重なっていっぺんに収穫適期が来てしまった。あっちこっち採り
散らかしているうちに
露地の九条ネギにさび病が広がり、大きくなりすぎて倒伏。まったく、何をやってんだか。
こんな体たらくじゃあ、業務用の九条ネギ販売を主力にするなんざ夢のまた夢である。
気合いを入れ直さないといけない。いや、気合いよりも計画性と実行力を高めるのが先か。

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盛夏期用の品種は去年から中原のブラックキング一本にしたのだが、冷蔵庫に黒泉夏用の種が1㍑残っていたので育苗。
一昨年の種ながら、小ネギは冷蔵保存していれば4~5年は発芽率も落ちない。私が惚れ込んだ生育の早さは健在だ。
ネギの生育も順調なら草の勢いもすごい。このハウスの土はうちで一番と言っていいくらい良い土。しかし草の密度も濃くて
今はスベリヒユとカヤツリグサが表面を覆い尽さんばかりに隆盛を誇っている。スベリヒユは553で枯れるだろうが
カヤツリグサは中耕するか手で抜いていくしかない。かなりの大仕事になりそうだ。

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こちらは冬彦。耐暑性もそこそことは聞いているが、名前からして夏よりも冬の方が得意そうである。
細軸で葉色が大変濃く、見栄えの良い品種。ただ細い分収量はいまいち


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ハウス猫のマロ。兄のキィちゃんが姿を見せなくなって1週間くらい経つ。実家に帰ってくればお腹いっぱい食べられるのに
なんで帰って来ないのだろう・・・。キィちゃんの身に何も起きていないことを祈る。マロも一人っ子は寂しいはず。

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こちらは新しい家にすっかり馴染んだ様子のタマとタロ。周辺は田園地帯だし、両隣は空き家。居住中のお宅まで
数百メートル離れているこの家に来て、猫達を気兼ねなく外に出せるようになった。嬉しい。
イノシシや猿が出没して危険なため、私がいる早朝と夕方しか出さないようしているけれど、二人とも幸せそう。
そんな猫達を見ていると私もしみじみとした幸せを感じる。

2022.06.24 20:49|日々のこと
最近、ようやく引っ越し先での台所仕事に慣れてきたところです。
シンクやコンロの配置が前の家とまったく違ってたもんですから、最初の1週間はやりにくくて仕方ありませんでした。
食洗機に食器を収めるという動作一つにしても、強烈な違和感があったんです。
そのせいで料理をするモチベーションも上がってきませんでした。

十数年、それも毎日のことですから、場所も動きもすっかり体に馴染んでいたのでしょうね。
茶道や歌舞伎、舞などで、何年何十年と繰り返して身につける所作を型と呼んだりしますでしょ?
家事でも型ってあるんだなと感じた出来事です。今は少しずつ、自分に合うようカスタマイズしているところです。

荷造りの際、良い機会だとかなりの数の調理道具を処分しました。
20年以上使い込んできたのに最近急に目玉焼きがくっつくようになった18㎝の鉄のフライパン、
塗装がはがれてきたテフロン加工のフライパン、柄がぐらつく味噌汁用の小ぶりな雪平鍋など。
両手でないと持てなくなったスキレットは、処分しようか迷ったけれど持ってきました。重くてビクともしない蓋のおかげで
煮汁がよく対流し、このお鍋で肉じゃがを作るとお芋がほっこり美味しく仕上がるんです。

重い鍋が持てなくなってきたら、道具を始めとして生活全般を見直す時です、という石黒智子さんの言葉を思い出しました。
若い頃から女だてらに握力自慢だった私ですから、手のひらで握る力自体は衰えていないのですが、
ヘバーデンの影響で指の関節が物の重みに耐えきれなくなったといった方が正確かもしれません。

自分に無理をさせないためにどうしたら家事を省力化できるか知恵を絞っているところです。
2022.06.24 19:55|農業
下の写真、一見ラッキョウみたいに見えますが、れっきとした九条ネギです。

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2月に播種した九条ネギと小ネギの収穫適期が露地とハウスで重なり、全体的に採り遅れ気味です。
これはハウスの九条ネギですが、かん水が足りなかったのか根がラッキョウ状に膨らんでしまっています。
ネギは水が足りないと根がこういう風に肥大してしまうんですね。完全に管理不行き届きです。

しかし、最近の小ネギ品種はラッキョウ根になりにくく改良されているので、これほど見事なラッキョウ根は
久しぶり、というかあまり経験がありません。やはり九条ネギは原種に近い
分、ネギ本来の性質が
色濃く出てしまうようです。
2022.06.22 21:05|日々のこと
家を移る事を決めてから、引っ越し決行(大げさでなく)まで3ヶ月。
準備期間としては十分に見えますけども、仕事と並行して荷造りや諸々の手続き等をこなすとなると
とても余裕があるとは言えず、色々と準備が整わない状態で転居せざるを得ませんでした。

インターネットがつながらない等は大した問題ではなく、私が最も困ったのは冷蔵庫が1週間使えなかったことです。
前の家で使っていたものは15年以上経っていたので、知り合いから不要になった7年落ちの大型冷蔵庫を譲って頂く
手はずになっていました。ところがいざ搬入当日、なんと冷蔵庫が大きすぎて家に入らなかったのです!
玄関が通らないなら窓はどうだ、いや、そもそも台所に通じるドアが通らないんじゃ無理でしょ、ということで、
泣く泣く諦めました。

前の持ち主の方はドアを外して搬入したそうですが、我が家の場合ドアを外したとしてもダメでした。
で、結局その日に新しいものを買いに行ったはいいけれど、冷蔵庫の納入までに1週間かかると言われ、
その間人生初の冷蔵庫なしの生活を送ることになりました。

当初はなんとかなるだろうと楽観的に構えていたものの、これが想像以上に大変で
傷み易い生鮮食品はその日に食べる分を都度買いせねばならんので、メンドクサイ事この上なし。
納豆なら常温
に置いておいても発酵が進む程度で腐ることはないだろう、という私達の希望的観測とは異なり、
現代の納豆は冷蔵保存を前提に作られているためか、腐りはしなくとも粘りが失われ半分溶解した状態になるんですね。
で、これが実に美味しくない。有り難かったのは卵。卵は常温でも大丈夫でした。

一週間目玉焼きとインスタント味噌汁、サラサラした納豆で朝を乗り切り、夜はレトルト食品と外食中心の一週間でした。

そうして待ちに待った冷蔵庫の到着した時の喜びと言ったらありません。
物でも人でも、あって当たり前のものってないんだなぁ、もっと感謝しなきゃと思いました(その瞬間は)。
2022.06.21 14:33|日々のこと
5月末にバタバタと引っ越しをしてから二十日が過ぎ、普段通りの日常が戻りつつあります。
引っ越しのゴタゴタで疲弊していた体と心にも、少しずつ回復の兆しが見えてきました。

みなさんそうだと思いますが、引っ越しはとにかく疲れます。やらないで済むならしたくありません。
前回の引っ越しが30代後半頃だったと記憶しています。今思うと当時はまだ若く体力もありました。
そして51歳で迎えた今回は、気力体力を総動員し、山のような荷物と文字通り格闘した引っ越しでした。
こんな大変な思いをするのは二度とゴメンだというのが正直な感想です。
”人生最後の引っ越しだ!”と思えばこそやり抜けたのだと思います。

私にとっては10回目という節目の引っ越しだったわけでですが、何とも波瀾万丈でありました。
事情があって詳らかにできないのが惜しいですが、そのうち夫がこれを元に一本くらい書くかもしれません。

そんなこんなで落ち着いた先は、眼前に一面の田園風景が広がる大変のどかな場所。
畑からは遠くなってしまったんですけども、住むところには一家言ある夫がここしかないと惚れ込んだ場所で、
ほぼ私達の理想に近いと言って良いのではないかと思います。

ここが終の棲家になるのだと思うと感慨深いものがありますが、憧れの宮崎への移住は遠のいてしまいました。
いや、バリバリ稼いで宮崎に別宅を建てるという手もあるぞ。そうすればここを本宅にして、と。

まぁ、そういう想像をするのも、さらなる仕事のやりがいにつながって楽しいではないですか。ね?

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家の裏には鬱蒼とした森。夜から明け方までは山の主、イノシシが山肌を踏みしめる音がすぐ近くで聞こえてきます。
前の持ち主の方が丹精された庭には、梅、アジサイ、山椒、レモンなど多種多様な植物が植えられて。
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プロフィール

nonogu

Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん3人、後継者候補のアルバイト男性一人に研修生一人。主な栽培品目はアスパラ、ネギ、ホウレンソウ、ニンニク、里芋、落花生。

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