永香農園日誌

毎日ホウレンソウの収穫調整に追われているパートのＭさん。
現在収穫中のサカタのプログレスが、この暖かさでグングン大きくなって気が焦っている様子が見て取れる。
「夢に出てきそう」というＭさんに、責任感の強さを感じて頼もしく感じると共に何だか申し訳なくなってしまった。
収穫が後手に回ってしまうのはひとえに栽培責任者である私の不手際なのだから。

今春のホウレンソウは、慎重の上にも慎重を期し、１週間以上ずらして播種したのだけれども、
プログレスは中早生種ということもあり、４月にもなると生育スピードが急に上がってくるのだ。
来年は２月末～３月頭の播種分はもう少し生育が緩やかな品種にした方がいいかもしれない。

日曜はＨ夫妻が研修に来る日で、今日は奥さんの方が別の作業から中抜けしてＭさんの調整作業の
補佐をしてくれた。そのおかげで、Ｍさんの予定に間に合う時間に終えることができて大変助かった。

このＨ夫妻の奥さんのＭさん（またまたややこしい！）、ご主人のＫ君より５才上の姉さん女房だそうだ。
研修に来始めて未だ３回目ではあるが、機転が利いてとても優秀だと夫からの評価が大変高い。
確かに、わずかな時間しか接していない私でも、Ｍさんが周囲への目配りができる人であるのがわかる。
機転の利く人材というのは組織を動かす人間にとっては非常にありがたいもの。
”やはり女性は優秀だなぁ”との思いがさらに強くなった。


今晩の雨の予報に期待して、今西の畑にホウレンソウを播種した。一番手前の畝３本は、播種後一度も雨が降って
いないのにポツポツ芽が出ている。こういう時、植物の力はすごいと感じる。


トラクタで耕耘したばかりの畑にエサを探しに来た、二羽のセグロセキレイ。尾羽をピコピコ動かしながら、
畑をチョコチョコと素早く歩き回る可愛い鳥。