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化学的土壌消毒は必須なのか

2019.02.13 19:17|農業
昨日、懇意にしている種屋に注文の電話をかけた。

うちでは毎年この種屋を通して長ネギ用の培土「ガッチリ君」を40袋ほど購入していたのだが、
「今年は培土どうします?」と言う種屋に、昨年失敗して懲りたので、今年から長ネギはゼロにするから
培土は不要になった事を伝えた。

この種屋の担当営業マンは、長ネギの育苗時期にうちの育苗ハウスを何度も訪れており、多い年には
500枚近くの長ネギ苗が並ぶ壮観な様を目にしている。あんなに熱心に取り組んでいたのになんで?
という種屋の疑問が電話越しにも伝わってきた。失敗の原因を踏み込んできかれたので、幾度かのドカ雨と
干ばつで最終的に全体の半分以上の苗が消えてしまったことを打ち明けた。

「・・・それは、ほぼ立枯れでしょうね。消毒はしたんですか?」
「殺菌剤の散布は定期的にしてました」
「いえ、定植前の土壌消毒ですよ。ピクリンとか」
「土壌消毒はしたことないんです。ピクリンはちょっと怖いし・・・」
「片岡さん、それじゃあ絶対立ち枯れが出ますって!なんで私達がわざわざ種子消毒してると思います?
 培土は別としても普通の環境では畑の土が無菌ということはあり得ないんです。土壌消毒してない土だと、
 雨が降ればそいつらが悪さして立ち枯れが発生するんですよ」

「そうなんですか?調べたらチャガラシが緑肥としては燻蒸効果があるらしいから、
 それで何とかって思ってるんですけどね」

「いーや、それじゃあ限界があります。苗作りは問題ないんだから、作物関係なくタチガレンとかピクリン
 したら劇的に良くなるはずですよ。普及所か農協に行って一度相談してみるといいですよ」


注文の電話で思いがけず説教を食らってしまった。いやいや、説教ではなくアドバイスだな。
しかしピクリンはやっぱり怖い。まだバスアミドの方がましそうだけれど、う~ん。

ハウス小ネギのボトリチス、落花生の褐斑病、ニンニクの根腐れにホウレンソウの立枯れ、どれも
土壌病害だ。出来る範囲で手は尽くしてきたが、いまだに決定的な対処法を見いだせていない。

やはり殺菌剤の茎葉散布と耕種的防除だけでは限界があるのだろうか。
考えさせられる種屋との会話だった。

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永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん一人、アルバイトの男の子一人。主な栽培品目はネギ、アスパラ、落花生、ほうれん草など。

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