帰省1日目
2020.12.23 21:57|日々のこと|
前回帰省時に利用したJRのかもめでひどい乗り物酔いになったため、
今回は行き帰りとも九州号を利用。13時45分発の福岡→長崎便の乗客は10人未満。
コロナ対策もあるのかもしれないが、空席が目立った。こんなんで採算合うのか?と心配になるくらい。
GoToトラベルにギリギリ間に合った今回の宿は、大浴場のあるドーミーイン。
昔の東映ホテルだ。評価の高い朝食付きにした。

のっけから、ボソボソ何を言っているかわからないフロントの若い女性にイライラし、伝票のミミズののたくったような字に
ズッコけそうになる。おいおい、社員教育どうなっとんの?と腹の中で毒づく元ホテルウーマン。
肝心の客室はと言うと、『せまっ!』と思わず口をついて出るコンパクトさで、入り口から窓際まで約10歩で到達。
部屋の窓からピカピカのカンデオホテルやフォルツァ、リッチモンドホテルが見える。
は~、他のホテルにしとけば良かった・・・と落ち込む。
どーせ寝るだけだし、と腹をくくり、風呂くらい気の済むまで使わせてもらおうと早速ひとっ風呂浴びに大浴場へ向かう。
チェックイン開始直後の大浴場には私一人。冬至ということで、柚子がプカプカ浮いていた。2時間超のバス旅で固くなった
体の節々を伸ばし、リフレッシュ完了!その後は、妹との待ち合わせ時間までベッドでゴロゴロして過ごす。
今回の帰省の目的はあくまで父に感謝の気持ちを伝えることなのだ。
面会終了ギリギリの18時45分に滑り込みセーフ。部屋には一人ずつしか入れないとのことで、
初めて一人でHCR(HighCareRoom)の父に会いに行った。日によって認知症の程度に差があると
聞いていたので、果たして私のことをわかってくれるか不安を拭えなかったのだが・・・。
幸いにも、その日の父は意識がはっきりしていた。目を瞑り眠っているように見える父に、『お父さん、〇〇よ』
と呼び掛けると目を開け、『〇〇か?』と応えてくれた。妹から預かったチョコレートと、父が食べたいと言っていた
通りもんを食べさせる。胃腸からの栄養の吸収がうまくできないのだろう、『糖の全然足りんと』と言って、丸々1個
平らげる。とろみのついたお茶を含ませ、人心地つき、時間いっぱい話をした。
父と1対1で話をするのは久しぶりである。これまで出来なかった話がたくさんできた。
さんざん迷い苦労したけれど、最終的に自分に合った生き方を見つけることができた。
反抗して人並み以上に苦労かけたけど、育ててくれてありがとう、と伝えられた。
『お父さんの人生は幸せやったかねぇ?』と訊いてみた。
『どうやろうねぇ…、よしとせんばいかんやろうな』
父にも夢があったろう。口数の少なかった父が女ばかりの家庭の中でそのような話をすることは
ほとんどなかったが、一人の男としての父の思い、後悔や諦念を、私は何度か感じた事があった。
それでも、完璧とはほど遠かったとしても、私は、父は与えられた人生を精一杯生きたと思う。

実家の食卓では、母の手料理と東角の焼きそば、ちゃんぽん、お刺身という私の大好物がそろい踏み。
東角の焼きそばは会社のお昼と自宅の夕飯によく出前で頼んだもの。20年前、ひと皿500円という安さで、
しかも出前も1品からOKという一人暮らしには嬉しい店で、よくお世話になった。
焼きそばは値上がりしていたけれど、味は変わらず美味しかった!
そして、真打ちは宝来軒の皿うどん。妹が気を利かせてテイクアウトしてくれたものである。
やっぱ長崎の皿うどんはたまらんウマか~!この味は長崎でしか味わえない。
もっと頻繁に食べたいけれど、次回の里帰りまでお預けである。
今回は行き帰りとも九州号を利用。13時45分発の福岡→長崎便の乗客は10人未満。
コロナ対策もあるのかもしれないが、空席が目立った。こんなんで採算合うのか?と心配になるくらい。
GoToトラベルにギリギリ間に合った今回の宿は、大浴場のあるドーミーイン。
昔の東映ホテルだ。評価の高い朝食付きにした。


のっけから、ボソボソ何を言っているかわからないフロントの若い女性にイライラし、伝票のミミズののたくったような字に
ズッコけそうになる。おいおい、社員教育どうなっとんの?と腹の中で毒づく元ホテルウーマン。
肝心の客室はと言うと、『せまっ!』と思わず口をついて出るコンパクトさで、入り口から窓際まで約10歩で到達。
部屋の窓からピカピカのカンデオホテルやフォルツァ、リッチモンドホテルが見える。
は~、他のホテルにしとけば良かった・・・と落ち込む。
どーせ寝るだけだし、と腹をくくり、風呂くらい気の済むまで使わせてもらおうと早速ひとっ風呂浴びに大浴場へ向かう。
チェックイン開始直後の大浴場には私一人。冬至ということで、柚子がプカプカ浮いていた。2時間超のバス旅で固くなった
体の節々を伸ばし、リフレッシュ完了!その後は、妹との待ち合わせ時間までベッドでゴロゴロして過ごす。
今回の帰省の目的はあくまで父に感謝の気持ちを伝えることなのだ。
面会終了ギリギリの18時45分に滑り込みセーフ。部屋には一人ずつしか入れないとのことで、
初めて一人でHCR(HighCareRoom)の父に会いに行った。日によって認知症の程度に差があると
聞いていたので、果たして私のことをわかってくれるか不安を拭えなかったのだが・・・。
幸いにも、その日の父は意識がはっきりしていた。目を瞑り眠っているように見える父に、『お父さん、〇〇よ』
と呼び掛けると目を開け、『〇〇か?』と応えてくれた。妹から預かったチョコレートと、父が食べたいと言っていた
通りもんを食べさせる。胃腸からの栄養の吸収がうまくできないのだろう、『糖の全然足りんと』と言って、丸々1個
平らげる。とろみのついたお茶を含ませ、人心地つき、時間いっぱい話をした。
父と1対1で話をするのは久しぶりである。これまで出来なかった話がたくさんできた。
さんざん迷い苦労したけれど、最終的に自分に合った生き方を見つけることができた。
反抗して人並み以上に苦労かけたけど、育ててくれてありがとう、と伝えられた。
『お父さんの人生は幸せやったかねぇ?』と訊いてみた。
『どうやろうねぇ…、よしとせんばいかんやろうな』
父にも夢があったろう。口数の少なかった父が女ばかりの家庭の中でそのような話をすることは
ほとんどなかったが、一人の男としての父の思い、後悔や諦念を、私は何度か感じた事があった。
それでも、完璧とはほど遠かったとしても、私は、父は与えられた人生を精一杯生きたと思う。


実家の食卓では、母の手料理と東角の焼きそば、ちゃんぽん、お刺身という私の大好物がそろい踏み。
東角の焼きそばは会社のお昼と自宅の夕飯によく出前で頼んだもの。20年前、ひと皿500円という安さで、
しかも出前も1品からOKという一人暮らしには嬉しい店で、よくお世話になった。
焼きそばは値上がりしていたけれど、味は変わらず美味しかった!
そして、真打ちは宝来軒の皿うどん。妹が気を利かせてテイクアウトしてくれたものである。
やっぱ長崎の皿うどんはたまらんウマか~!この味は長崎でしか味わえない。
もっと頻繁に食べたいけれど、次回の里帰りまでお預けである。