永香農園日誌

愛用していた有田焼の急須の蓋が壊れたので、常滑焼の急須を買った。
私達は、毎朝大きめのコップになみなみと注いだルイボスティーを飲むのが日課なのである。
であるから、急須の容量は少なくとも４００㏄以上は欲しい。

蓋が壊れてからも接着剤でくっつけて使っていたのだが、いよいよダメになり、いざ探し始めると
これがなかなか気に入ったものに出会えない。良いなと思ったものは容量が小さかったり、
容量を満たしてもデザインが好みでなかったり、結局この急須に決めるまで数ヶ月かかってしまった。


実家の急須と湯飲みも常滑焼だった。今は全国の焼きもの産地から洒落た急須がたくさん出ている。
だから手元に届いた地味な急須を見て、もっと可愛いのにすれば良かったかな、と少し後悔した。
けれど実際に使ってみると、それまで使っていたポット型のものとは使い勝手が全然違うのである。

まず、蓋が本体に寸分の狂いもなくぴったりはまる。これは気持ちがいい。
そして注いでいるときにお茶がボタボタ漏れない。前のポット型急須は結構漏れていた。
そして一番感動したのは湯切れの良さ。シャーッと注げて、スパッとお湯が切れる。
私は、見過ごされがちな細部にこそ物作りの姿勢が反映されると思っているが、縁あって私の元にやってきた
一個の急須から、それひと筋に励んできた技と誇りを感じた。常滑焼と言えば急須、急須と言えば常滑焼。

私もそんな百姓にならねば、と常滑焼の急須に物作りの姿勢を教わった気がする。

１８号で目に付く萎縮したホウレンソウを持ち帰って試食。
アブラムシの食害を受けたホウレンソウでこのような葉の縮れが起こるので、
てっきりそうだと決めつけていたのだけれど、もしかして病気とか生理障害の可能性もある。

検索して調べてみてもまだ原因がよくわからない。
とりあえず食べてみて味に問題がないようなら、軽症のものは出荷することにした。

　
（左）これは軽症だが、ひどいものは葉が細く縮れ、まるで紐みたいになっているのでヒモホウレンソウと名付けた。
（右）バター炒め。茎の歯ごたえがしっかりしているかなという気はするが、味に問題はない。よし、出荷しよう。

一連の小室さん騒動で気を揉みすぎて体調を壊したという、大の皇室ファン・辛酸なめ子さんほどではないにせよ、
私も眞子様と小室圭さんの御結婚問題に注目する国民の一人でして。

最近は毎日のように上がってくる小室さん親子のよからぬ話に、気持ちがザワザワして落ち着きません。
小室さん親子にまつわるエピソードはもはや出尽くした感がありますので、今さら説明するまでもないでしょうが、
私は小室圭さんからは羽賀研二と同じ胡散臭さを感じるんです。親子共々、言葉巧みに相手を操る術に
長けているのは間違いないと思われますし、内親王殿下を落とすなど朝飯前だったはず。

それにしても、畏れ多くも内親王殿下を口説くなどと、身の程を弁えないとはこの事です。
ホストクラブにでも就職していれば、その才能を遺憾なく発揮できたでしょうに。

ですが親の背中を見て育った息子さんがそのような思考の持ち主になってしまったのは、
仕方がない面もあると思います。見方を変えれば彼も母親の犠牲者と言えなくもありません。

ご当人達は結婚はあくまで個人的問題と、国民の懸念を意に介す様子もないですが、ことはそれほど
単純ではないと思うんですよね。現在この結婚への反対意見を見ても、御降嫁の際に国庫から支払われる
一時金に対する不満が大半です。日本人は税金の使い道には敏感に反応しますが、そればかりに
気をとられると本質を見誤ります。

私が思う最大の問題は、二千年以上の歴史を持ち、無私の心で日本国の平和と安寧を祈り続けてきた皇室と、
結婚詐欺まがいの行いも厭わぬ怪しげな親子が縁続きになってしまうという点です。いわば無私を体現する
象徴のような存在の家に、意地汚い心根を持つ人間の血が入り混んでしまうわけです。

意地汚い。飲食物や金品に対する欲が強い（広辞苑より）。これほど言われて屈辱的で、しかしこれ以上に
小室さん親子の行いにふさわしい言葉もないのではないかと。むしろこれ以外の言葉が思い浮かびません。

思うに、小室さん親子が眞子様がもたらすであろう有形無形の利益に固執しているのと同様、いえそれ以上に
眞子様も小室圭さんとの結婚に固執しているように見えます。眞子様が皇室を出たくてたまらないという話は
以前から漏れ伝わっていました。眞子様はご自分を皇室という不自由な世界に幽閉されたとらわれの身で、
小室圭さんはそこから解き放ってくれる白馬の王子様に見えているのかも知れないと。

そこまで言うのならお好きにどうぞと言いたいところですが・・・。おそらく３人での生活が始まれば、早々に魔法は
解けるでしょう。元々小室圭さんの眞子様に対する愛情も感じられませんし、案外早く目が覚めるのではないでしょうか。