働く主婦は忙しい。
帰宅途中に買い物を済ませ、帰ったら一息つく間もなくご飯の支度。
その合間に洗濯物を取り込んで畳み、お風呂を洗う。後片付けを終えてお風呂に入り、
8時過ぎにようやく自分の時間が持てる。
うちは夫婦二人なのでまだ楽な方だと思う。
子育て中の働くお母さんの多忙さは私には想像もつかない。
月に何度か、電池が切れたみたいになって何をやる気力もわかなくなる。
そういう時は、「疲れて料理する気にならない」と外食を提案し、近所のスシローか中華料理屋に食べに行く。
年がら年中自分の作ったものを食べていると、人の作ってくれた料理は殊更に美味しく感じられる。
夫は、よほど美味しいと感じた時以外は料理の感想を言わない。
我ながら失敗作だと思いながら出す料理の時も同様であるから、それはまぁ助かる。
世のご夫君の中には、不味いときだけ感想を言う人もいるらしいので、そういう旦那さんに比べると我が夫はまだましである。
とはいえ、やはり一生懸命作った料理を無言で食べられるのは寂しいし、作った甲斐もないので、
美味しいと思った時くらいは言ってほしいなぁと思う。
かつては夫も、私の作る料理に涙を流さんばかりにいちいち感動していた時期があった。
そういう夫の態度に触発され、期待に応えようと私も発奮した。一汁三菜の基本に忠実に、
肉体を酷使する夫の栄養に配慮した献立作りに心を砕き、夫の”うまい”の一言でますますやる気になった。
一番の原動力は美味しいものを食べさせたい気持ちだった。
月日が過ぎ、気が付いたら同じような献立の繰り返しになっていた。
働きながら家事をそつなくこなそうとすると、必然食事作りにしわ寄せがいく。
日々新しい献立に挑戦するよりも作り慣れたものをローテーションする方が断然効率的だからである。
しかし毎度代わり映えのしない料理ばかり食べさせられては、美味しいもへったくれもないだろう。
と、夫の心の声を勝手に分析し、たまには新しい料理にも挑戦せねばとあれこれ試している最中である。
最近圧力鍋の出番が増えた。30年前に清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったフィスラーの圧力鍋は
これまで部材ひとつ交換したことはないが、どこにもガタがきておらず、ドイツ製の面目躍如といったところ。
今日は圧力鍋で柔らかくした豚スペアリブを大根と合わせ、醤油味のこってりとした煮物にした。
夫はこういう肉の塊がゴロっと入った煮物をことのほか喜ぶのである。
こういうガッツリ系は夫のためだけに作るもので、自分用には作らない料理だ。
(左)冬大根と比べるとやや固い春大根を米のとぎ汁で柔らかくなるまで煮る。圧力鍋に水を注ぎ、醤油、みりん、砂糖で調味。
スペアリブを加えて8分加圧。大根を加えて煮詰める。永香農園自慢の九条ネギを山盛りに。
(右)豚肉に豊富なビタミンB1は疲労回復に効果があり、アリシンが豊富に含まれるネギやニンニクと一緒に摂ると
吸収量が上がる。我が家では豚肉料理にネギやニンニクは必須。
帰宅途中に買い物を済ませ、帰ったら一息つく間もなくご飯の支度。
その合間に洗濯物を取り込んで畳み、お風呂を洗う。後片付けを終えてお風呂に入り、
8時過ぎにようやく自分の時間が持てる。
うちは夫婦二人なのでまだ楽な方だと思う。
子育て中の働くお母さんの多忙さは私には想像もつかない。
月に何度か、電池が切れたみたいになって何をやる気力もわかなくなる。
そういう時は、「疲れて料理する気にならない」と外食を提案し、近所のスシローか中華料理屋に食べに行く。
年がら年中自分の作ったものを食べていると、人の作ってくれた料理は殊更に美味しく感じられる。
夫は、よほど美味しいと感じた時以外は料理の感想を言わない。
我ながら失敗作だと思いながら出す料理の時も同様であるから、それはまぁ助かる。
世のご夫君の中には、不味いときだけ感想を言う人もいるらしいので、そういう旦那さんに比べると我が夫はまだましである。
とはいえ、やはり一生懸命作った料理を無言で食べられるのは寂しいし、作った甲斐もないので、
美味しいと思った時くらいは言ってほしいなぁと思う。
かつては夫も、私の作る料理に涙を流さんばかりにいちいち感動していた時期があった。
そういう夫の態度に触発され、期待に応えようと私も発奮した。一汁三菜の基本に忠実に、
肉体を酷使する夫の栄養に配慮した献立作りに心を砕き、夫の”うまい”の一言でますますやる気になった。
一番の原動力は美味しいものを食べさせたい気持ちだった。
月日が過ぎ、気が付いたら同じような献立の繰り返しになっていた。
働きながら家事をそつなくこなそうとすると、必然食事作りにしわ寄せがいく。
日々新しい献立に挑戦するよりも作り慣れたものをローテーションする方が断然効率的だからである。
しかし毎度代わり映えのしない料理ばかり食べさせられては、美味しいもへったくれもないだろう。
と、夫の心の声を勝手に分析し、たまには新しい料理にも挑戦せねばとあれこれ試している最中である。
最近圧力鍋の出番が増えた。30年前に清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったフィスラーの圧力鍋は
これまで部材ひとつ交換したことはないが、どこにもガタがきておらず、ドイツ製の面目躍如といったところ。
今日は圧力鍋で柔らかくした豚スペアリブを大根と合わせ、醤油味のこってりとした煮物にした。
夫はこういう肉の塊がゴロっと入った煮物をことのほか喜ぶのである。
こういうガッツリ系は夫のためだけに作るもので、自分用には作らない料理だ。
(左)冬大根と比べるとやや固い春大根を米のとぎ汁で柔らかくなるまで煮る。圧力鍋に水を注ぎ、醤油、みりん、砂糖で調味。
スペアリブを加えて8分加圧。大根を加えて煮詰める。永香農園自慢の九条ネギを山盛りに。
(右)豚肉に豊富なビタミンB1は疲労回復に効果があり、アリシンが豊富に含まれるネギやニンニクと一緒に摂ると
吸収量が上がる。我が家では豚肉料理にネギやニンニクは必須。