2021.01.28 21:14|料理とパン、お菓子|
休日の火曜日にロールケーキを焼くのが定番になってきました。
と言ってもまだ2回目ですが。
今回は藤野真紀子先生絶賛のベルーエ・コンセイユ仕込みのロール生地です。
加藤千恵先生と柳瀬久美子先生の配合はバターが入りませんが、藤野先生のレシピはバターたっぷりの生地。
私世代の洋菓子研究家の二大巨頭である加藤先生と藤野先生ですが、作るお菓子のイメージはかなり対照的です。
加藤先生は現代風で軽やか。色使いと素材の組み合わせにセンスが光ります。
藤野先生はフランス菓子の伝統に根ざした重厚感を感じさせるお菓子で、甘みもわりとしっかりめ。
藤野先生の本、『語り継ぐお菓子たち』はたくさん持っているお菓子の本のうち、たぶん一番多く
読み返している本です。何がそんなに面白いのかというと、選りすぐりのお菓子のレシピもさることながら、
中にちりばめられた藤野先生のエッセーが楽しくて何度読んでも飽きないのです。
経歴やご本人が醸し出す雰囲気から一見してお嬢様育ちとわかる藤野先生。
この本の中では、『えっ、そこまで書く?』というくらい家庭内のあれやこれやが明かされているのですが、
それが全然嫌みでないばかりか、育ちの良さと素直なお人柄がうかがえて何とも微笑ましいのです。
国会議員になったり迷走していた時期もあった藤野先生ですが、近年はお菓子の国のお姫様として
しっかりご自分の本分を果たされているようで、一ファンとしてほっと胸をなで下ろしています。
『語り継ぐお菓子たち』の中に何度も名前が登場するフランスの製菓学校がベルーエ・コンセイユ。
このロール生地のレシピも藤野先生がベルーエで習ったものがベースになっているとのこと。
バター多め、別立てで作るリッチで美味しい生地です。
フランスにはリッツ・エスコフィエ、ルノートル、コルドン・ブルーといった有名な料理・製菓学校が数多くありますが、
ベルーエ・コンセイユはプロパティシェの再教育のための研修施設として開校し、現役の菓子職人達が世界中から
やってくるそうです。だから、花嫁修業学校の側面があるコルドン・ブルーなどとは一線を画す本格的な技術が学べるとのこと。
と言ってもまだ2回目ですが。
今回は藤野真紀子先生絶賛のベルーエ・コンセイユ仕込みのロール生地です。
加藤千恵先生と柳瀬久美子先生の配合はバターが入りませんが、藤野先生のレシピはバターたっぷりの生地。
私世代の洋菓子研究家の二大巨頭である加藤先生と藤野先生ですが、作るお菓子のイメージはかなり対照的です。
加藤先生は現代風で軽やか。色使いと素材の組み合わせにセンスが光ります。
藤野先生はフランス菓子の伝統に根ざした重厚感を感じさせるお菓子で、甘みもわりとしっかりめ。
藤野先生の本、『語り継ぐお菓子たち』はたくさん持っているお菓子の本のうち、たぶん一番多く
読み返している本です。何がそんなに面白いのかというと、選りすぐりのお菓子のレシピもさることながら、
中にちりばめられた藤野先生のエッセーが楽しくて何度読んでも飽きないのです。
経歴やご本人が醸し出す雰囲気から一見してお嬢様育ちとわかる藤野先生。
この本の中では、『えっ、そこまで書く?』というくらい家庭内のあれやこれやが明かされているのですが、
それが全然嫌みでないばかりか、育ちの良さと素直なお人柄がうかがえて何とも微笑ましいのです。
国会議員になったり迷走していた時期もあった藤野先生ですが、近年はお菓子の国のお姫様として
しっかりご自分の本分を果たされているようで、一ファンとしてほっと胸をなで下ろしています。
『語り継ぐお菓子たち』の中に何度も名前が登場するフランスの製菓学校がベルーエ・コンセイユ。
このロール生地のレシピも藤野先生がベルーエで習ったものがベースになっているとのこと。
バター多め、別立てで作るリッチで美味しい生地です。
フランスにはリッツ・エスコフィエ、ルノートル、コルドン・ブルーといった有名な料理・製菓学校が数多くありますが、
ベルーエ・コンセイユはプロパティシェの再教育のための研修施設として開校し、現役の菓子職人達が世界中から
やってくるそうです。だから、花嫁修業学校の側面があるコルドン・ブルーなどとは一線を画す本格的な技術が学べるとのこと。